デッドゾーンの心理学(3)~義務と役割と規則~

デッドゾーンについてのカウンセリングをしていると、義務と役割と規則というキーワードがでてくることが多いです。

この義務と役割と規則のことを私は消耗3兄弟と勝手に名付けて呼んでいるのですが、それくらい心を消耗させてしまうのです。
デッドゾーンを抜け出す鍵の一つとして、この義務と役割と規則を手放すことがいるようです。

●義務と役割と規則●

デッドゾーンについてのカウンセリングをしていると、義務と役割と規則というキーワードがでてくることが多いです。

「仕事は100%義務と役割でやってますわー」
「妻の役割だからという気持ちで何かをしてることが多いと思う」
「ああするべき、こうするべきという自分で作った規則でがんじがらめになっている気がします」

このようなお話がでてきます。
そして、この義務、役割、規則で何かをしている時はしんどいとお話をしてくださるんです。

仕事でも、パートナーを愛することでも、したくてしている時は充実感や、達成感を感じます。

しかし、義務や、役割や、規則は、やって当たり目のもの、やるべきこと、そうするべきことなんで充実感や、達成感を感じにくいんです。
ノルマを果たした感になりやすいんですね。

私は、義務と役割と規則のことを消耗3兄弟と勝手に名付けて呼んでいます。

それくらい義務、役割、規則にはまっていると、心が消耗していくんです。
達成感や、充実感といったご褒美がないまま、動き続けるんで心のエネルギーが消耗していくんです。

例えば、夫の役割というモードを強く持っている男性がいたとします。

『給料を持って変えるのは夫の役割だから』
『家族が安心して暮らせるようにするのが夫の役割だから』
『妻がゆっくりする時間を作るのも夫の役目だ』

どれも良いことなんですが、そうするべきことが夫としての役割で、そうすることが正しいことだからという動機で動いていると疲れるんです。
役割で何かをしている時は、やらねばいけないことになるのでお仕事になってしまうんですね。

同じ事でも役割ではなく愛を動機とすることもできます。
『たんまり稼いで妻が欲しがっていた食洗機を買ってあげたいな。喜ぶだろうな~。頑張って働こう』
『家族が安心して暮らせるように頑張ろう』
『妻がゆっくりとできる時間を作ってあげたいな。リフレッシュさせてあげたいな』

やっている行動は一緒です。
体を動かして使う消費カロリーも一緒。
ですが心の消費の仕方は違ってくるんですね。

役割でやっている時は、お仕事になったり、ノルマになりがちです。心が疲れていきます。
愛を動機としている時は、与えようとする気持ちで動いているので自分のハートからでていく愛で自分の心が充実していくんですね。

カロリーは消費してダイエットにつなげたかったとしても、
心は充実感で太っていった方が良いですよね。

義務、役割、規則にはまって心が消耗していると感じた時は、それらを手放そうと思ってみて心から与えようと思ってみることをしていくといいです。
そうしてそれが本当にできるようになっていくと心が楽になり、心の充実感が戻ってきますから。

>>>『デッドゾーンの心理学(4)~エゴの罠 疑いの心理~』へ続く

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。