お母さんとの関係を考える(4)~お母さんの育児と私の育児~

女性にとって育児、子育てというのは身近なテーマ、問題となっている方は多いです。
母さんの育児、子育ての仕方に批判的な思いを持っていると、それが自己批判の種になることがあります。

自分の育児、子育ての自己批判、自己嫌悪になってしまっている根っこに、お母さんの育児、子育てについての批判的な思いがあった時はその感情的なしこりを癒やすこと、緩めること、許すことにチャレンジする時なのかもしれません。

お子さんがいる女性にとって育児は身近なテーマ

育児分担という言葉がありますが実情として奥様のほうが育児を負担しているご家庭は多いかと思います。育児は奥様に任せっきりというご家庭もありますね。

男性批判をしているわけではありません。
家族の生活を守る為働くことを一生懸命されていたり、働いてくたくたになった体で家に帰って父親業を勤められていることは立派です。

ただ実情として子供と接する時間が奥様のほうが多かったり、育児、子育てに関しては奥様のほうが多くされているご家庭は多いもようという説明であります。

その為お子さんがいる女性にとって育児、子育てというのは身近なテーマ、問題となっている方は多いです。

お母さんの育児

お子さんがいる女性、すなわちお母さん業をしている女性も子供時代はあったわけです。

そして子ども時代は育児、子育てをされる側でありました。
当然自分の育児、子育てをするお母さんがいたわけです。

そのお母さんの育児、子育ての仕方に批判的な思いを持っていたとします。
するとその批判的な思いが自己批判となって返ってくることがあります・・・

例えば「お母さんの過干渉すぎるとこは嫌だった。子供の意思を尊重してくれず自分の価値観を押しつけすぎだった」という恨み辛みを持っていたとします。

そんな感情的なしこりを持っているとお母さんの過干渉すぎるところを嫌い、ああはなりたくないと思うのですが、ああはなりたくないと思っていたところがなぜだか似てしまうことがあります。

そして自分が育児、子育てをする立場になり、ついついお母さんのように子供に干渉しすぎてしまうことがあった時に自己嫌悪をしてしまいます。

あれだけお母さんは過干渉すぎて嫌だったと嫌っていた干渉を自分もしてしまったと・・・。

お母さんの子育てに批判的な思いがあると自分がお母さんのポジションについた時にその批判的な思いが自分への批判となってしまうことがあるのです。

お母さんの小言を言うところに強い批判的な思いがありそれが感情的なしこりになっている方は自分がお母さんになり子供に小言を言ってしまった時に「あんな風に小言を言わなくてもよかったんじゃないかなぁ」と自己批判をして落ち込んでしまったりしてしまいます。

次は小言はやめておこうと軽く反省する感じではなく、お母さんの小言を言う要素に強く批判がある分だけ小言をいうことに関して強く自己批判をしてしまうのです。

お母さんが感情にムラがありそのことで振り回されたことに批判的な思いがあると、自分が子育てをしていて余裕があったり余裕が無かったりとムラがでてしまいそのムラで子供にへの接し方が変わってしまったりすると、そんな自分に自己嫌悪してしまいます。

子育てをしていて良くなかったと思うことは反省をして「次からこうするようにしよう」という訂正になるのはいいのですが、自己批判をしすぎたり自己嫌悪になってしまうと心が苦しくなりますね。

あなたなりに育児、子育てを一生懸命頑張っているのにそれが自己批判、自己嫌悪になってしまうのは悲しいことです。

お母さんとの感情的なしこりを癒す

自分の育児、子育ての自己批判、自己嫌悪になってしまっている根っこに、お母さんの育児、子育てについての批判的な思いがあった時はその感情的なしこりを癒やすこと、緩めること、許すことにチャレンジする時なのかもしれません。

それはお母さんの為に過去のしこりを緩めることでも、お母さんの為に過去のことを許すわけではありません。

自分に対して自己批判、自己嫌悪ということをしすぎないようになる為にしていくのです。

私たちは誰かを批判していると自分がその誰かと同じ要素を持っていると感じたことに自分を批判してしまいます。
その自分への批判を無くす為に、その誰かへの批判を解いていくことがいるのです。

自分を褒めてあげてくださいね

育児、子育てをしている方のお話をお聞きしているとホント大変だなぁと思うことが多々あります。

体調が悪くても赤ちゃんのおむつをかえミルクの用意をしなければいけません。
嫌なことがあって心が元気になれない日でも子育てを今日は休みにしようという訳にはいきません。
子育てをされている方は、そんな大変なことをされています。

頑張られていると思うのです。

そんなこと大変なことをしている訳ですから、お母さん業をしている方は「私、頑張っているよね」と自分のことを褒めてあげてほしいのです。(もちろんお父さん業をしている方も)

良くなかったと思うことがあっても「次からこうするようにしよう」と反省して訂正することは必要でも、自己批判をしすぎたり自己嫌悪しすぎないで欲しいなぁと私は思うのです。

ご自身を褒めてあげてくださいね。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。