失恋と家族の病気

相談者名
かな
はじめまして。私は38歳のシングルマザーです。小学生の息子が一人います。

2ヶ月前に失恋しました。
別れ際「だから(私と)仲良くなるのが怖いって最初に言ったでしょ」と言われました。確かに彼は私に連れ子がいることに迷い、そう言ってましたが、子連れでない女性との交際を強く勧めたにも関わらず私を選んだのは彼です。交際前、彼は私の気持ちを確認する前から「この年齢だから結婚をできる相手か考えてからしか付き合えない」と言いつつ私に連れ子がいることに葛藤し「仲良くなるのが怖い」と確かに言っていました。子連れでない女性との交際を強く勧めましたが、私を選んだのは彼です。

またレイプの経験がある私は体の関係に恐怖があり「結婚を口に出したなら真面目に将来を考える覚悟がないと手を出して欲しくない」と念を押し、彼は同意の上で関係を持ったのですが、最後には「そもそもそっちがシングルマザーだから…」「結婚がプレッシャーだったんだよね」との言葉でした。

私にも色々原因がありました。関係を持ちながらも彼から将来を考える話が一度も無く不安になった私は重荷だったでしょう。だから途中から私を嫌いになったのなら耐えられます。
でも別れ際に謝り続ける私に対し、最初に遡ってまで彼自身の気持ちを否定されたこと、彼は結婚を真面目に考えていなかったと気付いたことで深い絶望を感じました。

加えて、失恋する直前に実母が深刻なガンで入院し余命も知れない状態になりました。今は退院していますが転移があり、何よりも本人が鬱状態で希死願望を口にするようになりました。

その状態の母を支え、家事育児仕事をしているうちに、動悸息切れ、気分の落ち込み、食欲低下が続きました。精神科を受診したところ「うつ状態」で抗鬱剤を処方されました。

彼は私に色々愚痴り続けることで「心を病まずに済んだ。ありがとう」と言って去っていきました。愚痴の聞き役に対してだけ感謝されました。そんな彼のせいで私が心を病むなんて悔しすぎます。屈辱です。

自分のするべきことは、ちゃんとこなせます。
「鬱病」ではなく「鬱状態」なのだ、気の持ちようなのだ、と
抗鬱剤を飲みたくなくて、もがいています。まだ飲んでいません。

別れ際の言葉に深いショックを受けて未だ苦しいものの既に彼に未練はないのですが、この言い表しがたい精神状態とどう付き合えばいいのでしょうか。

可愛い息子のために笑って過ごしたいのです。
よろしくお願い申し上げます。

カウンセラー
ながのひろみ
かなさん、こんにちは。
担当させていただくながのひろみです。どうぞよろしくお願いいたします。ただでさえお子さんを抱えての生活は大変だろうと思うのに、
彼との出来事、そしてお母様のご病気と辛いことが立て続けにあって
しんどい日々を送られたことと思います。
それでも、かなさんが息子さんのために笑顔で過ごせるようになりたい
という気持ち、心から応援せずにはいられません。息子さんのためにも、
楽しく笑って過ごせる毎日を少しずつ取り戻していきましょうね。

さて、メールを拝見させていただいて感じたのは、二人にとっては結婚することが、
とてつもない高いハードルを飛び越えるように感じていたということです。
かなさんはシングルマザーであることや過去の体験の分の高さがありましたし、
彼にとっては責任という意味でその高さに圧倒されていたように思います。

しかし、お二人ともその高いハードルを前に何度もためらい、迷い、逡巡した末に、
おつきあいされることに至ったわけですね。
かなさんは自分の不安を彼の言葉を信頼することで彼を選ばれましたし、
彼はかなさんの魅力にひかれる気持ちが何よりも大きくて大切にされたので、
葛藤よりもかなさんを選ばれたのだと思います。

そして、二人ともだんだんと仲良くなって二人の距離が縮まり、
どんどんその高いハードル=結婚に近づいてくるようになると、
彼は結婚への責任というところで立ち止まり、
かなさんはシングルマザーである自分を彼が本当に受け入れてくれるかしらという
不安で止まってしまったように思います。
ここであえてお伝えしておきたいのは、彼がプレッシャーを感じていたのは
かなさんの事情ではなくて、自分の感じる責任の重さだったということです。

彼が責任感が強くてなかなか結婚の決断ができないようなんですという話は
よく耳にしますが、それはそれだけ相手を守ってあげたいとか幸せにしてあげたい
という気持ちが強いあまりに、それができなかったらどうしようと考え込んで
決断できなくなってしまうんですね。

文面だけはどこまで彼が自分の気持ちを話されたかはわかりませんが、
私なりに彼の言葉を補足させてくださいね。

「 君がとても魅力的で好きという気持ちが大きくなって抑えきれずにつきあい始めた。もちろん、つきあうからには“この年齢だから結婚をできる相手か考えてからしか
付き合えない”と思っていたし、僕を信頼して過去のことを打ち明けてくれた君のことを大切にしたいと思ったから “真面目に将来を考えて”付き合うことを選んだ。

でも一方で、“仲良くなるのが怖い”という気持ちも確かにずっと持っていた。
“そっちがシングルマザーだから”、君と君の子供を二人とも本当に幸せに
できるんだろうか、守れるんだろうかと思うと何度も不安になった。

二人の距離が近まるにつれて、最初に思っていた幸せにしたい気持ちから
幸せにしなければならないという気持ちにも変わっていって、
“結婚がプレッシャー”になっていった。
僕が何も言わないから君が不安がっているのもわかっていたけれど、
かえって何も言い出せなくなった」

別れ際に彼が自分の気持ちを伝えるたびに、かなさんは自分が責められているような
感覚になり、謝り続けられたのだと思います。
彼はハードルを越えることがきなかった自分を責める度合いだけ、かなさんに苛立ちをぶつけた会話をしたかもしれません。彼も言葉足らずだったとは思います。
でも彼が本当に伝えたかったのは、かなさんを責める言葉ではなくて、
最後まで乗り越えられなかった自分の葛藤と弱さだったと思います。

今回かなさんにとっては悲しい結果になりましたが、かなさんは彼にとって
十分魅力的な女性に映っていましたし、大切にしようと思っていた相手だからこそ
おつきあいが始まったのです。
その彼が好きだといってくれていたかなさんの魅力をどうぞ受け取ってくださいね。

人が笑顔で過ごすときは、誰も責めていないときと言います。
相手もそして自分も責めていないときなんですね。
かなさんが最終的にたどり着く目標は笑顔の自分=誰も責めていない自分です。

でも、そこに至るまでには、いろいろな愚痴がいっぱい出てきていいと思うんです。
なぜなら、かなさんはたくさん我慢も遠慮もされてきたからです。
気持ちを溜め込んだまま頑張って前に進むのはしんどいと思います。
どうぞ感情のお掃除に私たちカウンセラーを使ってくださいね。
かなさんが心からの笑顔で過ごせますように応援しています。

今回のご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

ながの ひろみ

恋愛、人間関係、自己啓発、ビジネスなどのジャンルで、わかりやすい理論と感覚的なセンスを用いてアプローチしながら、優しく柔らかな雰囲気で包み込むカウンセラー。 ブレない安定感となごませる会話で「あるべき姿に気付かせてくれる」「いつもセンターに戻してくれる」と高い評価を得ている。