彼氏ができず、片思いが成就しないのがコンプレックスです

相談者名
ねこ
私は現在20代半ばです。彼氏がいない歴=年齢がコンプレックスです。
自分の魅力がないわけではないことはわかってはいるのですが、それでも悩みます。
身近な人が付き合いだしたり、あるいは見知らぬカップルが並んで歩いているのを見ているだけで激しく嫉妬し、「なんでこの人たちでも付き合えるのに自分は彼氏ができないんだ」と思うこともよくあります。
友人から「そのうちいい人と出会えて結婚もできるだろうから大丈夫」というアドバイスをもらうのですが、結婚願望がないゆえまったく心に響きません。
20代という一番きれいな時期を恋愛しないまま、歳をとっていくことに焦りを感じているのだと思います。

自分の恋愛に自信がないのは、過去の失恋経験によるものも大きいと思います。
今まで2人、好きな人ができたのですがどちらも付き合うまで至りませんでした。
1人目に振られたとき、悔しさと悲しさのあまりしばらく執着してしまいました。今はもう忘れて、何も感じておりません。
最近は、2人目に告白し振られました。
彼は6年くらい付き合いのある友人ですが、だんだんと恋愛感情が湧いてきました。2ヵ月前くらいにふとしたきっかけで好きであることを伝えたのですが、「見た目も性格も魅力的だと思うが、今のままでは自分に自信がなさそうだし依存されるのは嫌だ。だから今は付き合えない」と言われました。
その後、何度か食事に行ったり、2回ほど彼の家に泊まったりしたのですが、だんだんと気まずい雰囲気を感じて、最近はメールを送ってもなんとなくかわされる気がしてしまいます。
このまま彼と付き合えず、ずっと独り身なのだろうか、と考えると悲しくて、彼に泣きついてしまうこともあります。
そんな彼ですが、現在でも友人としてなら交流があり、週1回以上は会い、普通に会話を交わしています。

とりとめがなくてすみません。
どちらもずっと悩んでいて、一度悩み始めると他のことが手につかなくなってしまいます。このままでは日常に支障があるし、彼氏なんてできるはずがないとわかっているので、思い切って相談させていただきました。
解決したい悩みは、まず彼氏ができないコンプレックスはどうしたら解消するのでしょうか。
また、最近振られた彼は今後付き合うことができるのでしょうか。
よろしくお願いします。

カウンセラー
安池泰子
ねこさん、はじめまして。
こんにちは。
今回、担当をさせて頂きます安池泰子と申します。
よろしくお願いいたします。ねこさんは、彼氏がいない歴=年齢ということをコンプレックスと感じてしまっているのですね。
ねこさんは、ご自分のことを大切にしてきちんとしたお相手以外とは付き合わずに自分の気持ちに正直に生きてこられたんだなぁと思いました。

やはり、お年頃ですし、恋愛もしたいですし、身近な人がお付き合いを始めたりしたとしたら、のんびり身構えているどころか焦ってしまいますよね?
そして、外を歩けばカップルに目が行ってしまって、「なんで、この人たちは付き合えているんだろう?」と嫉妬の感情を燃やしてしまったりしますよね。

ねこさんが見知らぬカップルに嫉妬をすればするほど、もしかしたら彼氏ができにくくなるかもしれません…。
それはなぜかというと。。。

ほんの少し、心の仕組みについてお話ししますね

私たちの心は、意識と無意識に大きく二つに分けることがができます。
(意識は全体の約3〜4パーセントしかなくて、残りが無意識です。)

ねこさんの状況を考えてみると

ねこさんの意識の部分では、「彼氏が欲しい!」と思っています。

そして、カップルに対して、嫉妬の感情を燃やしたり、攻撃的な感情を抱いたり、ネガティブな感情を感じたりで、カップルに対していいイメージを持たなかったとしたら

ある日ねこさんに彼氏ができてカップル側に回った時に、今までご自分が(カップルに対して)嫉妬の感情を燃やしたり攻撃的な感情を抱いたのだから、逆の立場に立った自分もきっと嫉妬の感情を燃やされてしまうんじゃないか?と無意識の部分で感じていたとしたら

人に嫌われたり攻撃されたりしたくないと回避するために、無意識の部分で「だったら、彼氏はいない方がいいかもしれない」と思ってしまっていたとしたら、

彼氏がいないという現実に直結してしまうこともあります。

まずは、お付き合いを始めた身近な人だったりカップルを見た時に攻撃的に思うのではなく、「いいなぁ、私も早くあんな風になりたい」だったり、目に映るカップルの素敵な部分を探してみたり、ポジティブな感情を抱くようにしてみませんか?
モデルとなるカップルを目標に掲げると、彼氏ができたご自分を身近に感じられると思います。

ねこさんは、今までに2人の方に告白をしてこられたんですね。
ご自分の気持ちをきちんと相手に伝えることができるというのは、とても素晴らしいことだと思います。

ご相談内容から、ねこさんは、一旦恋愛感情を抱いていることに気づくと相手の方と距離がとても近くなるのではないかな?と思いました。

1人目に告白した方については、詳しく書かれていないのでわかりませんが、
最近告白した方との告白に至るまでの経緯を読ませていただいて、
6年くらい友達として付き合って来て、ねこさんの中でだんだんと恋愛感情が芽生えていったとは思いますが、相手の方としては予期せぬ出来事だったのかもしれません。

彼がねこさんに対して好意が何もないという訳ではないと思います。
ねこさんに対して見た目も性格も魅力的だと思っているけれど、ねこさんが彼にしがみついてしまう部分を受け止める自信がなくて、恋愛の相手として一歩踏み込めないのではないかと思います。

ねこさんは、友人としての関わりでは適度な距離感を保っていられるんだと思います。
ただ、相手に恋愛感情を抱いていることに気づくと、急に相手にしがみついてしまったり頼り切りになってしまったり、ひとりでは何もできなくなってしまうようなことがあるのではないでしょうか?

彼としては、友人としての距離感で関わる分には問題のない状況で受け入れられるのだと思います。
急に彼にすべてを求めすぎてしまわないように、ねこさんが悩み事をかかえても振り回されないように、ご自分の足で立てるようになっていけば、彼とお付き合いできる可能性も出てくると思います。

悩み始めた時に、頭の中でグルグル考えるのではなくて、大きな紙に書き出してみたり、すこし頭の中を整理するといいかもしれません。

そして、ご自分のダメなところばかりに目を向けるのではなく、ほんのちょっとしたことでも、出来たことや素晴らしいことに目を向けてご自分を褒める習慣をつけましょう。
(毎日、出来なくても大丈夫です。途中で途切れたらまたやり始めたらいいんです)

そうすると自信がついてくるので、前向きに物事を考えられるようになりますし、悩み事から派生するネガティブな考えやイメージに振り回されることもなくなっていきます。

ねこさんに自信がみなぎって誰かに頼り切りにならずにご自分の足できちんと立てているところを見て、彼が、ねこさんに対して、自信を取り戻しているし誰かに頼り切りではなく自分の足できちんと立てるようになったなぁと感じたら、ねこさんの気持ちを受け入れてみようと思うのではないかと思います。

ねこさんが素敵な彼と楽しく幸せな日々を過ごせますように。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

鋭い洞察力とユニークな分析から、その人に合ったわかりやすい例え話を用いて、悩みが解決したように感じるパワフルさや、深刻さを笑いに変える明るさが人気を得ている。 どうしたらいいかわからずモヤモヤする事などに通訳者のようなアプローチを信条とし、本音の部分を引き出すお手伝いを特に得意とする。