無価値感の心理学(1)~止まったら死んじゃう回遊魚人間~

頑張りやさん、働き者というのは良いこと。

頑張りやさん、働き者の方とお会いしていると、休めない頑張りやさんや、働き者のタイプの方とお会いすることがあります。
休むと落ち着けなかったり、何もしていないというのは居心地が悪くなってしまったりするようです。それは夢に向かって頑張るのとは違い、何かに追われるように頑張り続けてしまっているようです。

その裏にある心理を探していくと、“無価値感”という言葉がキーワードになってきます。無価値感とは自分の価値を上手く感じられない感情。
その感情があるとなぜ休むことができないのか?その感情が作り出す罠とは?なぜ、そのような感情を持ってしまうのか?無価値感を解消していく方法とは?を4回に分けてお送りします。お楽しみに。

頑張りやさん、とか働きものという言葉がありますね。カウンセラーのお仕事をしていると、頑張りやさんの方や、働き者の方とお会いすることが多々あります。

「よく、そんなに頑張れましたね!」と、時には、びっくりする お話をお聞きすることがあります。

そんな頑張りやさんや、働きものさんとお話していると、時々、休めない頑張りやさんや、働き者さんとお会いすることがあります。

休まない頑張りやさん、働き者さんではなく、休めない頑張りやさん、働き者さんなのです。お話を詳しく聞かせていただくと、頑張り続けていないと落ち着かないとか、居心地が悪くなるというお話を聞かせていただくんです。

疲れていても、しんどくても頑張り続けていないと、落ち着かないそうなのです。
逆に、暇だとどうしていいかわからず、何かすることはないか探してしまうというお話も聞きます。

「私、止まったら死んじゃうんですよね」と、まるで回遊魚のようなことを、見事に言い切ってくださる方もいます(笑)

笑い話になっているうちはいいんですが、疲れきっていても休めないとなると、しんどいです。また、空き時間や、何もしない時間ができると苦痛を感じてしまうのもしんどいです。疲れたときには一休みが必要です。

止まったら死んでしまうと本人に思わす心理の裏には、なにが隠れているのかカウンセリングしていくと、“無価値感”というキーワードが見え隠れすることがあります。

無価値感とは、自分の価値を上手く感じられない感情です。

自分の価値を上手く感じられず、自分のことを過小評価してしまったりします。
無価値感が強いと、そのまんまの自分では人に認められたり、愛されない(そんな価値がない)と感じるたりするんです。だから頑張ってしまうのです。

すると頑張ってるから認められているし、役にたってるから必要とされているのであって、そんな自分をやめると、人から認められないし、愛されないという、無価値感からくる恐れを感じます。そして止まらず走り続けてしまうようです。

それは夢に向かって走り続ける感覚ではなく、追われているように走り続けてる感覚なのでしんどいのです。追われるように感覚から解放され、一休みを手に入れるには無価値感を癒すことがキーワードになるようです。

>>>『無価値感の心理学(2)~頑張らないと愛されない?無価値感の罠~』へ続く

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。