自分の気持ちに自信が持てない

相談者名
もも
こんにちは。当方、24歳女性です。
現在、交際2週間で同棲、4ヶ月目で結婚し、結婚1ヶ月半、3歳年上の旦那がおります。
新婚ではありますが、旦那に対する『好き』という感情にとても波があり、結婚して良かったのかとても不安です。
結婚前は『結婚したい』という願望は少しばかりありましたが、いざプロポーズされてからは、嬉しいという感情よりも不安の方が大きく、母子家庭で暮らしていた実家に戻りたいとも何度も思い、ひどく落ち込むことも度々あります。
更にフルで仕事をしているため、ストレスも重なり、甘えてくる旦那に冷たい態度をとってしまうこともあります。

私自信、恋愛しても最長2ヶ月しか付き合ったことがなく、原因としては私の気持ちが維持しないことにありました。言ってしまえば、熱しやすく冷めやすいタイプです。
相手の嫌なところをみると、すぐにネガティブにしか考えられなくなり、別れたいと思ってしまいます。しかし、相手に冷たくされると逆に重くなり、フラれてしまうこともありました。

小さい頃からあまり親に甘えずに過ごしたせいか、甘え方もよくわからず、父の借金により母子家庭になり1人でいることが多かったせいか、誰かとずっと一緒にいることがあまり好きではなく、ベタベタするのも自分らしくないと思い苦手です。

それに対し、旦那はとても愛情深く柔軟な考えができて、とても素直な人です。
そういう面では私と正反対ですが、フィーリングが一緒で相手の考えてることは大半わかります。
それに加え、私が持っていた高い理想に全て当てはまってる人なので、
別れたら後悔するというのは常に思っています。

旦那のローン(車、買い物)もあり、金銭面ではゼロからのスタートなので
これから引越し、結婚式、出産等いろいろなイベントが待っていますが、
こんな不安定な気持ちのままで前進して大丈夫なのか、更に不安です。

なんで気持ちが維持できないのか・・なぜ考え過ぎてしまうのか・・
恋愛では気にしてなかった自分の難点が、結婚後はとても大きなことに感じてます。
自分を変えなきゃどうにもならないことはわかっていますがどうすればいいのか・・

答えのない相談で申し訳ありませんが、
アドバイスいただければ幸いです。
よろしくお願いします。

カウンセラー
井上真由美
ももさん、こんにちは。
今回のご相談を担当します、井上真由美と申します。
よろしくお願いします。

さて、今回ももさんのご相談を読んで、マリッジブルーの可能性が高いのかなと感じました。
マリッジブルーとは、結婚前に感じる結婚への不安全般のことを指しますが、ももさんの場合、スピード結婚というケースのようですから、今それが来ているのかもしれませんね。

マリッジブルーには、本当にこの人でいいの?という不安や変化への怖れがあります。

ももさんは、ご主人に対する『好き』という感情に波があると書かれていますが、結婚に対する不安は、感じれば感じるほど、相手の欠点が多く目についたり、深刻なものに感じられて、本当にこの人でいいの?という不安がどんどん大きくなったりします。そしてますます『好き』がわからなくなるという悪循環を引き起こすことがあります。
ももさんの場合、今までの恋愛でも気持ちが維持しなかったと書かれていますので、自分の熱しやすく冷めやすいところが、余計に、ご主人への気持ちが冷めてしまわないか不安になってしまうのかもしれませんね。

でも、ここで少しももさんの心の中に向き合ってみてほしいのですが、
>相手の嫌なところをみると、すぐにネガティブにしか考えられなくなり、別れたいと思ってしまいます。
>誰かとずっと一緒にいることがあまり好きではなく、ベタベタするのも自分らしくないと思い苦手です。
と書かれていますね。
これは、私には、どちらもそれ以上本気で相手を好きにならない、相手にのめりこまない、なにか防衛線のように感じるのですが、いかがですか。
文面だけですので、私の憶測になってしまいますが、ももさんは無意識のうちにでも、人と親密になること、誰かにのめりこむことを避けていらっしゃいませんか。

