デッドゾーンの心理学(4)~エゴの罠 疑いの心理~

デッドゾーンから脱出する時に、人への疑いだったり、自分への疑いだったりと疑いという心理がでてくることが少なくありません。

これはエゴがデッドゾーンから抜け出させないようにしようとしている罠なんですね。
しかし、それを逆手にとって考えてみると、この疑いの心理はデッドゾーンから抜けようと前に進めている証でもあるのです。

●エゴの罠 疑いの心理●

自立の極みであるデッドゾーンは、義務と役割と規則にがんじがらめになりながら一人で頑張り、一人で戦っています。
燃え尽き感、義務と役割、倦怠感、失敗感、死んだような感覚、自分は偽物のような感じ、無感覚などの嫌な感情を抱えます。

そんなしんどいデッドゾーンから抜けだそうと思った時は、今までの考え方や、やり方を手放して、新しい考え方、やり方に変えていくことがいるんですね。

義務と役割と規則からではなく、仕事にも、人にも心から関わってみよう。
自分の心を大切にしよう。
人の心を大切にしよう。
一人で頑張るのをやめて助けを求めていこう。
勝ち負けにこだわった生き方をやめよう(競争にはまってしまうのもデッドゾーンの罠の一つです)
人とのつながりを大切にしていこう。

などなど、デッドゾーンのステージでいる時の考え方や、やり方とは違うことをしていくんです。
そうして行くと成長のステージは自立のステージから、相互依存のステージに移行していきます。

しかし真逆のような価値観や、やり方がでてきたりするので、デッドゾーンを抜け出す時に、「人に頼って失敗しないかな?」とか「結局最後に信じられるのは自分じゃないのかな?人を頼るって甘いような気がする・・・」「私、成長しているのかな?全然変われてない気がする・・・」などなどの、疑いという心理がでてきます。

人への疑いだったり、自分への疑いだったりです。

この疑いはデッドゾーンから抜け出し、相互依存のステージに移るときに時に出てくる大きな罠なんです。
これはエゴの声で、エゴが相互依存のステージからデッドゾーンのステージのほうに押し戻そうと頑張ってるんですね。

またこの時のエゴの声が巧妙でもっともらしく聞こえるんですね(笑)

そして、そのエゴの声に耳を傾けて言うことを聞くと、デッドゾーンのステージに押し戻されちゃうんです。

「私、成長しているのかな?全然変われてない気がする・・・」などの疑いがでるのですが、デッドゾーンを抜けて前に進んでいるという変化がおきているからこそ疑いの心理がでてきているとも言えます。

デッドゾーンのまっただ中にはまっているのではなく、前に進んでいる証とも言えるんです。

ですんで疑いがでてきたら、成長している自分、変化している自分、前に進んでいる自分を信じてあげて欲しいなと思います。

エゴの声は巧妙と書きましたが、本当に巧妙でもっともらしいような声を心の中でささやくんです。
(エゴのマインドの目的は人との関係に分離状態を作らすためにあります。自立して一人で頑張るという考え方は分離するのに適した考え方になるんですね)

巧妙で、もっともらしい声なので、一人で『デッドゾーンを抜け出すには・・・』と考えていると、その声に惑わされそうになるんですね。

なので一人で頑張らず、誰かに話しを聞いてもらったり、アドバイスをしてもらうなど、誰かに助けを求めてみるほうがエゴの声に惑わされずデッドゾーンを抜けやすいんですね。
一人で頑張らないでくださいね。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。