私たちの成長のプロセス~人の成長プロセス Part2 「自立」~

Part 1に引き続いての講座です。あなたのこだわりって何ですか?実はこだわりを手放せた時に新しい道が開けてくるんです。

今回は前回好評だった人の成長過程PART1『依存』に引き続き、人の成長過程PART2『自立』をお送りします。

依存の時期には私達はなにを学んだかというと”いかに愛されるか”を学んできました。

ある意味「私なりの愛される秘訣」というものを学んできたわけです。

しかし、この愛される秘訣を使って順調にすべて上手くいってきたか?と言うとそうでもありません。

上手く行かず失敗したり、拒絶されたり、怒られたりもたくさんあります!

例えば、お母さんやお父さんのお手伝いをいっぱいして誉めてもらおうとしたけど、逆に「じゃまだから、あっちに行ってなさい」と言われて傷ついてしまったことって皆さんの中にもあるのではないでしょうか?

これを大人ヴァージョンで例えると、彼に愛してもらえるようになろうと尽くして尽くして頑張ったにもかかわらず彼氏に「鬱陶しい」と言われて傷つくような感じです。

依存の時期にいかに愛されるかということを多く頑張った分だけ、それが上手く行かずに傷つくことも経験も多くなっていきます。

すると、もうこれ以上傷つきたくないという反動のエネルギーがでてきて“いかに愛されるか”から今度は“いかに傷つかないか”を学ぼうと仕始めます。
自立を仕始めるわけです。

期待のステージ

自立の初期の段階は、期待のステージとよばれる段階からはじまります。

依存時代に傷ついた分、こうすればもう傷つかないはずだ、こうすればもう人に振り回されないはずだと期待をして自立をします。

例えば、依存時代に「ほんとに気がきかない奴だな」と言われて傷ついた経験があるとすれば、「気づかいができるような人間になればもう傷つかないはずだ」と思います。

そうすればもう傷つないはずだと期待するわけです。

しかし、そうやって気づかいをできるような人になろうとしたはずなのですが上手くいかないときもあります。

例えば、彼氏に尽くしたのに「鬱陶しい」と言われた。

だったら尽くすのはやめよう。

彼氏に対しては彼氏が何かを言ってくるまで私から手を出すのは辞めよう、そうすればもう鬱陶しいなど言われて傷つくようなことはないはずだ!

と期待をしたのに今度は彼氏から「そんな思いやりのない女は嫌いだ」と言われて別ることになってしまったり、今度は上手くいくと期待した分だけ、上手くいかなかった時に、ますます傷ついたりストレスが溜まったりしてしまうことになります。

期待のステージどころか期待外れのステージになってしまうことになるわけです。

パワーストラグルのステージ

こうしたら傷つかないはずだと期待をして期待はずれに終わっり更に傷ついた分だけ、ますます傷つかないようにという心の力は強くなっていきます。

そして今度は、人に振り回されたり、誰かからの影響で傷つかないように今度は、自分のやりかたということにこだわるようになってきいきます。

例えば、彼の態度や付き合い方の方法に振り回されて傷ついた経験があるとしたら、もう振り回されないように私のやり方で付き合おうとしたくなります。

なぜかというと、振り回される側でなく振り回す側に回ることができれば、もう傷つかなくて良いからです。

ここでは「私のやり方でやるか、そうでなければ相手を私のやり方に同意するように正したい」というモードが強くなっていきます。

相手のやり方にあわせて進めていくなんてまっぴらなわけです。

自分のやりかたに、相手をしたがわせようと相手をコントロールしようとしたりもします。

その為相手をコントロールをしようとしてぶつかることや、権力争い、主導権争い、正しさの争いなどが多くなります。

主導権をにぎり自分のやり方に周りをあわさせようとすることで傷つかないようにしようとするこのステージをパワーストラグルのステージと呼びます。

このステージではよくケンカが起こります。

“私のやり方対彼のやり方”

とか、

“私のやり方対上司のやり方”

だとか、

私なりのやり方を主張して主導権を握ろうとする心理が働きます。

その為、力の争い(ケンカ)が起こるのです。

いかに自分が正しいくて相手が間違っているのかを解らせようと正しさの争いをはじめます。

すると・・・

例えこの争いに勝ったとしても、私は正しく相手が間違っているという関係ができあがります。

間違っているとやり込められた方の感情はどのような感情を抱くのでしょうか?

