待たれるとすぐドキドキしてあがる

相談者名
MM
初めてまして。
スーパーのレジをしています。お客さんを待たしてしまったり、早くしなきゃと思うと手がもたついたり、心臓がドキドキします。
カウンセラー
赤松わこ
MMさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。スーパーのレジのお仕事をされているんですね。
私もスーパーには、毎日お世話になっています^^
夕方など時間帯によっては、すごく混んで長い列が
出来ますよね。手際よくさばいていかれるのを見て、
「レジの方は皆さん大変だろうな」と、よく思います。
毎日ご苦労様ですm(_ _)m

>お客さんを待たしてしまったり、早くしなきゃと思うと
手がもたついたり、心臓がドキドキします。
お仕事をされていて、こんな風に感じられるそうですが。
MMさんは、きっと真面目な方なんだなぁと思いました。

私達は誰でも同じですが、スーパーのレジのお仕事に限らず、
『誰かを待たせる』と言うことに、『罪悪感』を感じます。
「申し訳ない」とか、「相手が気分を悪くしていないだろうか」
と考える訳ですね。そして「待たせてはいけない!」と、自分に
向かって、急がせようとする心理が働きます。

その時起きる気持ちがMMさんの書かれている、「早くしなきゃ」
なんですね。ところが人間は、急ごうと思えば思うほど、『焦り』
が出てしまって、かえってモタついてしまったり時間がかかって
しまったりするんですね。

そしてモタついたり時間がかかっていることで、MMさんの場合は
「お客様を待たせてしまう」と、更に『罪悪感』が大きくなって、
更に『焦り』が大きくなっていく、と言った悪循環が起きるのでは
ないかな?と思いました。

その時お客様が自分の目の前にいらっしゃると、「見られている」こと
で『緊張感』が加わって、緊張すると人は誰でもそうですが、余計に
動きがギクシャクしてしまうので、思うようにいかなくなるんですね。
「早くしなければ」「チャンとしなければ」「お客様に迷惑をかけない
ようにしなければ」と、真面目でキチンとした人ほど、そう考えられる
と思うので、頭の中を沢山の考えが駆け巡って、ドキドキが起きて
しまうのだろうと思うんですね。
心理的には↑こんな風になっていると思われるのですが、MMさんご自身
回答を読んで頂いて、どんな風に感じられているでしょうか?

この事を「無料相談に相談してみよう」と思われたのは、MMさんが
「何とかしたい」と思われたからですよね?
だとすれば「どうすればそんな風にならずに済むか?」についてを、お話
しなければ回答になりませんね。

MMさんはレジのお仕事を始められてどの位たつのでしょうか?
もしまだ経験が浅い方だとしたら、お仕事に慣れると違ってくるでしょうし、
『人の前で何かをする』と言うのは、本当に緊張するものなので、出来る
だけお客様を意識しないようにすることも、必要だろうと思うんですね。

逆に経験は長いが、「どうしても気になってしまって変わらない」と、言う
場合はMMさんご自身の問題として、「自分に厳し過ぎないか?」と考えて
みて頂きたいんですね。それはなぜか?と言うと・・・

自分に厳しい人は、「○○してはいけない」「○○しなければいけない」と、
いつも自分自身を厳しくチェックしているんですね。
当然出来ない自分に対して、「なぜ出来ないの!」「もっと頑張りなさい!」
「チャンと出来て当たり前」と、常に厳しいダメだしになって表れます。
その視線を私達は、『他人の目』として感じてしまうため、周囲の視線や
周りの人が考えていることが、気になって必要以上に自分を緊張させ、思う
ように行動出来なくなってしまうと言うことが起こるんですね。
これを心理学では【投影】と言いますが、極端に人の目が気になる時には、
その人自身が非常にご自分に厳しい場合が考えられるんですね。

MMさんのケースが、どちらに当てはまるのか?は分かりませんが、お仕事を
「チャンとやらなければ!」と言う、一生懸命な気持ちから起きていることは
疑いのないことです^^それだけMMさんが、お客様に対して真摯な気持ちで
お仕事に取り組んでおられる証拠だと私は感じました。

忙しい時には、お客様を待たせてしまうこともあるとは思いますが、MMさんが
少しお気持ちに余裕を持たれて、そんな時にはニッコリ笑って、「お待たせして
すいません」と、ご自分の方から声をかけられたらどうでしょうか?
お客様も混んでいるのは分かります、お互い和やかにいられれば、むしろ
スムーズにはかどると思いますよ。

この回答を読んで頂いて、MMさんのお気持ちが少しでも楽になって頂けたら
何より嬉しいです。ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。