ビジョン(1)~ビジョンとファンタジー~

ビジョンという言葉はテレビやニュースでも使われているので聞いた事があるかと思います。

この言葉は実はカウンセリングの現場でも使われています。ビジョンとは心がそこに行きたいと思う目標です。

同じ将来の夢を描くことや将来のイメージを持つことでもそれはビジョンではなくファンタジーということがあります。それはいったいどういう事なのでしょう?

ビジョンとは

今回のテーマはビジョン(VISION)です。
ビジョンという言葉は最近ではテレビを見ていると時々耳にすることがあるかと思います。

ニュースなんかで「国家のビジョンとして・・・」とか「○○会社のビジョンは・・・」なんていう言葉がでてくることが時々あります。
将来の目標や構想という意味合いでつかわれていますね。

皆さんの職場なんかでも使われている職場はあるのではないかと思います。
このビジョンという言葉は私たちが行っているカウンセリングの現場でも癒やしの手法の一つとして使っています。

カウンセリングの現場で使っているビジョンという言葉も将来の目標という意味なのですが頭で考える目標というニュアンスでは使っていません。

例えば、月給20万円の方がいて家賃や光熱費や食費などを出費すると毎月2万円は無理なく余る計算だとします。

その2万円余る計算になるので、今は特に欲しいものは無いけど将来の入り用なことがあった時の為に一年間で2万×12ヶ月で24万円貯蓄をしようと目標を立てたとします。

このような目標は心がそこに行きたいと思う目標というよりも、これくらいだったら達成できそうだなと頭で考えた目標と言えます。

このような頭で考える目標設定の時には私たちのカウンセリングではビジョンという言葉は使っていません。

私たちがカウンセリングで使っているビジョンというものは頭で考えた目標というよりも、心がそこに行きたいと思う目標なんですね。

「今のパートナーと仲直りして幸せな家庭を築きたい」「自分のお店を持ちたい」「大きな心の持ち主に成長したい」など、その人がそこに行きたいと心が思う目標です。

 

ビジョンとファンタジー

カウンセリングであなたのビジョンはなんですか?と質問をさせていただいた時に本当にそれがビジョンなの?という話になることがあります。

例えば、「嵐の松潤と結婚することかなぁ。そして二人の愛の巣にメンバーの相葉くんとかニノとか遊びにきてホームパーティーとかをするのが夢かな」というようなもの。

そして現状の松潤と接点は嵐のコンサートで40列目から見るくらい。

夢は夢だし、こうなれたらいいなぁーというものなのですが現実化するには大分遠そうです。非現実的と言えます。

こいうのはビジョンというよりもファンタジーなんですね。

ファンタジーとは本当にそこに行きたいというものではなく、心のどこかに自分にはそれが手に入らないというものがあり、だから空想を使って自分を慰めているようなものなのです。

ファンタジーは心を一時的に慰めるという意味では使えるのですが、本当にそこに行きたいというものではないので慰めだけで終わってしまい本当に欲しいものが手に入らないので心は満たされないままになってしまいます。

ビジョンとファンタジーは同じ夢を描くことだし将来のイメージを持つことでなのですが、本当にそこに行きたいと思っているのか、慰みに使っているものかの違いがあります。

似ているようで違っているのですね。

自分が今描いているものはファンタジーであることに気づいた時は、本当にそこに行きたいと思うようなビジョンは何なのか?と自分に問いただしてみるといいかもしれませんね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。