自分が嫌いです

相談者名
なこ
はじめまして。
気持ちや考えの言語化が苦手なので伝わりにくなかったらごめんなさい。

私は大学4年生の女子です。

今の時期、就活や卒論研究など、将来のためにやらなきゃいけないことばかりなのですが、全くやる気がでません。
やる気がなくともきちんと期日までにある一定のレベルのものを仕上げることが出来れば良いのですが、それができていません。
私は先延ばし癖があり、自分の評価を下げてしまうだけならまだしも、先生方やゼミの仲間、友人などに迷惑をかけてしまうこともあります。

こんな自分が嫌で嫌で堪らず、いっそ全部投げ出して死んでしまいたくなります。
実際に死んでしまったら親や友人などに迷惑をかけ悲しませてしまうことも理解しているので、実際に命を絶つことはないと思いますが、時折自殺方法を調べている自分が怖いです。

このような状態は大学に入ってからで、高校生まではここまで先延ばしにすることはなく、むしろ優等生の部類に入ったと思います。
高校生までの姿から親からの期待も大きく、そのギャップの大きさにも泣きたくなります。

今の大学が向いていないことは自覚しているので、一時期は休学や退学も考えましたが、期待や迷惑をかけること、仲の良いサークルメンバーからの評価の変化を考えると言い出せる気はしません。

自分でもどうしたら良いのか分からないです。
一体どうすれば良いのでしょうか。

カウンセラー
三枝みき
なこさん、こんにちは。初めまして。
今回、なこさんのご相談を担当させていただきます、三枝みきと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

なこさんは今、大学4年生なのですね。
大学も4年生となると、なこさんがご自身で書いて下さったように、就活や卒論など、やらなくてはいけないことが出て来てしまいますよね。
「やらなければいけない」と思うと、気が重くなることって、なこさんだけでなく、誰にとってもたくさんあることと思います。
それってしんどいですよね。

実は「やらなければならない」と思うことって、大抵の場合、「やりたくないこと」だったりします。
やりたいことなら「やる気」なんて勝手に出てものですが、やりたくないことをやるのに「やる気」を出すのはかなり難しいことです。
また、なこさんはご自身のことを「先延ばし癖」がある、と書いて下さっていますが、先延ばしにしたいことというのも大抵、本心では「やりたくないこと」が多いです。

私たちがなにかを「やりたくない」と思う理由は、それを「やる」のが「つまらないから」か、「苦痛だから」です。
誰だってつまらないことや辛いことはしたくないので、先延ばしにしたくなります。

それでもまだ、元気なうちはだましだましなんとかやれることもあるでしょう。
でも、ずっとずっと、やりたくないことを「苦痛」に耐えてやり続けてきたとしたら、どうでしょうか?

私にも経験がありますが、ずっとやりたくないことを頑張り続けていると、心も身体もどんどん疲弊して消耗します。
好きなことをしているときは身体もあまり疲れませんし、疲れたとしても心地よい疲労感を感じて充実していますから、心はいつもより元気です。

とは言え、やりたくないことを心からと身体に鞭打って無理やり頑張り続けていると、心が悲鳴を上げるようになるんですね。
また、心を無理やり抑えて何も感じないようにすることで頑張り続けていると、心の負担が身体の病気や故障として現れたり、心を病んでしまったりすることもあります。

なこさんは以前からそんなふうにして生きて来られていて、今はもう限界にきてしまったのではないでしょうか?
たぶんもうご自身でもお気づきのことと思いますが、高校生の頃までは優等生の部類だったというのは、そのころはまだなんとかだましだましやれていた、というだけのことなのではないかと思いますよ。

だとするなら、今のなこさんに必要なのはこれ以上無理を続けることではなく、やりたくないことはやめる、出来ないことは出来ないと言う勇気を持つことだと私は思います。
それも出来るだけ早く、です。

今はまだ、「実際に死んでしまったら親や友人などに迷惑をかけ悲しませてしまうことも理解しているので、実際に命を絶つことはないと思いますが、」と理性的に思えているけれど、あまりに追い詰められてしまったら正常な判断が出来なくなってしまうかもしれません。
また、自分で命を絶つことはしなかったとしてもご自身の心や身体を損なってしまったら、その恢復にどのくらいの時間がかかることか、またそれがなこさんだけでなく、なこさんのご家族やご友人にとってどれだけつらい結果になることでしょう。
そうなってからでは、遅いんです。

私事で恐縮ですが、私の身内には心の病気をした人がたくさんいます。
弟は両親の期待通りの人生を生きようとして、結局亡くなりましたし、私の長女も夫も心の病気で長く苦しんでいた時期があります。
特に長女は、今でこそだいぶ元気になりましたが、短大に通うことが辛すぎて、一年の休学のあと、たった一日行っただけで結局退学してしまいました。
彼女はその後、父親のお金をドブに捨ててしまったと罪悪感に苦しんでいた時期もありましたが、私と夫は、もし娘をあれ以上苦しませるくらいなら、その方が良かったと心から思っているんです。
なこさんのご両親も私たちと同じだと思いますよ。

親が子どもに「いい成績を取って欲しい」「いい学校、いい会社に入って欲しい」と期待するのは、それで子どもが幸せになる確率が高くなるのではないかと思うからです。
なるべく苦労せず、元気に、しあわせに生きていって欲しいと願うからです。
結果的に親の期待する「幸せ」が、その子自身の求める「幸せ」と一致しないケースも多いですが、それでも子どもを苦しめたいと思っている親は絶対にいません。
子どもが幸せでいてくれさえすれば、他のことは案外、どうでもいいんです(笑)。

それに、今の学部や大学でいい結果を出せなくても、周りの人にどんな評価をされようと、なこさんの価値は変わりません。
ネットニュースなどを見ればわかると思いますが、他人は無責任に言いたいことを言いたいように言うものです。
けれども、なこさんを愛する人たちは、なこさんの優しさや思い遣り、繊細さなど、元々のなこさんが持っていらっしゃる才能や魅力を知っているはずです。
(ご相談の文章を読んだだけで、なこさんがどれほど家族や友人思いで、周りの人を喜ばせたいと願っている愛情豊かな方なのか、私にはわかりましたよ。)

だとするなら、なこさんの周りの人たちは、なこさんが自分で自分の心を殺してやりたくも無いことをし続ける姿を見るよりは、心から自由になって、好きなことや楽しいことを笑顔でしている姿を見たいはずです。
それが、誰かを本当に「愛する」ということなのではないでしょうか。

人間には本来、食欲や性欲、睡眠欲と同じくらいに、「自分自身」というものを生きたいという強い願い(欲求)が備わっているものと、私は思っています。
他人が嵌めた枠にはまって生きることほど辛いことはありません。
それがたとえ、あなたを誰よりも愛している「親」という名の「他の人」だったとしても、です。

どうか今からでも、勇気をもって、「自分自身を生きる」選択をして下さいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この回答が少しでもなこさんのお役に立てれば、私は心から嬉しいです。
なこさんが今の辛さから抜け出し、自分らしく、しあわせに生きていけますよう、応援していますね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

三枝 みき

家族や親子の問題、子育て、友人との関係など対人関係の問題や、罪悪感、自己否定など心や性格についての問題を得意とする。 長女の自傷と強迫性障害がきっかけでカウンセラーとなる。特に母子関係については、自身が母との問題、娘との問題の両方を経験しており、ライフワークとして取り組んでいる。