失恋の処方箋(2)~思いを心に残さずに全部だしてしまう~

思いを残さないこと

言いたいことを言えず思ってしまった、まだ伝え切れていないことがある、お別れの時は感情的になってしまって本当に伝えたいことと違うことを伝えてしまった、そんな心の残りを失恋後も抱えたままにしないよう全部相手に伝えましょうという提案をさせてもらうことがあります。
思いを心に残さないことで失恋後の思いを引きずりにくくするわけですね。

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失恋のご相談をいただいた時に、別れた相手にすがりつかずに状態のクライアントさんに、「引いてみるという選択をしてみてはいかがでしょう?」という提案をすることがあります。

それとは違う方向性の提案で、「物分かりの良い人にはならずに、持っている思いをぶつけてみてはいかがでしょう?」(例えば、やり直したいという思いなど)という提案をさせてもらうこともあります。

全く違うスタンスの違う提案なのですが、この提案の違いはクライアントさんがどんな気持ちでお別れに望みたいかによって変わってくることが多いです。

・お別れした人と別れてからも良い友人でいたい。
・復縁を目指したいがすがりつけばつくほど、相手の気持ちが冷めていったり、嫌悪に変わっていっている状況がある。
・すがりつくことで相手を苦しめていると言う罪悪感で自分が苦しくなっている。
・別れした人を愛してあげたいという思いがあるとき。今できる愛し方として、別れて解放してあげるという選択肢の提案として。

等々の時は、すがりつかずに引いてみるということを提案することがあります。

そうすることがクライアントさんの望む状況に近づいたり、心が楽になったりすると判断した時は、そのような提案をさせてもらうことがあります。

クライアントさんが上記のような望みではない時もあります。

・言うことを言わずにいて後で後悔したくない
・別れしてしばらく経っているが、自分の気持ちを言えないことで引きずっている
・お別れして良い友達としてお付き合いしたいとかは思わない、リスクがあってもチャンスにかけてみたい
・言えずにいた気持ちを抱えて引きずっている
・感情的になってしまい本当に伝えたいことと違うことを伝えて後悔している

そんな時は、気持ちを相手にぶつけていましょうという提案をさせてもらうことがあります。
復縁したいと言う気持ちを相手に伝えることもあれば、今まで我慢してきた思いを伝えるということもあります。

なぜなら、伝えられていない思いを心に残したままでいると、その思いを失恋後もずっと抱えたままになり、引きずってしまうことがあるからです。

心に抱えたままにして、後々引きずらないように、全部ぶつけてしまいましょうという意味で提案をさせてもらうことがあります。

 

●伝える目的は自分の思いを表現して終わらせる為

この想いをぶつける(伝える)時のコツは、相手から良い反応をもらうことを期待せずに伝えることなんです。

・相手からの感謝の言葉が欲しい
・復縁したいと言う思いに答えてもらいたい
・我慢してきたことを伝えて謝ってもらいたい

等々の反応を期待して伝えると、思った通りの反応が返ってこないときにますます悲しくなったりますます腹が立ったりしてしまいます。

だから、
相手から良い反応をもらうために伝えるのではなく、伝える目的としては自分の思いを心に留めておいたままこの関係を終わりにするのではなく、自分の思いを全部表現してから恋愛を終わらせるという意味合いで伝えるんです。

・好きということを伝えられず終わってしまったことを後悔しないために
・やり直したいを言えずに終わって後悔しないために
・我慢ばかりして終わったという最後で終わらないために
・悲しかったこと、本当は嫌だったことを伝えずに、自分の心に残したままにしないために
・感謝を伝えずに終わったことが心に引っかかったままにしないために

などなど、
思いを心に残したままに終わらないように、
心に残った思いであとあと引きづらないように、
心にある思いは表現して終わると言う意味で伝えるのです!

●文章で伝えてもOK

「思いを心に残さない為に伝えることをやってみたい!でも、もう別れしたし、今更会おうとは言いづらいし・・・相手も会ってくれるか分からないし・・・」

そう思われる方もいると思います。

そうですね、別れして少し時間が経っていると会おうと言いづらいこともあるかもしれませんね

でも、大丈夫です。

これは伝えて相手に反応をもらうという主旨ではなく、ただ自分の思いを相手に伝えるということが目的なので会って話さなくてもOKです。

手紙に思いをしたためて伝えたり、メールで伝える形もOKです。

手紙や、メールのいいところは推敲ができるところです。

一度自分の思いを文章にした後に、本当に私が伝えたい事はこの内容なのか?と考え、推敲ができます。

本当に伝えたい思いを整理できるところが文章にしたためる方法の良いところですね。

私が関わらせていただいたクライアントさんの中には「私が本当に伝えたかったことはこれなのか?」と20回ほど推敲して、手紙を出したという方もいました。
何回も推敲していく中で心が整理されていったのと、本当に伝えたい思いを送れたのですっきりしたと言われていました。

もちろん、文章でなく、口頭で伝えるのもOKです。

伝えたところ感謝の言葉が返ってくるかもしれません。
復縁の言葉が返ってくるかもしれません。

返答もないといこともあります。

もしかしたら、厳しい言葉や、冷たい言葉が返ってくるかもしれません。
そういうリスクもあります。

しかし、自分の心の中に思いを残さずに伝えるだけ伝えて終わらすという目的で、思いをぶつけるというのはありだと思います。

もし、言わなかったら後で心に思いが残って引きずりそう・・・という方は、後で引きずる思いを残さないために勇気を出して思いをぶつけてみると良いかもしれませんね。

>>>『失恋の処方箋(3)~自己肯定感を修復する~』へ続く

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。