イカの話

こんにちは、カウンセリングサービスの中山です。

この間、知人と話をしていて思ったのですが、我ながら私って“どうでもいい話”ばかりしてるなぁと思ったのです。
思い返すとなんだか、いつもくだらない話ばかりしているんですよね。

みなさんも経験したことありませんか?
延々と続く、男性(彼)の身の無い話(笑)

どうやら私もそういうタイプらしいです。

この間なんかはお互いに、好きな寿司ネタって何?という話をしていて、
イカは・・・あまり食べないなぁという話から、
じゃあ何イカなら食べたいと思う?という話になり(私はホタルイカです)、
お次はイカの種類や足の本数の話へと流れ、
最終的には、“そういえばイカって水族館で見ないよね”という話に辿り着いたのでした。

・・・何でしょうねぇ。

水族館にイカがいないからって私達がそこまで困ることもなければ、そうした質問をされることは今後の人生でもまず無いでしょう。
そして、いま考えなければいけないことでもない。

興味の無い人にとっては、これほど“どうでもいい話”も無いだろうと思いますけれどね。

だとしても、そこを「ああだこうだ」と考え、冗談を飛ばしながら笑い合っていくのがとても楽しいんですよ。
私、そういう話をしているのが好きなんですよね。

で、私のみならず。

私が今までに見聞きした情報を元にすると、男性の中には、こういった“身の無い話”が好きな方もたくさんいるようなんですよね。
気の合う仲間内だと、中身がスカスカな話ばかりしていることもあるようですが、むしろそれがとても楽しいと感じたりするようです。

自分がしてしまったバカなお話や、誰かがやらかしたアホみたいなお話など、そうしたことを面白おかしく話したり聞いたりすることで、厳しく忙しい日常から離れ、楽しさや面白さに触れたいと思う方も少なくないようです。

元々、男性は子供の頃から我慢の躾(しつけ)を受けることが少なくありません。
その結果、感情を抑えるのは得意になるのですが、その代わりにか、感情の自由な表現や動きが鈍くなってしまうことがあるようです。
それをざっくりいうと、“感情の扱いが苦手”になってしまっているとも言えます。

日々のお仕事や暮しの悩みなどでしんどさを抱えたとき、男性はそれを心に押し込めること(=我慢)は出来るかもしれません。
でも、そのしんどさは解消されている訳ではなく、心の奥に残っていたりします。
男性は感情の扱いは苦手ですから、その奥にしまわれた感情を発散させることも上手く出来なかったりします。
ですから、そんなしんどい感情から一時でも離れるために、楽しいことや軽い話題って、必要なのかもしれませんね。

言わば、そうした中身の無いようなお話などは、一部の男性にとっては貴重な息抜きの時間になっているのかもしれませんね。

でも女性の皆さんからすると、そういうお話をしている男性達って、ちょっとおバカに見えてしまうこともあるでしょうか。
たまにはアカデミックなお話もしていたりするようですが、普段の生活にはあまり役に立たないものだったりするのかもしれませんね。

さて、そうした一部の男性達が交わしているお話ですが、女性の皆さんはそれを冷ややかな目で見ていたりしませんか?

ええ、お気持ちは分かる気がしますよ。

そして、そんな男性達の中身が無いようなお話に対して、どう反応したらいいのか分からないという皆さまは、ご自身の感情にとても正直な方でいらっしゃるかと思います。
良いことですね。

でも、そうした男性達からすると、出来ればあなたが一緒に笑って聞いてくれる方が嬉しいものだったりするようです。
なぜなら、あなたが自分のことを理解してくれたような感覚や、自分のセンスを受け入れてくれたような感覚を感じるからです。
さらに、共に楽しむという“つながり”を感じられる場面でもあるようです。

ここはちょっとあなたの寛容さが試される場面でもあり、“愛をさらに大きくする”チャンスであるのかもしれませんね!

そして、そうした男性達にどういった反応をしてあげたらいいかは簡単です。
男性側が(自分では)面白い・興味深いと思ったお話をしてくれているのであれば、共感を示してあげたり、そこを褒めてあげるのが良いと思うんですね。
そのお話が面白いと伝えるのも良いですが、「〇〇さんっておもしろいですね」などと本人を褒めるような伝え方をしてあげられると、より多くの癒しを感じてもらえるかもしれませんね。

***

さてさて、ここからはイカの時間です!(笑)

私達のにわか知識で上がったイカの種類はこんな感じ。
やりイカ、甲イカ、スルメイカ、アオリイカ、ホタルイカ、大王イカ。

もっと詳しい方はいくらでもいそうですね(^^;)

また、イカの足に関してですが知人曰く、足は全部で10本だけれど、実はそのうち8本は足で、外側の2本は手なんだよ、というお話でした。
(触腕っていうんですって。)

そして“なぜイカがあまり水族館にいないのか?”なんですけれどね。
これは分からなかったので、ざっとですが調べました。簡単にいうと飼育管理がとても大変だからだということのようです。

どんなに大変かというと、イカは・・・

・少しの傷でも命に関わってしまうくらいデリケート。
・だから捕獲・運搬の際にも傷が付かないように気を付けないといけない。
・そもそも捕獲できる機会も(特に赤ちゃんイカは)あまり無いらしい。
・捕獲できても運搬中や飼育中に共食いをしてしまうことがある。
・水槽では上手く回遊出来ない種類は、壁(ガラス)にぶつかって傷付いてしまう。
・振動や急な照明の変化でもびっくりしてしまう。
・びっくりした勢いで壁(ガラス)に衝突して傷付くことも少なくない。
・びっくりして墨を吐いちゃう。
・その墨で、水質が汚れていろいろと大変(特に甲イカはすごいらしいです)。
・水質の悪化にもデリケート。もちろん命に関わる。
・とてもグルメ。餌は新鮮(生餌)じゃないとほとんど食べないらしい。
・こんなに苦労しても、長期の飼育は困難。
・なぜなら、そもそも基本的にイカの寿命が1年くらいだから。

ね?イカの飼育ってとても大変らしいんです。
食べるために生簀(いけす)に入れておくのと、長期的に飼育をしていくのでは、その難しさは天と地ほどの差があるんだそうです。

ですから、もし水族館でイカの展示が観れたなら、それはきっと水族館や飼育員さんの日々の努力の賜物なのでしょうね。

とまあ正直、「ふーん」程度のお話かもしれませんが、こういったお話を誰かしらにでも一緒に楽しんでもらえたなら、やっぱり私もすごく嬉しく思います(^^)

お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

さまざまなタイプの男性の心理分析に高い評価を得ており、恋愛・パートナーシップ・片思いなどの問題解決を得意としている。また、人の眠る才能や魅力を引き出すことで、自己価値の改善や自己承認をサポートしていくカウンセリングにも定評がある。ゆるい人柄と落ち着きのある声も人気である。