大丈夫、でも、いや、もっと・・・

相談者名
デモ子
常に二つの思いと葛藤しています。
自分を持っていると思っているし、自分が好きです。
このままで大丈夫と思う一方、いや、間違ってるぞ。
何とかなるさ→なるわけないじゃん。
過去を振り返り、後悔はしてないのですが、あの時こうしていたら・・・と考え込み。
未来を見て、楽しみで希望があるのと同時にうまくいかなかったらどうしよう、と無意味に不安に思ったり。
今を大事にしなければと思い、今を楽しむと、現実逃避しているだけじゃないのだろうか、という考えにとらわれ。
他人の成功談を読んで、なんで私は、と自己嫌悪に陥るのですが、次の瞬間、「成功が羨ましいだけで、別にこの方みたいになりたいとは思ってないわ。
自分は自分」と元に戻る。
情報にもとても踊らされます。
気持ちの起伏がゼロか百かで激しいので、自分でも疲れます。
自分は自分で頑張ってると安心させるために、何かと比較しているようです。
ですから、他の人に自分の悩みを相談しても、他の人には悩みと映らず、「で?自分で解決してるじゃん。
アドバイス求めてないじゃん。
何を悩んでるの?」とよく言われます。
こういった自分の欠点も含めて、自分が好きですが、疲れます。
元々考え過ぎな性格ではあるのですが、自分の気持ちをうまくコントロールしたいです。
カウンセラー
吉村ひろえ
デモ子さん、こんにちは。
はじめまして、担当させていただく吉村ひろえと申します。
よろしくお願いします。

常に二つの思いで葛藤しているのは心にとても負荷がかかりますよね。
右へ行こうとする私 と 左へ行こうとする私 が居たとすれば、心も体も半分に分かれてしまうほどの負担がかかっているようなものです。
ですので、デモ子さんがおっしゃるように疲れるのも無理はないですよね。

> このままで大丈夫と思う一方、いや、間違ってるぞ。
> 何とかなるさ→なるわけないじゃん。
> 過去を振り返り、後悔はしてないのですが、あの時こうしていたら・・・と考え込み。
> 未来を見て、楽しみで希望があるのと同時にうまくいかなかったらどうしよう、と無意味に不安に思ったり。
> 今を大事にしなければと思い、今を楽しむと、現実逃避しているだけじゃないのだろうか、という考えにとらわれ。

相反する気持ちが存在し、行き来している様な状態ですね。
これは、≪エゴの声≫ と捉えることが出来ます。
私たちが前に進もうとしたり、幸せになろうとする時に 「もう傷つかないために」「失敗
しないために」 自分を守ろうという心理が働くのですね。
≪エゴの声≫ は”怖れ”が動機となっていますので

>いや、間違ってるぞ。
>なるわけないじゃん。
>うまくいかなかったらどうしよう、と無意味に不安に思ったり。
>、現実逃避しているだけじゃないのだろうか、という考えにとらわれ。

と、自分を否定したり、自分を信頼出来ず疑いが出てきたり、自分は楽しんではいけないような気がしてしまいます。
なにかネガティブな思いが浮かんできたときは、「これは≪エゴの声≫なのかもしれないぞ?」 と思ってみて下さい。
それからもう一度 「自分を信じて楽しむことを自分に許そう」 と選び直してください。

> 自分は自分で頑張ってると安心させるために、何かと比較しているようです。

デモ子さんは、とても自分に厳しい人なのかもしれません。
もしかすると完璧主義でいらっしゃるのかもしれませんね
誰かや何かと比べなくても、自分なりにベストを尽くせたなら自分にOKを出してあげ
てくださいね。

自分の気持ちをうまくコントロールできるといいですよね。
けれど、誰しもこのままではイケナイと思うこともあるし、不安になることもあります。
≪エゴの声≫ に惑わされることもモチロンあります。
出てきた感情を、なかったことにしようとしたり感じないようにコントロールしようとする
のではなくそんな自分も受け容れてあげてくださいね。

自然な気持ちを一旦そのまま受け入れる、そして選ぶ。
“コントロール”というよりは”選ぶ”ということを意識されてみて下さい。
そうしているうちにデモ子さんの気持ちも少しずつ落ち着いてくることと思います。

デモ子さんがデモ子さんらしく自然体で過ごされますように。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦、浮気、離婚などのパートナーシップから対人関係、子育て、また、死や自己受容のテーマなど幅広いジャンルを得意とする。 女性的で包容力があり、安心して頼れる姉貴的な存在。クライアントからは「話しをすると元気になる」「いつも安心させてくれる」などの絶大なる支持を得ている。