◇無気力におちいってしまったときに

みなさん、GWはいかがお過ごしでしたか?
GWが終わった後の、この時期は、いわゆる五月病という、
無気力な状態におちいりやすいこともあって、そのジャンルの、
ご相談も多くなります。
4月、新しい環境に適応しようとがんばったときの心理的、肉体的、
ストレスから疲れが出てきたり、新しい環境に理想を描いて、
期待していたのだけれども、現実をみて、
「こんなはずではなかった・・・。」
と、期待はずれで落胆し、希望を見失ってしまったりすることが、
多いようです。
そういう意味で、5月に限ったことではなく、進学や転職や転居、
結婚の後など、環境が変化したときには、無気力におちいりがちです。
マラソンのような長距離走でも、スタートのときは競争心や意気込み、
もあってか、速めに走りがちです。
スタートダッシュも大事ですが、
最後まで同じペースでは完走すらできない場合もありますよね。
ですから、途中で、ランナーそれぞれの体力にあわせて、
マイペースで走ることも大切です。
長距離走なら、あたりまえにわかっていることでも、日常の生活と
なると、知らず知らずのうちに、自分のペースを忘れがちなのかも、
しれません。
では、この無気力におちいってしまったとき、どんな対処をしたら、
よいのでしょうか。
無気力をのりこえようとするとき、無気力さを心の中に、
抑えつけて、ポジティブになろうとしがちなのですが、
抑えつけようとすればするほど、それは反発して強くなって、
しまうものです。
自分の意見を他人に抑えつけられると誰でも反発したくなりますよね。
でも意見を受け入れてもらえると、反発したい気持ちはおちつきます。
それと同じ原理です。
そんな理由もあって、無気力な感情を受け入れていくと、
気持ちがおちついてきます。
またポジティブになろうとすることを少しやめて、あえて、
休息をとるだけでもよいです。
それでも無気力がおさまらない場合には、お仕事などに、
支障が出る前に、早めに無料カウンセリングなどでご相談ください。
無気力がおちついたら、新しい環境で自分をどのように、
活かしていくのかという目標を考えるてみましょう。
期待していたものと、現実との違いを比べて、ちょうどよい目標を、
つくって目標の調整をするわけです。
そして、調整した目標に向かって、休息をしつつ、健全な努力を、
しつつ、マイペースで進んでいってくださいね。
みなさんが人生のレースを完走できるように、無気力に
おちいってしまったときの考え方として、ヒントにしていただければ、
幸いです。
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この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛・夫婦などの男女関係、家族の問題、アダルトチャイルド、仕事や対人関係、メンタルヘルスなど幅広いジャンルでカウンセリングとセラピー(イメージ療法とコラージュ療法)を行う。約2万件以上の臨床実績と、高等学校教諭一種免許・産業カウンセラー・国家資格キャリアコンサルタントの資格を持つ。