仕事に行くのがしんどいです

相談者名
きりきり
カウンセラーの方からのアドバイス・ご意見を頂ければと思いまして、相談させて頂きます。

昨年4月就職の入社一年目です。
1月程前から仕事に行くのがしんどいです。

朝起きるのがしんどくて、布団でゴロゴロしていると
遅刻決定の時間になり、仮病を使う、
ということが2回程ありました。
今日も休んでしまいました。
上司に病状の報告の電話をするのが苦しいです。

会社に行けた日でも、
自分に与えられた仕事(飲食チェーン本社での人件費の管理/そのための現場店舗オペレーションの把握・習得)ができる見通しが立たず、
マイナス思考に陥ってしまっています。

とりあえずこの苦しい状況から逃げ出したい、との思いから
会社を辞めたい、という思考に行ってしまっています。

単なる逃げ、ではないか、と頭では分かっていますがしんどいのです。

この苦しい状況から脱出する方法を
アドバイス頂ければ幸いです。
何卒よろしくお願いします。

カウンセラー
大谷常緑
きりきりさん、こんにちは。
初めまして。
ご相談を担当させていただく大谷です。よろしくお願いします。さて、ご相談を拝見して、とてもしんどい状態におられるなぁと思いました。
毎日を迎える事が、本当に辛いのではないかと思います。

この状態を少しでも楽にする第1歩は、きりきりさんが会社に行きたくないとい
うご自分の気持ちを、先ずは受け容れることです。
こんな気持ちを持つ私は駄目だとか、逃げるなんて弱い人間だなど、ご自分を責
める事を止めることです。

人は、様々な気持ち(感情)を勝手に抱きます。
気持ちを感じることは、いいとか悪いとかではなくて、そう感じるのだから仕方
がないのです。
例えば、くすぐられると、くすぐったくなりますね。これは、自分で我慢しよう
としてもそう感じてしまうのですからどうしようもないのです。そして、くすぐ
ったくなることにいいも悪いもありません。感情とは、これと同じようなものな
のです。

次のステップですが、きりきりさんはなぜ会社に行きたくないのかを少し考えて
みてください。
きりきりさんは、会社に行く事自体が嫌なわけではなくて、会社に行ったときに
感じる何らかの感情が嫌なのではないでしょうか?
そうだとしたら、その感情は、一体どんな感情なのでしょうか?

例えば、仕事が十分に出来ない自分を責める気持ちかも知れません。あるいは、
自分は劣っていると感じる感情かも知れません。またあるいは、この会社に入る
と決めた自分を責めておられるのかも知れません。
一般論になりますが、人の気分が悪くなる感情の元は、自分を責めている状態し
かないのです。
きりきりさんは、どのようにご自分を責めておられるのでしょうか?
それが分かったら、その自分を責める事を止めてみましょう。

ご相談を拝見していて、きりきりさんはとっても真面目な方だと思いました。
その証拠に、仮病を使って休まれたことを随分と気にしておられますね。
真面目ではない人は、そんな事は気にもしないのです。

真面目な事は決して悪いことではありませんが、真面目過ぎると、自分に対する
厳しさもその度合いだけ増してしまいます。
そうすると、出来ていない自分ばかりを見てしまい、苦しくなってしまうもので
す。
第3のステップは、ご自分に対するこの厳しさを、少し緩めるようにしてみてく
ださい。

その方法の一つは、今日一日自分ができた、あるいは自分がした何か良いことを
見つけて、自分で自分のことを褒めてあげることです。
自分に厳しい人は、なかなか褒めるネタを見つけるのが難しいのですが、例えば、
きりりさんのお友達がそれと同じ事をしたと思って、ご自分を褒めてあげるので
す。どんな些細なことでも構いません。

第4のステップは、「会社に行かなければいけない」とか「会社を辞めてはいけ
ない」と思わず、「会社に行っても行かなくてもいい」「辞めたかったら会社を
辞めてもいい」とそこに選択肢があるように考えるようにしてください。
選択は、人が持つ最大の力です。これを封じてしまうと、追い詰められた感じに
なって余計に苦しくなります。
ここで、本当に会社に行かなくなる怖れや、会社を辞めてしまう怖れ、あるいは
自分が駄目な人間になってしまう怖れが出てくると思いますが、そこはご自分に
信頼を置いてみてください。

そうして先ずは少しでも心のゆとりを作って、今の仕事が自分に本当に合ってい
るのかどうか、今一度考えてみてください。
そうすることによって、ある種冷静に仕事と自分を見つめ直すことが出来るよう
に思います。

ご相談内容から読み取れる事で回答をさせていただきましたが、詳しくお話しを
お伺いできれば、もっと根本的な問題解決やよりよい方法についてお話しできる
かと思います。
是非一度、無料の電話相談などでカウンセリングをお受けになることをお薦めし
ます。

回答がお役に立てれば幸甚です。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。