●我が家の長女、携帯を無くすの巻

先日、帰宅をすると・・・娘が「携帯がない」と半べそをかいて、
彼に電話をしていました。
電話を終えた娘に、「携帯どうしたの?」って聞くと
「なくした」と返答。涙をいっぱいこらえての表情でした。
携帯電話を無くす・・・自分の身に置き換えてみても
すごく不安でショックだなぁ・・・と感じました。
今までの、みんなとのやり取りのメール。
何より、連絡先を無くしてしまう事。
娘などは、音楽のダウンロードなどをしていましたので
それにかかったお金。
みんな、一瞬にして手元から無くなってしまう感覚になると思います。
娘の気持ちを考えながら・・・
頭をなでなでしながら「緊急停止した?」と聞くと「まだ」とのこと
「ショックやったなぁ~!悲しいなぁ~」と頭をなでなでしつつ
「緊急停止のお電話をコールセンターにしなさいね」と伝えました。
その後、しばらく、お部屋に閉じこもり
(泣いてるのを見られたくなかったようです)
出てくると、自分でコールセンターへ電話をかけて
お手続きを済ませていました。
基本「自分で出来ることは自分でする」が基本の我が家。
出来ないこと、手に負えないことは助け合いますが、出来ることは
自分でしなさいと言う育て方をしてきました。
でも、この「自分でしなさい」と言うのも、なかなか親側としては
根性がいるもの・・・・
ついつい、おせっかいをして「電話するから!早くいいなさい!」と
娘を追いたてそうになるのですが、心中はらはらしつつも見守ります。
保育士時代。「子どもの力を信じる保育」と言うものを学びました。
自分の足で歩き始めた子どもには、出来るだけ自分で歩ける機会を作ります。
反対に、歩けるけども、抱っこをし続けたり、バギーに乗せていることが
習い性になってしまうと、その子の歩く力。好奇心。探究心などを
どんどん削ぐことになる。心と身体の成長を阻害するのだと・・・
もちろん、時と場所は選ばないといけませんが、「自分で出来る」事は
その能力を最大限に使える機会を作ることが、子どもの成長を助けることに
繋がっていくのだと、教わってきました。
そんな姿勢を持ち子育てをしてきた事。教わってこれたことが
ありがたいことだなぁ~と思う瞬間でもありました。
自分で、社会に適応していく。
ピンチのときに、自分で事を済ませて行くことが出来る。
これは、何よりも、自信に繋がっていくものであると思いますし
解決していく事が自分で出来るんだと、学んでくれたらいいな・・・
と、いつも思います。
さてさて、娘の携帯電話ですが
次の日、私の元夫(娘の父です)より電話がかかってきましたので
出てみると・・・「みいきち(娘)携帯、無くしてない?」とのこと
「おお!無くした言うてた!」と返答をすると・・
なにやら、近所に住んでる人が、たまたま散歩中、道に落ちているものを
拾ってくださったのだとか・・・電話帳を探して、「父」と書かれた
元夫のアドレスへ電話をかけてくださったのだとか
それで、元夫は、その方のところへ携帯を取りに行き戻ってきた!
と、言う次第でした。
次の日でしたので、娘も携帯電話屋さんへ次の機種を買いに行く前でしたので
本当に喜んでいました。
世の中には、良い方がたくさん居るのだということに感謝。
連絡経路として、また、引き取りに行ってくれた元夫に感謝。
余計なお金をつかわず、携帯電話が戻ってきたこのタイミングに感謝。
娘をしからずに、じっくり見守ることが出来たおかげで
みんなに感謝が出来、とっても恵まれている事を実感できた出来事でした。

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