怖がりな大人の恋の処方箋

もう一度心のゆとりを取り戻すステップ

本当にほしいもの、ほしい現実に向き合うことほど、人は怖れや疑いを感じるものです。
でも、新しく始まったばかりの関係も考えすぎて心が萎縮してしまってはもったいないですよね。
グレーな時間の中で、自分を養い慈しんでいくことも大事です。
今回は、恋愛関係を通じて出てくる自分の思い癖や傾向に気づいて、そこを許し受け入れながら、もう一度パートナーに近づける心のゆとりを取り戻すステップをご紹介します。

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それなりに経験や年齢を重ねて、親密な関係になることにすっかり臆病になっていた私たちにも、やがて「そろそろ恋がしたい!」「この人とお付き合いがしたい!」と思える出逢いがやってきます。

しかしながら、関係が深まっていく前の早い段階で、なぜか苦しく感じる状況に陥っている方がたくさんいらっしゃるようです。

アラサー、アラフィフ世代は、結婚や出産についての時間的なプレッシャーもあり、ロマンスの早い段階でコミットメントが試されるような場面も少なくないのかもしれません。

それゆえに、決めることへの怖れも強く感じるでしょうし、ちょっとした変化がきっかけで不安を大きく抱えてしまうこともありそうです。

たとえば、メッセージへの返事が遅いことを「私、何かやらかしたかしら?」と考えて、悪い予感を膨らませたりしていないでしょうか?

早くも、「この関係、本当に続けて行けるの?」「本当に大丈夫!?」と、躊躇する気持ちが出てきているなら、お二人ともよく似た怖がりさん同士と言えるかもしれません。

なぜならば、ここで出てくる怖れとは、多くの場合「失うことへの怖れ」であることが多いように思うからです。

出会った相手が自分にとって特別な存在であればあるほど、好きで大切に思えば思うほど、この関係が長く続いていくことを望むものです。

しかしながら、私たちは、かつて傷ついた度合いだけ、何らかの思い込みや観念を抱えているものです。

たとえば、あなたはもうすっかり忘れているかもしれませんが、古くからもつ「好きな人は、いつか私から離れていく」という観念があったとするならば、このときになってはじめて、自分にかけた呪いのようにじわじわとその効果を発揮してくる、と言えそうです。

厄介なことに、この無意識にしまいこんだ思い込みや観念は、このようにして、人生をよりよいものに上書きできるチャンスが訪れたときほど姿を現すのですが、私たちはあまりそのことに気づいていません。だって無意識ですからね(汗)

もしこのように、自分にかけた呪いのような観念があったことに気づけたのだとしたら、「あら、私、こんなこと思っていたんだ」と拾い上げ、「そんな思い込みはもう要りません!」とキャンセルしておきましょうね^^

次に、怖れの感情も、ちょっと厄介です。

怖れがあるときには、それ自体が私たちの身動きを封じて、先に進む足を止めてしまうものです。

また、怖れは、感じれば感じるほどに、それがどんな理由であれ、私たちを「逃げるか戦うか」のような、過剰防衛の姿勢を取らせるようにしてしまいます。

そしてまた、不安や怖れが生み出す抵抗は、何であれ、あなたが彼(女)を拒んでいるかのように誤解させてしまうかもしれませんから。

このような怖れを強く感じ始めているときには、早めの解毒が必要です。

その怖れの解毒剤にあたるのが、「愛すること」、「許すこと」、「前向きな意欲を持つこと」、「勇気を賞賛すること」、「執着を手放すこと」、「信頼すること」、「自分を差し出し、積極的に関わること」などのレッスンです。

そして、一刻も早く、自分や相手を裁くのを改めることが肝心です。

愛と冒険と成功の物語を続けるためには、先ほど挙げたような、自分が取り組める課題を選んで、自分に対して、あるいはパートナーに対して取り組んでみることをお勧めしています。

「失うことの怖れ」と格闘するのではなく、「大切な人との関係を深める」ことの方が、いかに大切かを少しでも早く思い出してほしいと思います。

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あなたが怖れを感じて笑顔が消えてこわばれば、それを見た相手からも笑顔が消えてこわばってしまうということはよくあります。

怖れではなく愛を選び、お互いに相手にとってよい鏡でいられますように。

すでにお二人が出会っているのだという事実と、ご縁の自然な流れに乗ること。

あらゆることがもっとも好ましいかたちで展開していくことを抵抗せずに受け取れる自分でいれるように、自分を勇気付けられたらいいですよね。

怖れや不安、疑いや迷いを手放して、一日も早く、パートナーとの関係を楽しむ心のゆとりが取り戻せますように!参考になりましたら幸いです。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

熊谷 佐知恵

恋愛、夫婦関係、職場の人間関係、転職・キャリアほか、自己実現など幅広いジャンルに対応する。 わかりやすいレクチャーをモットーに、感覚やインスピレーションを活用するハートフルなセラピーとの両面で癒しのプロセスを後押しするのが強み。自分のペースで気づき、変化、成長できると好評である。