お子さんをうまく愛せていないと感じる時

近は、子育てと仕事の両立は女性の大きなテーマの一つにもなっていますね。お一人で息子さんを育てながらのお仕事、お子様の成長を喜ぶ思いと共に、また毎日のご苦労が多いことかとお察しします。

ただ小さいお子さんとお母さんの心理的距離はとても近いもの。だから息子さんの気持ちが、こと自分の気持ちのように感じて強く響くこともあるでしょう。どこか私達の心理学でいう投影の法則が働いて、「もし私が息子だったら。母である私に何を求めるだろう」と感じ、罪悪感を感じる可能性だって否定できません。

でも大切なのは「今できるベスト」と「愛情を注ぐこと」。何よりお母さんの笑顔がきっと子供さんの笑顔にも繋がるのではないでしょうか。

◎リクエストを頂きました◎
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私は、3歳の息子を持つシングルマザーです。仕事の関係上、息子が眠る夜の時間帯に友人かベビーシッターに家に来てもらって、息子が眠る間、面倒を見てもらっています。息子がほぼ毎日、誰か違う人が一緒に眠りに来るのは嫌だといいます。一年の4ヶ月程は、そういう状態が続き、私は、申し訳ないという罪悪感を感じます。この夜の仕事は、短時間で通常より多く支払ってもらえ、息子と昼間は一緒にいられるので続けたいと思います。この感情をどう取り扱えばよいでしょうか?
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リクエストをいただきありがとうございます。

うまく愛せないという罪悪感

最近は、子育てと仕事の両立は女性の大きなテーマの一つにもなっていますね。お一人で息子さんを育てながらのお仕事、お子様の成長を喜ぶ思いと共に、また毎日のご苦労が多いことかとお察しします。

経済的な部分や毎日の生活を意識しながらお子さんをお育てになるということは、知らずしらすのうちにストレスを溜めたすくなってしまうのかもしれませんね。

さて、いただいたリクエストにある「息子さんの気持ち」に対するお母さんの罪悪感。
これは息子さんの気持ちを思えばこそ感じてしまうものではないでしょうか。

お母さんの愛情があるからこそ感じるものであり、しかしどうにもできない事情があって割り切れない思いをお感じなのかもしれません。

ただ、こういったケースでは、お母さんが仕事に育児にと頑張っている分だけ、お子さんの気持ちが心に響くことがあるようですよ。

3歳の息子さんとお母さんの心理的距離はとても近いもの。ある意味癒着状態である事が多いものです。

だから息子さんの気持ちが、こと自分の気持ちのように感じて強く響くこともあるでしょう。
また、どこか息子さんとお母さんの関係にも、どこか私達の心理学でいう投影の法則が働きます。

「もし私が息子だったら。母である私に何を求めるだろう?どんな気分だろうか・・・」
そう感じるからこそうまく与えられない、愛せないという感覚がより気になっていくこともあろうかと思います。

これはお母さんにとって自己価値にも響くような心のダメージになることもあるかと思います。

ただ、こうも考えられないでしょうか?

できれば息子さんのために夜もずっと一緒にいてあげたい。
けれど、仕事のことを考えれば、できるだけ収入を得るために夜の時間帯に働きたい。

人によっていろんな思いがあるかと思いますが、どちらの思いも間違いとは言い切れず、ある意味理にかなったことだと思いませんか。

ただ、お母さんが一生懸命にお子さんを愛していればいるだけ、うまく愛せないという罪悪感を強く感じてしまう可能性もあります。

だからこそ、お母さんがどれだけ頑張っていらっしゃっても、申し訳ないような気持ちばかりに意識が無いてしまうのかもしれませんね。

 

申し訳無さより、共にいる時間を大切にしてみませんか?

お母さんが息子さんに申し訳ないという気持ちを強めてしまうと、どうしてもお母さんから笑顔が消え勝ちになってしまったり、お母さんの罪悪感の度合いだけ息子さんと何かしらの隔たりを感じてしまうこともあります。

それはお母さんにとっても息子さんにとっても切ないことなのかもしれませんよね。

ここで一つご提案ですが、申し訳ないと思う気持ちがもし愛情から来ているのであれば、お母さんが息子さんに実際に愛情を注いでいる部分にもっと意識を向けてみてはいかがでしょうか?

もちろん息子さんが我慢をしたり、あなたを求める気持ちを知るとココロがチクっとするかもしれませんが、それはあなたの愛情の裏返しだと思ってみてもいいのかもしれません。

今、お母さんがちゃんと愛せていることに目を向ける。
お母さんが自然と笑顔でいられるように、自分を許し大切にする。

息子さんを大切に想う気持ちがあればあるほど、つい出来ていないことや罪悪感に意識が向きがちですが、そこはお母さん自身に「許し」の視点を持たれると良いのかもしれません。

どんなお母さんも完璧ではありませんし、人である以上、完璧には愛せないものですよね。
だから、全てが初めから上手くいくとは限りませんし、それでいい。ベストを尽くすこと。

お母さんが息子さんを抱きしめられるときには、目一杯抱きしめてあげてください。
そして息子さんに「大切だよ」「ありがとう」と伝えてみるのはいかがでしょうか。

愛を惜しみなく注ぐことや、感謝することは、罪悪感の罠にハマらない一つのメソッドですしね。
小さなお子さんが求めるものはお母さんの笑顔。
あなたが笑顔で息子さんを愛している時間を、一つ一つ大切に過ごしていく方に意識を向けてみませんか。

また、普段頑張っている(自立している)お母さんも、実は知らず知らずのうちにその内面でココロが傷つくこともあるかもしれません。頑張ることはある意味、自分の気持ちを顧みないでいることでもありますから。

だからこそ、お母さんご自身の心のバランスも大切にしてみてくださいね。

特にお母さんが何かあった時に頼れる人や場所があると心強かったり、気持ちのバランスがより取りやすくなると思います。

以上、簡単ですが参考にしていただければ幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

浅野 寿和

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派。「男女関係向上・男性心理分析」「自信・自己価値向上」に独特の強みをもち、ビジネス・ライフワーク発見なども対応。明快・明晰かつ、ユーモアと温かさを忘れない屈託のないカウンセリングは「一度利用するとクセになる」と評され、お客様の笑顔が絶えない。