人に嫌われていると思う心理(1)~投影の心理が与る影響~

「人に嫌われてしまったと考えすぎてしまう。すぐに嫌われてると思わないようにできるには?」というリクエストをいただきました。ありがとうございます。

リクエストにお答えをして、何故人に嫌われてしまったと思ってしまうのか?また、そう思ってしまうパターンを抜け出すには、どう成長していけば良いのかを紐解いていきます。

人に嫌われてしまってのでは?と考がちになると、気遣いや、気苦労が多くなり、人との関わりにエネルギーの消耗が激しくなります。人は好きなんだけど、その気遣いでエネルギーを消耗しすぎるので、人との関わりを敬遠する人もいるくらいです。

しかし何故、嫌われていると思いがちになるのでしょう?その心理を紐解いていくと「投影」という言葉がキーワードになりそうです。投影という言葉をキーワードにして全4回にて、原因と対策を解説していきます。お楽しみに。

◎リクエストを頂きました。ありがとうございます。
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友達や好きな人に、自分が避けられているような態度を取られたりすると、相手にもさまざまな都合があったりするのかもしれないのに、あまり相手の都合などを考えず、嫌われてしまったのかと考えすぎて、自分の悪かった部分を考えて謝ってみたり、ひどく人に嫌われることを恐れるあまりに、相手の顔色ばかりうかがってしまったりします。嫌われることにひどく恐れを感じてしまいます。どうしたら、人にもいろいろな状況や気持ちもあると考えて、すぐに嫌われてると思わないようにできるでしょうか?
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●投影の心理が与える影響

まずは、もし相手が自分を嫌っていないと想定してみましょう。
相手が嫌っていないにも拘(かか)わらず、自分は嫌われていると感じてしまうとしたら、心の中では、どんな動きが起きているのでしょう?

投影の心理が働いていると考えられます。

我々は心の中にある物を外に映し出し、外に起こっている出来事に色づけをして、見ることがあります。
この心の内面を外に映し出すことを投影と言います。

例えば、桜の花びらが、ひらひらと地面に落ちるのを見て、『のどかな春だな~』と思う人もいれば、はかなさを感じる人もいます。

桜の花びらが地面に落ちるという現象は同じはずにもかかわらず、人によって感じ方が違うわけです。
人それぞれの心理状態が影響しているからなのです。

『のどか、ゆったりとした感覚』という心のサングラスをかけて、桜を見る時もあれば、『はかないという感覚』という心のサングラスをかけて、見ていることもあります。

投影

同じ物を見るにしても、黒いサングラスと、青いサングラスをかけて物を見るのでは、色が違って物が見えるようなもので、その時の心理状態によって物の見方、感じ方が変わってきます。

別の例えをしましょう。
一人窓際で外を眺めている人がいたと思ってください。
すると友人が声をかけてきました。「何か悩んでいるのかい?」と。何でもないよと答えるのですが、友人は、「一人で抱えないで悩みがあったら話してみなよ」と言います。

ただ窓から外を見て、日なたぼっこをしていただけなのですが、友人は自分が悩みを抱えた時は、一人で抱え、一人で考え込む方なので、自分と同じように、無理をしていると感じたようでした。

自分が悩みを持った時に、一人で抱えて、一人で考え込むように、人も同じように、一人で抱えて、一人で考えんでいるように、見えてしまったわけです。
これも、心の内面を、外に映しだしている投影です。

相手が嫌っていないにも拘わらず、なぜか嫌われているように感じてしまうことを、投影の心理を使って考えてみると、自分の心のなかの、何を外に映しだしているのでしょう?

答えは、次号での発表です。お楽しみに!

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。