40すぎても男性嫌悪症のまま

Мさんはパートナーが欲しいと思っていらっしゃるのですね。
人生を一緒に歩いてゆける、お互いを大事にしあえるパートナーと出会えたら素敵ですよね。
Мさん自身は、男性に恋愛感情を抱き、男性とお付き合いもして結婚もしたいと思っていらっしゃる。
けれど、いざお付き合いが始まると、キスやセックスはおろか、手をつないだり触れ合うことすら気持ち悪くなってしまわれるのですね。
なぜでしょう？

もしかすると、Мさんご自身がご自身の女性性を嫌っておられないでしょうか？

>友達である間は仲良くしておりましても、彼氏となりお付き合いが始まりますと、気持ち悪くて、手をつなぐのも触れあうのも嫌ですので、あっという間に別れます。

人として、友達としてお付き合いするのは抵抗がなくても女性という対象で見られる関係になると、気持ち悪くなるということですので、“男性を嫌悪している”というよりは

『私を女性として見る男性に嫌悪する』

という風に見ることが出来ます。
それはМさん自身が　『女性としての私』　を嫌悪している、と見ることが出来ますがいかがでしょうか？

私たちは、幼児の頃は男女関係なく一緒に遊んだりお風呂に入ったりしますよね。
このころは、あまり男女の違いを意識していません。
しかし、徐々に「男の子」「女の子」の違いを意識するようになり、思春期の頃には男女の体型の違いや、女の子は生理が始まったり、男の子は声変わりをしたりと、決定的に違う性別を意識せざるを得ません。
なので、とてもお転婆で男の子とも平気で取っ組み合いをしていた女の子が思春期の頃に急にしおらしくなったりするのも、「私は“女性”なのだ」とハッキリ認識しやすいからともいえます。

Мさんは、男性に女性として見られた時にご自身の“女性性”を感じて気持ち悪くなられているのではないでしょうか？

過去に男性との辛い体験などなく、家庭環境も普通とのことですので、Мさんご自身は　「ん？私は女性だし、別に女性としての私を嫌ってるわけではないけど？」　と思われるかもしれません。
しかし、家庭環境は普通でも「母親が男女関係のことには厳しかった」とか「思春期の頃に男の子に胸が大きい、とからかわれた」「大人になりたくない私」など、意外なことがМさんの心にひっかかっているかもしれません。

男性嫌悪をなんとかしよう！というよりは、女性性、「大人の女性としての私」をいかに受け入れてゆくか、が鍵になってくると思います。
女の子・女子、では無く、“女”　の私です。

よかったらカウンセリングなども利用してМさんの心を探ってみてください。

Мさんが素敵な男性と出会い、お互いを受け入れあい愛し合えるパートナーシップを築いていかれることを祈っています。

ご相談ありがとうございました。