人間関係

相談者名
はる
人間関係で少し疲れています。
私はもともと人に合わせる人間でした。しかしそれではいけない、というより社会に出てからはやっていけなくなりました。いっぱいいっぱいになって、バランスをくずし特に気にしていなかった過去が思い出されて、後悔し自己嫌悪ばかりしていました。高校時代のいじめ、親からの身体的精神的暴力(だったと思います。本人にとってはしつけかもしれませんが、彼らの価値観の基準はおかしいし、ただ辛いものだと思います)今頃気付いたのかと、あきれてしまいます。
しかし人の考えや思いを無意識にか探ってしまい、疲れてしまいます。この人はこうだろうか?とか・・・。少し疑ってかかって見ているような気がします。
でもたくさんの人がいて、みなそれぞれ違うのですから、そんな問いは無用だとも思います。だから気にしたくないです。
気にしなくていいとも思うようになったのですが、かといって気にしなさ過ぎると、自分でないような、もやもやするような、人との距離が広がるような気がします。どうなりたいんでしょうか。
今の心境、良くなりはじめた心境は以前にも正直憶えがあるのです。小学生のころの気持ちに似ています。おそらくその頃に私は自立したのだと最近思いはじめました。その頃は、人の思いも全部しょいこんでいた気がします。それでもいけない・・・とあれこれ模策が激しいです。
以前より良くはなっているのですが、人が見えだすと、それはそれで疲れてしまい以前の自己嫌悪ばかりの暗い自分に戻ってしまいそうな時があります。
何かしたいと思うのは私の過去からの心のパターンだと思うのですが、なかなかそれが変わりません。あまりに気にしすぎたりしたことで、バランスが崩れてしまったので、もう気にしたくないのですが・・・。
自分らしくあることとは、なんなのでしょうか。
たくさんの人がいて、素直な自分の意見をいっているつもりでもどこか遠慮をしているような顔色を伺っている自分がまだいます。まだ解けきれていないのでしょうか。
カウンセラー
中村季代乃
はるさん、こんにちは。
今回担当させていただきます、中村季代乃です。
どうぞよろしくお願いいたします。はるさんは、人に遠慮をして、はるさんご自身が出し切れていないという所
にお悩みなんですね。
人の顔色を伺って生活する事ってとってもしんどいですよね。
24時間365日誰かに監視されているような感覚を持っていらっしゃるか
もしれません。
そして、気を抜く時間というものも全く持てていない状態なのかもしれませ
ん。
とてもしんどくて辛い事ですよね。
しかし、その中でも、自分のカラーを出していこう、自分らしくいきたい
と、はるさんは強く感じていらっしゃいますよね。
そして、それを実行しようと日々努力されているという事はすばらしい事だ
と思います。
本当に、いままで頑張ってこられましたよね。

自分のカラーをだしていきたい、でもその度に自己嫌悪を感じてしまう。
しかし、その自己嫌悪になにか、はるさんの今感じていらっしゃる辛い気持
ちを楽になれるヒントが隠されているような感じがいたしました。

はるさんご自身が自分を出そうとしたとき、自分を表現とした時に、自己嫌
悪を感じてしまう時、それはもしかしたらはるさんが自分自身の中にブレー
クを出すサインなのかもしれないな、と感じました。
心の中のブレーキをかけてしまうという事は、私たちがいつも無意識にとっ
てしまう行動でもあります。
そのブレーキが出る時に、はるさんの心の中で何かサインを発しているのか
もしれませんね。

はるさんのご相談内容を拝読し、感じたキーワードは「コントロール」です。
コントロールというのは私たちが感じるととても嫌という感覚になるものの
一つです。
はるさんが人の顔色を見ながらご自身を表現するという事は、もしかしたら
その「コントロール」とうい感覚にとても敏感な方なのかもしれません。
そして、そのコントロールからはるさんご自身を守る為に、人の顔色をみて
発言するという事を、いつしからかされていたのかもしれませんね。
その行動ははるさんにとってとてもしんどい事ですよね。
しかし、そうせざるを得なかった時期があったのかもしれません。
そして、はるさんは今、人の顔色をうかがわなくても「コントロール」され
ない状況になったにも関わらずご自身を表現しようとした時に出てくる自己
嫌悪は、裏を返せば、はるさんご自身をコントロールするものになっている
のかもしれません。

今までもっているパターンを変えるという事はとても勇気がいるものです。
しかし、この自己嫌悪という心のサインをどう扱っていくかというのが、は
るさんのこれからのテーマになるかもしれませんね。
はるさんの感じていらっしゃる自己嫌悪を見つめ直す事、どこからその自己
嫌悪が生まれてきたのかを見る事で、はるさんご自身が楽にご自身を表現し
たり、はるさんご自身を発信する事が可能となるのではないかな、と感じま
した。

しかし、その自己嫌悪をはるさんお一人で見つめるにはとても勇気がいる事
かもしれません。
その時は、私たちカウンセラーと一緒にはるさんが感じていらっしゃる自己
嫌悪を見つめてみませんか。
そして、その自己嫌悪を一緒に見つめる過程の中ではるさんご自身を楽に表
現するヒントを一緒に探していきませんか。

はるさんにとってご自身の自己嫌悪を感じずにご自身を表現できるきっかけ
となれば幸いです。

この度はご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃

この記事を書いたカウンセラー

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