マリッジブルーは、変化への怖れと書きましたが、変化への怖れというのは、未知の世界に対して防衛的な気持ちが出てくるということなんですね。
つまり、今まで生きてきた中で経験したことがない未知の世界で、自分は本当に幸せにやっていけるのだろうか。もしやっていけずに失敗してしまったら・・・怖すぎる!という深層心理なんです。

そして、一般的にベタベタするというのは、親密感を感じる行為といえますね。
もしも親密感を感じることを怖れているとしたら、それは親密感を感じて、相手にどんどんのめり込んでいったら、いつか傷ついてしまうのではないかという不安の裏返しではないでしょうか。
つまり、ももさんは本気で人を好きになって、傷つくことを怖れていませんか。

くわえて、
>しかし、相手に冷たくされると逆に重くなり、フラれてしまうこともありました。
というのは、逆に相手が冷たくなると、今度は『見捨てられる』『離れていかれる』ということの方が怖くなり、すがりつくような感じになるのではないでしょうか。

もしこういったことがあるのだとしたら、今までにも、ももさんは辛い別れというものを経験したことがありませんか。

というのも、人を本気で好きになって、傷つくことが怖いという気持ち、見捨てられるということを怖れる気持ち。これは、今までの自分の経験に照らし合わせて感じていることが多いからです。
いわば、「もうあんな風に傷つきたくはない!」という心の叫び。
ももさんの中で、いろんな『別れ』があったのではないでしょうか。よかったら一度お話を聞かせてくださいね。

ただ、
母子家庭で暮らしていた実家に戻りたいと、何度も思うももさん。
ももさんにとって、実家とは、お母さんとは、どのような存在なのでしょうか。
そして、お父さんと離れてしまったというのは、幼いももさんにとって、どんな影響を持っていたのでしょうか。
ももさんの中の『別れ』が、ご両親の離婚とつながるかどうかはわかりませんが、私の中からは、そんな問いが出てきました。

そしてもし、こういったももさんの心の傷みから、パートナーに対して『好き』という感情が不安定になりやすいのだとしたら、できるだけ、ももさんの心の傷を彼に話してください。
それが、甘えるということでもあるかと思います。

ももさんは、親にも甘えてこなかった、ということは、おそらく今まで随分一人でがんばってきたのではないでしょうか。
怒りたいことがあっても我慢したり、泣きたいことがあっても一人で泣いたり、悔しいことがあったら自分の力で歯をくいしばってがんばってきたのではないですか。
そして、甘えることが苦手なももさんだから、ご主人が甘えてきたら、冷たい態度をとってしまうのではないでしょうか。そこにも、何らかのももさんの感情を揺り動かす事情があるのだと思います。
ももさんの、『甘える』ということに関しても、どんな思いを持っているのか、よかったらご主人に話してみてください。

ももさんは、ご主人のことを『とても愛情深く柔軟な考えができて、とても素直な人』と称されていますね。
そんなご主人であれば、きっとももさんの言葉に愛情をもって耳を傾けてくれるはずです。
それが、「この人なら大丈夫」という彼への信頼になり、「この人となら結婚して幸せになれる」という実感を積み重ねていくことになります。

マリッジブルーを乗り越える時に、一番大切なのは、一人で乗り越えようとしないことです。
ご主人と二人でももさんの不安に向き合い、二人で乗り越えていってください。
そのためにも、なるべくももさんが何を考え、何を感じているかを、ご主人にちゃんとコミュニケーションすることです。
金銭面ではゼロからのスタート、と書かれていますが、そこにも不安はありませんか?
お父様の借金により母子家庭になったという経験をお持ちのももさんなら、もしかしてお金の不安も大きいのかもしれないと思いました。
お金の話はご主人には話しづらいかもしれませんが、将来設計という意味でも夫婦で話し合うことをお勧めします。
そうして、「彼と幸せになる」と覚悟を決めてください。この覚悟は、変化への怖れを吹っ飛ばすくらいの威力がありますからね^^

でもやはり、ご主人への不安定な気持ちなど、どうしても本人に言いづらいこともあるかと思います。
そんなときは、私たちカウンセラーを頼ってください。
ももさんの幸せいっぱいの結婚生活を応援していますからね。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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