40代女について

相談者名
しょうこ
女としてまったく魅力がありません。43歳になりました。
これまで結婚したこともありません。
もう10年ほど誰ともお付き合いしていません。

もういろんな意味で驚いています(苦笑)
男性に愛されることもなく、選ばれることもなく結婚すら出来ず、当然子供を持つこともできずかといって、仕事で部下がいて役職があってバリバリ仕事をしているわけでもなく…何も得ていないなーと思うのです。
正直なところ、もう一度誰かを好きになり、その好きな人と付き合いたいと、身の程知らずな希望を持っています。
身の程知らずだから、妥協もできず結婚もできなかったんだと思います。
3年くらい前にお付き合いをしてほしいと言われたことがあったのですが、男性として見ることが出来ないのでお断りしました。
年齢的にも見た目も断れるほどお前はいい女なのかよってツッコミどころ満載ですが、それでもこれはもう感覚的なもので、人としては優しいとは思うのですが、男性として見るとどうしても私には無理でした。

だから、無理に付き合うくらいなら1人でいたほうが私はそれで良いと思っているのですが、そう思いつつ、時に寂しくなったり先が不安になったり、このまま孤独に人生が終わっていくことに恐怖も覚えます…。
でも、年齢的にも見た目的にも終わっています。
女性らしい顔や身体に生まれたかったです。
綺麗な顔じゃないことだけで女性としてかなり不利な状況なのに、若くはないし私には女性としての魅力がありません。
綺麗で生まれてくれば、選択肢がたくさんあったはずなのに…
とりあえず、見た目が良ければ男性はブスよりきれいなほうが良いのでとっかかりはたくさんあると思います。
それに芸能界に入れば、男女関係なく普通では会えない人に出会えたり交流が持てたり一般人ではとうてい経験できないことも経験できる可能性は高いです。

ブスな上におばさんなんて救いようないですよね〜。
なんの相談だか支離滅裂で申し訳ありません。
こんな女でもまた誰かと恋愛できるのでしょうか。
こんな終わってる人生に光(異性関係だけではなく)が差すことなんてあるのでしょうか。

ばばあのくせに甘えた内容ですみませんでした。

カウンセラー
大谷常緑
しょうこさんこんにちは。
初めまして。ご相談を担当させていただく大谷です。よろしくお願いします。私も、年齢を重ねるということはそれなりに失うものが沢山あるなぁとつくづく感じる今日この頃です。
若い時には、「若さも大きな財産」などと言われてもピンとこなかったのですが、最近はそれが納得できるようになってきました。

さて、しょうこさんはご自分のことをとてもひどく評価されていることがすごく気になりました。
時として、私たちは理想の自分を持ち、それと今の自分を比較して「ああ、そうではない」と落胆します。
ご自身で“女としてまったく魅力がありません”とご自分を評価されているのですが、本当にそうなのでしょうか?
“3年くらい前にお付き合いをしてほしいと言われたことがあった”とのお話ですが、その男性はしょうこさんに魅力を感じたからこそ、そのようなお話をされたのではないでしょうか。
しょうこさんがその男性を選ぶかどうかは別の話で、しょうこさんに魅力があるからこそ、おつきあいをしたいと思う男性が現れたのだと思います。
もう少し、自分の価値を素直にお認めになられてはいかがかと思います。
おそらく、しょうこさんが勝手に「こんなところ魅力にならない」とか「こんなことは普通」と思っておられるところにも魅力が一杯詰まっているのではないかと思うのです。
それを見直してみられることをお勧めします。
具体的な方法としては、他人と比較したり、理想の自分と比較したりするのではなく、自分の魅力を20個程度考えてみてください。
どんな些細なことでも結構です(単に、自分の中で些細と感じているだけですから)。
とにかく、ひねり出してください。誰か気心が知れた人に尋ねてみても構いません。
そして、その20個の魅力を抵抗なく受け入れることを心がけてください。
きっと最初は「そんなの魅力じゃない」と恥ずかしさや自分の今までの価値観が崩壊するような感じがして抵抗する声が心の中に響くことと思いますが、受け容れようと努力してください。ある時には言葉に出して、ある時にはその魅力を持った自分をイメージしてください。
少し時間がかかるかもしれませんが、そのうちに見方が変わってくると思います。
ご自身の魅力が感じられると同時に、友達や同僚、近所の人など周囲の人の今まで見過ごしていた魅力にも気づかれるのではないかと思います。
そうすると、人間という生き物に対する理解が深まっていくのではないかと思います。
様々な人に、色々な魅力は備わっているものです。

“こんな女でもまた誰かと恋愛できるのでしょうか。”
「はい、できます」というのが答えです。
しょうこさんがその気になれば必ずできます。
恋愛するには出会うことが必要ですね。
そのような機会を積極的に作ってみてください。
もし、同じパターンでおつきあいをしない様にしたり、関係性を壊したり、相手が関係性を壊したりするパターンがある様であれば、しょうこさんにおつきあいすることに何らかの心理的抵抗があると考えられます。
その場合は、その抵抗を緩めたり取り除く必要がありますので、カウンセラーに相談してみてください。

“こんな終わってる人生に光(異性関係だけではなく)が差すことなんてあるのでしょうか。”
まだまだ終わっていませんよ。
私たちは、心理的には自分のストーリーを描き、そのように生きようとします。
これは心のかなり奥深い部分の作用で、今自分の人生に光がさしていないと思われるのであれば、そのような結果になるように無意識のうちに選択しています。
しょうこさんはとても情熱を感じたい方だと見受けしましたが、何らかの心の動きがそれを感じない様に邪魔をしているのだと思われます。
ここで大切なことは、勝手にそのような状況が出来上がっているという考え方をしてしまうと、自分で変化をさせることはできません。
他人任せの人生になってしまいます。
そうではなくて、自分で選択してこの人生を歩んでいると捉えると、人生は自分の手に戻ってくることになります。
先ずは、“終わっている”のではなくて、これからいくらでも自分で変化させる事ができるし、自分の人生が活きるも殺すも自分次第だと思い直してください。
自分の人生を他人任せにしないでください。
その上で、先ずはしょうこさんが感じたい情熱を感じられるようにするにはどのような見方や行動をすればよいか考えてみてください。
どのような情熱が本当に感じたいものなのか、それをどのように自分は制限してきたのか、その制限を外すにはどんなものの見方や感じ方をしていけばいいのかを考え、実行することが今宣言していることを外す一歩になると思います。
ただ、ここにも抵抗する心の囁きがありますので、自分が前に進むには何を選択すればよいかという観点から道を選択してください。
自分の人生を取り戻すのをお一人で行われるのは困難が予想されますので、私達カウンセラーの力を利用されることをお勧めします。

回答がお役にたてれば幸甚です。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。