僻みっぽい性格のなおしたい

相談者名
モモ
似たような相談も多々あるとは思いますが、自分の言葉を誰かに聞いてみてほしかったので投稿します。よろしくお願いします。

タイトル通り、僻みっぽい性格をなおしたいんです。
たぶん自信がないからだろうと思うのですが、友達の行動や考えに対していちいち嫉妬?僻み?を抱いてしまいます。
例えば。私は医療系の学生で、現在卒業後の研修先を決める時期なのですが、こういう所で働きたい!というビジョンがありません。周りの友達には既に研修先を決めたひと、決まってなくてもビジョンがあり、目星はついているというひと、様々です。いわゆる意識が高い、とかいうやつでしょうか。
そういうひとたちからの話を聞いていると耳を塞ぎたくなります。こういう意識の高い話を聞きたくないから、いっそ少々田舎の研修先にしようかとも思うのですが、それはそれで情報に置いていかれる気がして恐く、決められずにいます。

また、高校時代の友達から結婚、妊娠の報告がきたときも同様に嫉妬しました。私は子供ができにくい体質と言われているので余計にかもしれませんが。大した勉強もせずすぐ仕事もやめたくせに、結婚して子供つくるという女の幸せ、みたいなのをきちんと味わっている彼女が羨ましいんだとおもいます。遠方での披露宴にも行ったくらいの仲なのですが、話を聞きたくないとおもってしまいます。

あるいは今、友達に恋人ができるラッシュ?みたいな時期です。私は三年前に元彼と別れてから恋人どころか好きなひとすら出来たことがありません。だからか、友達の恋人トークを聞くとやっぱり耳を塞ぎたくなるのです。

でもどれも、耳を塞ぎたいけど置いていかれるのが恐くて(何に?)、結局聞きます。そして自己嫌悪からか、その友達にイライラします。
ずっとこの繰り返しで、いいかげん疲れてきました。他人のことを気にしても仕方ないって言い聞かせるけど、気にしてしまって。でも大体のことが、自分は劣っているからそれを実感してへこみ、嫉妬する。こんな生きにくいのは嫌です。ストレスを感じなくてもいい部分で感じずに生きたいです。

とりとめない文章になってしまいましたが、こんな私の性格をなんとかすることはできるでしょうか。よろしくお願いします。

カウンセラー
吉村ひろえ
モモさん、こんにちは。
はじめまして。
担当させて頂く、吉村ひろえと申します。
ご相談ありがとうございます。
モモさんが少しでも楽になってもらえたら、と思います。
そうぞよろしくお願いします。

モモさんは、学生さんなのですね。
勉強や、将来の道を本格的に選択してゆく時期で、忙しい上に色々と思い悩みますよね。
睡眠と食事はしっかり摂って、体には気を付けて下さいね。

さて、モモさんは「僻みっぽい性格をなおしたい」と思っていらっしゃるのですね。
就職・結婚・恋愛。
友達のそんな、いろんな話を聞くたびに嫉妬や僻みを感じておられるのですね。
嫉妬や僻みを感じるのは、つらいですよね。
イライラやモヤモヤに心が乗っ取られて、でも、それらをどこにも持って行けず、抱えたままもがき苦しむ感じでしょうか。
では、“嫉妬”や“僻み”とはどんな感情なのでしょう?

私たちは“嫉妬”を感じる時は、誰かと比べて自分が「負けてる」と感じる時です。
「負けてる」と感じるわけですから、そこには『競争』があります。
そして、その競争に「負けて」しまった自分を肯定的に見ることなど出来ません。
「私って能力が無い」
「私って女の幸せがつかめない」
「私って女としての魅力が無い」
と、どんどん自分を貶めるような事ばかり、感じてしまいます。
そして、「無い無い尽くしの私」のことなど好きになれる筈など無く、そんな私を嫌悪してゆきます。

そうすると、“僻み”も出てきます。
“僻み”というのは「どうせ、私なんか」と自分を否定的に見ることです。
競争に負ける私には「価値が無い」と感じるわけですから、そんな「価値の無い」私の将来に希望など持てません。
そうすると、「どうせ私なんて」と、絶望的な気持ちになってしまうかもしれませんね。

>そして自己嫌悪からか、その友達にイライラします。

モモさんは、友達にイライラする、と書いてくださっていますが、これは実はご自身に向けられたものです。
モモさんが、競争に『負けて』、自分には『価値が無い』と感じ、価値の無い自分を責めて、ご自身にイライラを感じておられるようです。
これは本当にストレスになりますし、生きにくいですよね。

嫉妬や僻みを感じるのは、モモさんがモモさんの価値を認めていないから、と言うことになるのですがいかがですか?
「そんなこと言ったって、私に価値などないよ」
とモモさんは、思われるかもしれません。

頂いたご相談文を拝読して、モモさんは

・自分の言葉を持っている
・自分の考えや思いを解りやすく文章で表現できる
・人の価値を見ることが出来る
・勇気がある
・正直な人
・人を愛したい人
・向上心のある人

私は、そんな風に感じました。
これは、モモさんの価値ですが、信じて受け取ってもらえるでしょうか?
そして、周りのお友達もそんな風にモモさんを見ている人がいらっしゃるかもしれません。

“嫉妬”や“僻み”と言う感情は私たちの誰もが持っている感情と言えます。
けれど、この嫉妬を“賞賛”に変えることも出来るのです。
それには、ご自身の価値をきちんと認め、受け取ってゆくことです。
「私には私の素晴らしいところがある。そして、あの人のああいうところも素敵だな」と素直に心から思えたら生き辛さは無くなり、気楽に楽しく過ごす時間がどんどん増えてゆきます。

もしも、モモさんがご自身の価値をなかなか認められない、受け取れない時はカウンセリングも活用されてください。
モモさんがご自身を認めにくくなったルーツを一緒に探して、その『誤解』を解いてゆきましょう。

モモさんがご自身を認めて愛することが出来ますように。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦、浮気、離婚などのパートナーシップから対人関係、子育て、また、死や自己受容のテーマなど幅広いジャンルを得意とする。 女性的で包容力があり、安心して頼れる姉貴的な存在。クライアントからは「話しをすると元気になる」「いつも安心させてくれる」などの絶大なる支持を得ている。