一人で頑張らないパートナーシップを手に入れる 〜インナーチャイルドを癒やして一人で頑張らない私になる〜

インナーチャイルドを癒やして一人で頑張らない私になる

子どもの頃に作った心が傷ついていることでパートナーシップ(恋愛、夫婦関係)に影を落としてしまうことがあります。今回は、子どものころの癒えてない思いが、パートナーに悩みを隠しがちになったり、一人で頑張りすぎたりする現象を生んでいたケースをご紹介します。

 

●インナーチャイルドを癒やしてパートナーシップが良くなる

カウンセリングでインナーチャイルドを癒やしたことで、パートナーシップ(恋愛、夫婦関係)が良くなっていったケースがあります。

逆の言い方をするとインナーチャイルドが傷ついていたことで、恋活や婚活が上手く行かなかったり、パートナーシップが上手く行かなかったり、パートナーシップでのトラブルが起きてしまったり、パートナーシップで幸せ感を感じる時間を少なくしてしまうことがあるんですね。

過去の傷が今の恋愛、夫婦関係に影を落としちゃうことがあるんです。
でも、大丈夫!癒やすことで幸せなパートナーシップにしていけますから。

皆さんにとって、何かのヒントや参考になればと思いまして、インナーチャイルドとパートナーシップとの関係についてのケースをいくつかご紹介しますね。

 

●インナーチャイルドとは

まず、インナーチャイルドとは何なの?と思われた方もいらしゃるかと思いますので、インナーチャイルドとは何のことなのかという説明からしていきますね。

インナーチャイルドとは、子どもの頃に作ったマインド(心、精神構造、メンタル)のことです。

子どもの頃に作ったマインドは、子どもの時だけ使うものではなく、大人になっても使い続けたりします。

子どもの頃に良い体験によって作られたマインドが大人になっても使い続けられていて、大人になった生活にプラス効果を及ばしてくれることがあります。
例えば、子どもの頃に自信になるような体験をして、子どもの頃に作った自己肯定感が、大人になっても自己肯定感が高い状態で恋に取り組めているなどです。

逆に、子どもの頃に傷ついた体験をしたことによって作られたマインドが、大人になっても使い続けられていて、それが大人になってのパートナーシップにマイナスの影響を及ぼしてしまうことがあります。
子どもの頃に傷ついた体験で作られたマインドのことを、傷ついたインナーチャイルドという言い方をしたりします。

 

●さみしさを隠して頑張った子ども

A子さんは彼に自分の弱いところを見せれませんでした。

本当に悩んでいることほど彼に相談できないし、本当にしんどいことほど彼に言えません。
弱っている時ほど何でもない顔を作ってしまうのです。

今までは、悩みがあっても、しんどいことがあっても上手く隠してきたのですが、メンタル的にかなりきついことがあり、隠してきれないくらい精神的にしんどくなりました。
いつもは空元気や笑顔を作って上手にしんどい気持ちを隠してきたのですが、今回は、気を抜くと笑顔が消えてしまうようなしんどさでした。

そんな、A子さんに更に問題が起きました。

A子さんは、めでたく結婚することになったのです。

なぜ、めでたく結婚することが問題なのかというと、独身だと悩みがあり、しんどかっても彼と会う時にだけ上手く隠せばいいのですが、結婚すると、彼とずっと一緒にいることになります。
A子さんは思ったのです。このしんどさを、これからは隠し通すのは難しいなぁ・・・・と。

それを問題視したA子さんはカウンセリングを受けることしました。
彼の前でしんどいという顔が出てしまわないように、今抱えているしんどさが少しでも軽くなればと思ってカウンセリングを受けてみることにしたのです。

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カウンセリングでA子さんに提案しました。
カウンセリングでしんどい気持ちを楽にしていくだけではなく、彼氏にも悩みを相談できるようになって自分に変わっていくことを目指してみませんか?と。

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想像してみてください。
もしも、仮にですが、あなたのパートナーがいたとします。
あなたのパートナーが本当に悩んでいて、苦しんでいる時に、その悩みや苦しみを隠して一人で抱えていたとしたら、あなただったらどんな気持ちがするでしょうか?

さみしい気持ちなったり、つらい気持ちになる方は多いのではないでしょうか?

それは、逆の場合も同じことが言えます。
あなたが一人で悩みや苦しみを抱えていると、あなたのパートナーはさみしかたり、つらかったりするかもしれません。

だから、もし、あなたがA子さんと同じように一人で抱えてしまう方だったら、なるべく一人で抱えないでくださいね。

A子さんにも、その理由からの提案でした。
A子さんのパートナーにさみしい気持ちや、つらい気持ちを抱かせないようにするためにも、相談できるようなA子さんに変わっていくことを目標にしてみませんか?という意味での提案でした。

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カウンセリングをしていくと、あることがわかってきました!
子どもの頃の体験が、今の恋愛にマイナスの影響を及ぼしていたのです!!

A子さんの妹さんは産まれながら大きな病気を持っていました。
妹さんは入院が必要な生活でした。

ご両親は交代で、幼い妹さんの付き添いで病院に泊まり込んでいました。

A子さんのお世話は、お婆ちゃんがしてくれていました。

ご両親は交代で泊まり込んでいるので、片方はお家にいるのですが、泊まり込みで疲れているので帰ってきてもA子さんのことをかまう元気はあまりありません。
疲れているのですぐに寝てしまいます。

A子さんは、お父さんや、お母さんに話を聞いてもらう、遊んでもらう、日常のお世話をしてもらう、寄り添ってもらう時間は充分とは言えませんでした。
妹さんが幼いと言っても、A子さんも幼かったので、お父さん、お母さんとの時間を充分に取れないのはさみしいという思いがありました。

しかし、A子さんは、それは言いませんでした。

さみしいと言うと、両親にも、お婆ちゃんにも心配をかけると思い言わなかったのです。
そして、なんとも思っていないふりをして、上手くそれを隠したのです。
A子さんはそんな優しい子だったのです。

本当に上手く隠したので、ご両親も、おばあちゃんも、A子さんの寂しさに気づきませんでした。
気づかなったのでフォローもされませんでした。
大人達から「さみしい時は隠さず言ってもいいんだよ」とフォローはされなかったんです。

こうして、A子さんには、愛する人に負担をかけないように、つらさを隠して一人で頑張るインナーチャイルドのマインドが作られていったのです。

このマインドが大人になって愛する人(彼)には、悩んでいても相談せず、一人でつらさを抱えようとする要因になっていたのです。
今の状況は、当時の状況とまた違っているのにもかかわらず、当時のマインドのままA子さんは生きていたのです!

A子さんは、子どもの頃の本当はさみしかったを癒やし、インナーチャイルドにもう一人で抱えなくて良いことを教えていくカウンセリングとセラピー(心理療法)を何度もしていきました。

インナーチャイルドが癒えていくと、A子さんは彼にも悩みを相談し、つらい気持ちを分かちあえるようになっていきました。
そして、彼に支えてもらうことができるようになっていきました。

もう一人で悩んで、一人でつらさを隠して、一人で抱えて生きなくてよくなったでした。

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もし、あなた心の中にも、一人で抱え込むインナーチャイルドがいたら、あなたのインナーチャイルドに一人で抱えなくて良いよと教えてあげてくださいね。

(続)

 

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この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。