主人が心配です

相談者名
マロン
主人30歳私33歳子供1歳です。
最近主人の携帯を見るとメールが全て削除してありました。
予測変換で「あ~ん」まで変換してみると
「セフレ」「おっぱい」「触りたい」など・・・
主人は「知らない」の一点張りです。
送信履歴や受信履歴のメール相手は主に
結婚する前に出会い系で知り合った年上で大人な女性、
幼馴染女性、男友達でした。
出会い系の人はお互いに彼氏彼女を募集していたわけでなく
友達を募集していて意気投合しやましいことはないと
言っていますが信じていいのか分かりません。
それから電話の発信履歴を見ると女性へ何件かかけていたのですが
非通知設定をしてかけているのが何件かみつかりました。
普通にかけて出ないと非通知でかけてみたり
非通知でかけたあとに普通にかけてみたり・・・
その相手もメールと同じ出会い系の人や
彼が中学時代に思いを寄せていた女性でした。
中学時代の女性は近所に住んでいて一度車ですれ違ったときに
説明され、綺麗で大人っぽい人です。
主人は家でとてもやさしく家族を大切にしてくれていますが
この件で心の底に何か大きな不満や
満たされないものが渦巻いているのではないかと不安になりました。
出会い系の人とは私と結婚してからもたまに遊んだりしていたようです。
私が子供に構ってばかりで寂しい思いをしていたのでしょうか?
私と付き合う前は7年間中学の同級生と付き合っていましたが
振られてしまったそうです。
同級生の輪を崩したくない為に、付き合っていることは殆ど誰にも
話さなかったようで秘密主義で変わった所があります。
別れてから不眠症になり今でも隠れて精神安定剤を飲んでいます。
(処方箋がおちていました)
普段はとても明るく振舞っている主人ですが
裏になにかあるのではと不安で仕方ありません。
今回出会い系の人などの連絡先を一切消し連絡を
取れなくしてもらいました。
しかしこのことで満たされない何かがさらに大きく膨れ上がって
しまわないか急に心配になりました。
主人は年上に惹かれるようで母性に飢え、私に不満があるかもと
主人に聞いても「そんなことない。凄く幸せだ」と
言うばかりです。アドバイスお願いします
カウンセラー
三島桃子
マロンさん、はじめまして。今回担当させていただく三島桃子と申します。どうぞよ
ろしくお願いいたします。

ご主人の携帯から推測される外での様子、マロンさんにとってはショックだったこと
でしょう。また、マロンさんの前でご主人が見せる姿とはかけはなれている感じで、
そのことにも戸惑っていらっしゃる雰囲気が伝わってきます。

そんな中で、ご主人を心配されているマロンさんのお気持ちには、とても温かいもの
を感じます。これからどうしたらご主人にとってもマロンさんにとってもいい方向へ
動いていくのか、一緒に考えてみましょう。

外での行動は、いわゆる「女遊び」をしているような様子がある。一方で、家庭では
よき夫で、よき父親。そして不眠症があり、精神安定剤の服用とそれを隠している。

まずは、こういったことから見えてくるご主人というものを考えてみたいと思いま
す。

一般的に言って、結婚している男性にとって、奥さんの存在はとても大きいものがあ
ります。一見当たり前に聞こえるかも知れませんが、男性にとっての奥さんの存在の
大きさは、奥さんが想像するよりもっとずっとすごいものです。

男性は本能的に、「オレの女はオレが守らなければならない。状況によっては命をか
けてでも守るのが男だ」という感覚があります。男性にとって、奥さんというのは、
命をかけて守るほど大切な存在です。「スーパー特別な存在」なのです。

だからこそ、誰にも甘えない男性が、奥さんにだけは甘える、ということがよくあり
ます。奥さんだけは特別なのです。

ところが、特別だからこそよけいに甘えられない、というタイプの男性もいます。自
分の弱さやふがいなさを見せたら、きっと奥さんに嫌われてしまうと感じるので、怖
すぎてそんなことはできないわけです。こういう人は友だちにも、親きょうだいにも
弱みを見せられないことが普通です。おそらくご主人はこういうタイプなのではない
かと思います。

もしそうだとしたら、ご主人の中には「理想的ではない自分は嫌われる、見捨てられ
る」というような思い込みがあるということが考えられます。こういう思い込みを
「観念」といいますが、ご主人の「観念」は、おそらくは生まれ育った環境や家族関
係の中でできあがったものだと思います。

仕事や家庭では理想的な自分であろうとする。それが一番安全で安心なことだと思っ
ているのです。でも、理想的な自分でいようとすることは、いつもどこかがんばって
気を張っていないといけないので、しんどさもあるわけです。

この状態をずっと続けていると精神的に追い詰められていきます。不眠症も、きっか
けは失恋だったかもしれませんが、そういうストレスがベースにある可能性が大きい
と思います。そして、どこかで息抜きしてバランスをとろうとしたときに、「女性と
遊ぶ」ということになったのではないかと思います。

遊び相手の女性なら、自分の不完全なところを見せて嫌われても、他にまた捜せばい
いだけのことですから、気がラクです。理想的な自分でなくてもいいということは、
ご主人にとって、とてもほっとすることであり、他では味わえないリラックス感が
あったり、リフレッシュできる感覚があったのかもしれませんね。

(人によっては息抜きのために選ぶものがアルコールになることもあるし、パチンコ
などのギャンブルになることもあります。)

こういうご主人のために奥さんであるマロンさんがしてあげられること。それは、表
面的には理想的な部分しか出せないご主人を、そのまま受け入れてあげることです。

「そうか、不眠症になってしまうほどのしんどさを抱えているのね、理想的でなけれ
ば、って思ってしまうのね、そういう状態でがんばっているのね、それならそれでい
いと思うわ、そのままのあなたを私は受け入れるから安心してね」、と、そんな気持
ちでご主人に接してあげると、たとえ言葉では何も説明しなくても、ご主人はとても
ほっとするはずです。

そして、段々とマロンさんに甘えることができるようになり、「女遊び」でバランス
をとる必要が小さくなっていくと思います。世界で一番大切な人が、自分の弱さも含
めてそのまま受け入れてくれるとしたら、人間にとってこれほど嬉しい事はありませ
ん。

ご主人が「幸せだ」とおっしゃっているのは本当だと思いますよ。ぜひ、そこも信頼
してあげてもらえたら、と思います。

最後に、マロンさん自身のことが少し気になるので、書かせていただきますね。

文面から何となく感じることなんですが、実は、マロンさん自身が、誰かに甘えると
か、自分の感情を素直に出して誰かに受け止めてもらう、ということが苦手ではない
ですか?ついついいろんな感情を表に出さずに、自分の中で事故処理してしまってい
ませんか?

また、できるだけちゃんとしてないといけない、不完全な自分は人に見せないように
しないと、という気持ちがないでしょうか?

もしそうだったとしたら、マロンさん自身が甘え上手になったり、不完全な自分でい
いんだ、と素直に思えるようになると、ご主人も人に甘えることができるようになっ
たり、不完全な自分を素直に出せるようになっていきやすいんです。ですから、ご自
分の気持ちと向かい合ってみることにもよかったらチャレンジしてみてください。

この辺りの事、よくわからない感じがしましたら、初回無料の電話カウンセリングな
どもぜひご利用になってみてくださいね。

マロンさんのことを応援しています。
ご相談ありがとうございました。

三島桃子

この記事を書いたカウンセラー

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