感謝の力はすごいのです(4)~関係性が良くなる言葉~

「ありがとう」と感謝をすると、感謝した本人の心があったかくなりますが、言われたほうも気分が良いです。

そんな言葉ですから「ありがとう」を伝えていくと、関係性がよくなることが多いんです。しかし、伝えてみたところ相手の反応がイマイチな時もあります。そんな時は訳があるんです!ありがとうを伝えて、仲良くなりたい人との関係性を良くしてみませんか?

●関係性が良くなる言葉

「ありがとう」と感謝をすると、感謝した本人の心があったかくなりますが、言われたほうも気分が良いです。
感謝をされるというのは気持ちがいいものですね。

感謝には承認の成分が含まれています。
感謝をされた人の行為、労力、善意、想いなどを承認します。
言われた方は報われた気持ちがします。

そんな言葉ですから「ありがとう」を伝えていくと、関係性がよくなることが多いんですね。

実際にカウンセリングでも、パートナーとの関係が良くなった、親子関係が良くなった、職場での人間関係が良くなったとの声を多々お聞きします。
離婚話をしていた夫婦が仲直りした例もあります。

●根気強く感謝を伝える

最近、心の距離が少し離れていた夫との関係を良くしようと頑張っているA子さん。
「ありがとう」を使って、夫との関係を改善しようと思いました。

『どんなことに感謝をしようかしら?』そう考えていると、結構いろいろでてきたんです。
そして『出会えて一緒になれたことに感謝するわ』と心から思ったんです。

勇気を振り絞ってこの感謝を夫に伝えてみました。

「えぇ・・・と、あの・・・」
「どうした?」
「あの・・・あなたと出会えて良かったと思っているの、出会ってくれてありがとう」
「どうしたの?なにか高いものでも買ったのか?」

そんな夫の言葉を聞いて、『もう2度と感謝なんかするものか!』と心のシャッターがガラガラと下りる音がしたA子さんなのでした。

少しコメディータッチの例えでしたが、このようなことは実際にあるんですね。
「ありがとう」を伝えたけど反応はイマイチだったとか、「ありがとう」を伝えたけど相手が心を開いて近づいてくる様子は無かったとかです。

しかし、反応がイマイチだとしても嫌な感じはしていないと思うんですね。
感謝をされて嫌な思いはされませんから。
「どうしたの?」というような反応が返ってきたとしたら、この関係で感謝をされなれて無いのかもしれません。

反応がイマイチの場合は、感謝を伝え続けてみてください。

伝え続けると感謝をされることになれてきます。そして感謝をされているという嬉しい気持ちが、相手の心に少しずつ蓄積していきます。

「僕のほうこそありがとう」というように相手の反応が良くなったり、心の距離が縮まり出したりし始めるまで、結構時間がかかるものです。
カウンセリングでは、だいたい3ヶ月~6ヶ月で変化が起こり始めたとお聞きすることが多いように思います。

関係性を良くしようと感謝を根気強く伝えている時は、時には『感謝を伝えても、あんな素っ気ない反応だと辛いな』と心が折れそうになることがあるかもしれません。

感謝の気持ちを持つことが本筋で相手を変える為に感謝をしているのではないのですが、自分ばかりが頑張っている気持ちになってしまうこともあると思います。辛くなることもあると思います。

そんな時は、一人で頑張らずに誰かのサポートを受けて支えられながら根気強く感謝を伝えることにチャレンジしてみてくださいね。
一人で頑張っていると辛くなる時がありますから、一人で頑張りすぎないでくださいね。

「ありがとう」と感謝の気持ちを持つ時は、感謝をしている本人が良い気持ちになります。
その上、人間関係を良くなっていくと更に良い気持ちになれますね。
感謝を使って幸せな気持ちを感じる時間を増やしてみませんか?

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。