同性(女性)に対する劣等感・敵対心

相談者名
メロン
初めまして。20代後半の女性です。
同性に対する自分の敵対心にどう対処すれば分からず、悩んでいます。
幼稚園くらいの頃からいわゆる「かわいい」女の子(クラスで人気者の子など)とうまく話せず、同性の友達はいることはいるものの、女性同士で固まるのが未だに苦手です。
もともと性格や趣味がちょっと男の子っぽいので、ずっとそれが原因だろうと思ってあまり気にしていなかったのですが、社会人になった頃からでしょうか、ケンカで同性の友達がだんだんと減って行き、自分でも「何か私おかしいな」と1年ほど前に気づき、いろいろな本を読んだり自分なりに自己分析をしてみた結果、自分が女性に対してコンプレックスを抱いていることに気づきました。
特に同じくらいの歳の女性を、常に敵対視しているように思います。また、特に自分の外見、過去にコンプレックスがあります。
外見に関しては、自分なりに少しずつ努力してコンプレックスを乗り越えていく努力をしているつもりですが、自分よりかわいい人なんて世の中に山ほどいるし、どうしたら自分と他人を比べないでいられるようになるのかが分かりません。
過去に関しても、一体どう乗り越えていけばいいのか分かりません。
小さい頃すごく内気でなかなか友達ができなかったこと、学生時代地味でまともに彼氏もできなかったこと等です。
現在は仕事・恋愛・家庭環境など、同性との関係以外はとても幸せな生活を送っているとは自分でも思うのですが、そういった点でもすぐに他人を自分を比べて、自分より優れていると思う人を羨ましく思い、敵対視してしまいます。
これ以上同性の友達を失いたくないし、毎日顔を合わせる会社で一緒に仕事をしている女性に対して常に劣等感・敵対心を抱いてしまうことは苦しく、こんな気持ちをなくして毎日楽しく過ごしたいです。
どうかアドバイスをお願いします。
カウンセラー
高橋大
メロンさん、はじめまして。高橋 大と申します。
ご相談ありがとうございました。

> 初めまして。20代後半の女性です。
> 同性に対する自分の敵対心にどう対処すれば分からず、悩んでいます。
> 幼稚園くらいの頃からいわゆる「かわいい」女の子(クラスで人気者の子など
> )とうまく話せず、同性の友達はいることはいるものの、女性同士で固まるの
> が未だに苦手です。

敵対心ですか・・・。
あまり感じたくない感情ですね。
同性といるとそれを感じてしまうのならば、女性同士で固まることが苦手でも
自然なことと思います。

> もともと性格や趣味がちょっと男の子っぽいので、ずっとそれが原因だろうと
> 思ってあまり気にしていなかったのですが、社会人になった頃からでしょうか、
> ケンカで同性の友達がだんだんと減って行き、自分でも「何か私おかしいな」
> と1年ほど前に気づき、いろいろな本を読んだり自分なりに自己分析をしてみ
> た結果、自分が女性に対してコンプレックスを抱いていることに気づきました。

自分の中にあるコンプレックスを客観的に認められるとは、素晴らしいですね。
その部分と向き合うことにより、今回ご相談くださった敵対心についてはもちろ
ん、その他の部分にもよりよい変化を差し上げることができると思います。

女性は少なからずみな、コンプレックスというものを持っています。
(詳細はhttp://www.counselingservice.jp/lecture/lec132.html)
そこから始まり、女性は性格が勝気になるか、内気になるか、おしとやかになる
のが一般的です。もちろん混在することもあります。
文章を拝見するに、敵対心という部分に関して、メロンさんは勝気な部分が個性
として表れる事が多いのかもしれませんね。
それ自体は悪いことではありません。
ただ、自分には何が足りない、何を手に入れたい、と無意識に思っているのか、
その部分に気づくことは大切なのだと思います。

> 特に同じくらいの歳の女性を、常に敵対視しているように思います。また、特
> に自分の外見、過去にコンプレックスがあります。
> 外見に関しては、自分なりに少しずつ努力してコンプレックスを乗り越えてい
> く努力をしているつもりですが、自分よりかわいい人なんて世の中に山ほどい
> るし、どうしたら自分と他人を比べないでいられるようになるのかが分かりま
> せん。

もしかしたら自信満々の女優さんなどは、周りの人の外見によって自分の感情が
左右されたりはしないのかもしれないですよね。多分そういう人たちは、自分の
価値観を基準にしているでしょうから。

そういった意味では、自分がどうありたいのかという基準がメロンさんには必要
なのだと思います。そして、自分が自分のために基準を持ってもいいと、自分の
魅力や価値を認める必要があるのだと思います。

多分あなたは、ご自分が持たれている価値を過小評価してらっしゃるのではない
でしょうか。
親しい人たちに、ご自分の価値や魅力について尋ねてみることをお勧めします。

> 過去に関しても、一体どう乗り越えていけばいいのか分かりません。
> 小さい頃すごく内気でなかなか友達ができなかったこと、学生時代地味でまと
> もに彼氏もできなかったこと等です。
> 現在は仕事・恋愛・家庭環境など、同性との関係以外はとても幸せな生活を送
> っているとは自分でも思うのですが、そういった点でもすぐに他人を自分を比
> べて、自分より優れていると思う人を羨ましく思い、敵対視してしまいます。
> これ以上同性の友達を失いたくないし、毎日顔を合わせる会社で一緒に仕事を
> している女性に対して常に劣等感・敵対心を抱いてしまうことは苦しく、こん
> な気持ちをなくして毎日楽しく過ごしたいです。
> どうかアドバイスをお願いします。

過去の状態から努力して、現在の幸せな生活を手に入れられたのですね。それは
すごいことではないでしょうか。まずは、今の状態・環境を手に入れることがで
きた自分を評価してあげてください。
自分を評価することができると、人を認めることができます。
「羨ましい」が「素敵だなぁ」に変わるんです。

そこに到るまでの過程で、劣等感を和らげる方法の一つとしてカウンセリングを
使われてみるのも効果的です。

当社のカウンセラーはメロンさんに効果的なサポートを提供できると思います。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己イメージの変革・男女関係・人生の目的 を探す、などの分野を得意とする。 心の力学をわかりやすく説明する理性的な側面と、多くの臨床経験を通して培った直感的な把握能力をもってするカウンセリングに定評がある。 長期的な支持を受けることも多く、長い目で見守るスタンスを重視している。