そう!面白くない気持になりますよね。

すると相手から敵対心を持ったれたり、わだかまりができたりしまいます。
パートナーシップなんかだと相手側の愛する気持が離れていったししてしまいます。

私のほうが正しさは証明できたとしても幸せな関係は作れないのです。

むしろ正しさを証明すればするほど幸せは遠のいていくことが多いようです。

デットーゾーンのステージ

私のやりかたのこだわり相手を自分のやり方にあわさせようとコントロールしようと主導権争いをするパワーストラグルのステージが続くとだんだん疲れてきます。

自分のやりかたに合うように相手をしたがわそう思っても徒労に終ったり、上手くいかなかったり、人間関係がややこしくなったりすることが多いからです。

こうなると人との関係を作って行くのに疲れたり、あきらめって感がでたり、燃え尽きてしまう感じや、何をやっても無駄じゃないかという感じがでてきます。

恋愛、仕事、対人関係、あらゆる関係にこの感じはでてきます。

この自立の最終段階をデットゾーンのステージと呼びます。

デットゾーンのステージではあらゆる関係がまるで墓場にきたかのような感じがします。

恋愛関係で例えると「この人とはどんなに頑張っても幸せになれない別れよう」と思うような感じです。

結婚している人だったら「結婚して10年もしたら夫婦の愛なんて冷めてあたりまえよね。仮面夫婦でもいいわ」と関係性を良くすることに意欲が持てずにあきらめてしまうような感じです。

会社だったら「やりがいを見つけられない。こんな職場もういたくない」と会社を辞めてしまったりします。

そして、今度は相手を代え会社を代えるなどして新しい関係でもう一度やりなおそうとします。

恋愛だと今の彼や彼女と別れて新しい彼や彼女とロマンスのステージからやりなおします。浮気なんかもその一つです。
*ロマンスのステージについては人の成長プロセス part 1をご参照ください

仕事に例えると会社を変えて心機一転やりなおそうとします。
夢や情熱を抱いていたロマンスのステージからやりなおそうとするのです。

相手を代えないでデットゾーンのステージであきらめた状態でいつづける人もいます。
仮面夫婦のまますごす、職場で感情を切り捨てて何も感じないようにやることをこなそうとする、人生こんなものだとあきらめた状態でう過ごす人もいます。

しかし、相手を変え、会社を変え、今度こそはと期待してやり直した関係も、以前の恋人や会社がロマンスのステージから始まり、やがてデットゾーンに終ったように、新しく始めた関係もやがてデットゾーンに行き着きます。

しかも、今度は前回よりもはやくデットゾーンに行き着くことが多いです。

例えていうと車で北海道から九州まで旅行をするとします。

1回目の旅行は初めてみた道中の目新しい観光スポットに立ち止まったり、名物を堪能したり、道に迷ったりなどなどでなかなか九州にたどりつけなかったりするもんですが2回目の北海道ー九州旅行となると1度通ったことのある道ですから2回目はもう一度見たスポットに立ち止まることもなく、名物を堪能することもなく、迷うことも無くスムーズに目的地にたどりつきます。

それと同じく依存のロマンスのステージから自立のデットゾーンのステージへいきつくのも2回目は早く行きつきます。

人の成長プロセスPart1、Part2を通して人は依存の段階から成長していき、やがて自立の最後デットゾーンのステージにいきます。
そして「今度こそは上手くいきたい」と相手を代えて再び依存の初期の段階であるロマンスのステージからやり直そうとする話を書いてきました。

しかし、またロマンスのステージからやり直さずともいい方法があるのです。
実はデットゾーンのステージの次に相互依存のステージという過程があるのです。

相互依存のステージではロマンスのステージの10倍ロマンスが感じられます。

結婚後10年たっているのに結婚当時よりもますます熱熱なカップルになっていったり、ますます会社が好きになっていたりという感じです。

デットゾーンを越えることができたところに、よりすばらしいステージがまっているのです。

しかし多くはデットゾーンを感じた時にあきらめてしまいます。

なぜならば自立の成長過程では、自分のやり方にこだわる為問題がでてきた時に自分のやり方で解決しようとしてしまいます。

すると自分のやり方で解決することができ問題を乗り切れる時はいいのですが、自分のやり方の中に問題を解決する答えが見つかない時に、問題が解決ができないうような感じがしてしまいあきらめてしまいます。

しかし、これは自分のやり方に答えが無いだけなのです。

『自立』のステージで問題を解決できない感じがしたり、答えが無いような感じがしたり、あきらめるしかないと思った時の問題をのりきる鍵は、“今のあなたのやり方以外のやり方”に答えがあります。

自分が持っていない他人のやり方、考え方、発想に解決の鍵があることが多いのです。
つまり他人に助けを求めることがいるわけですね。

あなたが自分のやり方で物事が上手く行き詰まり解決方法が無いと感じた時は、自立をしているから自分のやり方の範囲で解決法を探してことに気づき、自分のこだわりや自分のやり方を手放してそれ以外の答えを求めるて見ることにチャレンジしてみてください。

誰かに助けを求めてくださいね。

そうすると問題の抜け道が見つかったりすることがありますから。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。