エディプスコンプレックス Part2 ~恋愛の根源パターンはご両親との関係でできる?!~

恋愛にご両親との関係が深く関わってるんです。

あなたは罪悪感タイプ、無価値 感タイプどっち?

◇恋愛にご両親との関係がかかわっている!◇

恋愛問題(結婚、離婚含む)でカウンセリングをしていると、問題の根本
的なものにご両親との関係が隠れていることが多くあります。
恋愛とご両親との関係は、一見全然関係していないように見えたり、
普段意識していないだけに「関係してるんですよ」って言われてもピン
とこないかもしれませんね。

しかし、実際カウンセリングを受けられているクライアントさんはカウン
セリングが進めば進むほどご両親との関係が恋愛問題に関係していること
を実感されているようです。

今回は、そんなご両親との関係の中でも
エディプスコンプレックスと呼ばれるものをご紹介します。

以前に、Lecture.15でご紹介したことがありますので、今回はその第2弾
ですね。
Lecture.15
初恋は不倫!?~エディプスコンプレックス Part 1~

また、Lecture.92 でも触れてますんで良かったら見てくださいね。
Lecture.92
お父さんとの関係を見つめてみよう(女性編)

すばる舎出版の『「女子校育ち」のための恋愛講座』でも、
エディプスコンプレックスのことを書かせてもらっています。
こちらもよろしければ見てくださいね。

 

◆初恋は異性の親◆

私たちの初恋の相手というのは異性の親なんですね。
え~って思われるかもしれませんね。
男の子だったらお母さん。
女の子だったらお父さん、になります。

思い出してみてください。
小さい頃、「大きくなったらママと結婚する」「パパのお嫁さんになる」
って言っていた人もいるんじゃないでしょうか?
そうすると、「じゃあパパ(ママ)はどうなるの?」って言われて、
困ってしまった人もいるんではないでしょうか?(笑)
僕も、幼稚園児の頃そういえばこのようなことを言ったような気がします。
できれば、消してしまいたい過去です。(笑)

こういう風に言ったかどうかは別として、私たちは幼い頃、異性の親を好
きになるようです。

でも、お母さんはお父さんのもの、お父さんはお母さんのものなわけです
から初恋は不倫と言うことになりますね。

異性の親をめぐって心の中で同姓の親を恋敵として見てしまい、
異性の親をめぐる同姓の親との争いが生まれます。
男の子の場合は、お母さんをめぐるお父さんとの争い(もしくはお父さんを巡るお母さんとの争い)をエディプスコンプレックスと呼びます。

 

◆エディプスの勝者と敗者の恋愛◆

エディプスコンプレックスの特徴の一つに
勝者と敗者のパターンというものがあります。

エディプスコンプレックスでは、男の子が異性の親である
お母さん(女性の場合はお父さん)に可愛がられた時にお母さんの愛を
お父さん(女性の場合はお母さん)から取ってしまったように感じること
があるようです。(もちろん誤解なのですが)
愛を奪って自分のものにしたような感じがするで罪悪感を覚えます。
すると愛と罪悪感が結びつきやすくなります。

これはお父さんとの争いに勝ったわけですからエディプスの勝者と呼ばれ
ます。女の子の場合はエレクトラの勝者と呼ばれます。

エディプスの勝者が大人になるとどんな恋愛をするかという
と、愛を勝ち取ることは得意なのですが、
恋愛に罪悪感が付きまといがちな恋愛が多くなります。
もちろん恋愛に罪悪感を感じたい人はいません。
無意識的にそんな恋愛におちいることが多いようです。

例えば、男性の場合彼女と付き合っているんだけど母親を裏切っている
ような感覚がしてしまったり。
(女性の場合はお父さんを裏切ってるような感じがします。
お父さん、お母さんをひっくり返して考えてくださいね。)

他には不倫や、三角関係、人の彼女(彼氏)に恋するといった罪悪感が付
きまといがちな恋愛がなぜか多くなったりします。
この場合はエディプスの勝者のパターンからくる罪悪感を補償するために
とってしまった彼女(彼氏)を最終的に旦那(奥さん)や彼(彼女)に返
すことで、とってしまった罪悪感を補償しようと無意識的にしていること
もあるようです。
また、取ってしまった罪悪感があるので誰かに取られてしまうんじゃない
かという不安を覚えやすくもなります。

反対にお父さんにお母さんを取られてしまった。僕を選んでもらえなかっ
たと感じたタイプの男の子は、選ばれなかった僕は価値がないんだという
感覚を覚えます。
愛される価値がないんだと感じやすい無価値感タイプができあがります。
この選ばれなかったと感じたタイプをエディプスの敗者と呼びます。

そうすると大人になった時の恋愛パターンとして
無価値感が付きまといがちな恋愛が多くなります。

選ばれなかったことで、異性の親に心理的な距離感を感じますから、
彼女(彼)にも距離を置いた恋愛が多くなります。

二人の間の心理的な距離の変わりに実際の距離を置く遠距離恋愛なんかは
代表的なパターンですね。
実際の距離を置く他、ハードワークで会えない相手、嫉妬という感情的な
問題、等、二人の間に距離を感じるなにかを置きます。
そうすると恋愛で「自分は愛されてる価値がないんじゃないか」という
無価値感を感じます。
みごとに無価値感が付きまといがちな恋愛になるわけですね。

 

◇あなたは罪悪感タイプ?それとも無価値感タイプ?◇

恋愛に両親との関係が関わっているなんて、普段は考えないものですか
ら信じにくいことかも知れませんね。

でも、こういう両親との関係がなにか影響してるのかもしれないな、
自分は罪悪感タイプだろうか、無価値感タイプだろうかと考えてみるだけ
でも恋愛のパターンを変えていくヒントになるかもしれません。

例えば、罪悪感タイプの方は、
「いっつも親の目を気にして悪いことしてる感じがしてるな、だから彼
女に全力投球できないんだな。だから二人の関係が進展しないんだ」
と気づくのと気づかないとでは天と地程の違いが出てきます。
気づいたら改善ができますからね。

自分のタイプに気づければ、こう意識することもできると思います。
恋愛に罪悪感を感じることはいらないんだと意識することもできます。
こう意識するだけでも違ってくると思います。
無価値感タイプの方は自分のタイプに気づくことで、自分には愛される
価値があるんだと意識しようとすることもできますね。
気づけなければ意識できませんから、気づきを持ってみようと思われて
みるといいと思います。

カウンセリング/セラピーなどでは、潜在意識、無意識にある罪悪感や、
無価値感を解消する為に様々なアプローチをとります。
罪悪感タイプの方には取ってしまった罪悪感を解消する為、
イメージの力などを使って取ってしまった者を返すことで罪悪感を解消
したり、罪悪感を感じていた親に愛されているという感覚を強めていく
ことで取ってしまった罪悪感を解消したりします。
無価値感タイプの方には、選ばれなかったという誤解を解く為にイメー
ジの力を使い選ばれたという経験を感じてもらったりすることで、無価
値感を解消していくこともあります。

エディプスのパターンと言うのは深い意識に隠れてしまっていることが
多いので、普段はなかなかご両親との関係が恋愛と関連していることに
気づかないことが多いかもしれません。

でも、ちょっと頭の片隅にでも置いてみることで、なにかのきっかけで
「お父さんに求めてるものと彼に求めてるものが一緒やん」とか、
「いつも親に遠慮してる恋愛してたな」とか、
新たな気づきのきっかけになるかもしれません。
気づくことができれば改善もできますからね。

幸せな恋愛の為に何かのお役に立てればと思います。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。
家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。
東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。