ココロの体感温度をあげて、幸せ力UP!

寒い季節になると、何だか人恋しくなるのは何故なのでしょう?

寂しいと「心が寒い」なんて言ったりしますが、実は本当に私達が寂しさを感じる時には、体感温度が下がっているらしいのです。
カナダのトロント大学の心理学者がこんな実験をしました。

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学生65名を2つのグループに分けて部屋に入れる。
1番目のグループには、仲間外れにされたときのことを思い出させた。
2番目のグループには、仲間に加わっているときのことを思い出させた。
その思い出している途中で、メンテナンスの担当者から空調の故障として学生に「室温が何度くらいか?」を質問した。

実は室温は常に一定。
しかし寂しい感情を思い出した人は、社会的に支えられている感覚を思いだした人より、答えた室温が低かった。

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つまり寂しい気持ちを感じている時に、私達は心だけでなく、体感的にも「寒さ」を感じているという事が発見されたのです。
この実験のポイントは「私たちが心で感じること、体で感じること、頭で考えることがすべてつながっている」と言う事です。

という事は逆に言えば、私達が誰かとの繋がりや愛情を感じて、心がほっこりしている時には、体感温度が上がっているのかもしれません。
最近良く「体温が1度上がると、免疫力が5倍UPする」なんて言われていますが、私達にとって”心のほっこり感”をうまく使うと、寂しさとは反対の安心感や、満足感、充足感で満たされ、幸せ力をUP!させることが出来るかもしれません。

そこで今回お勧めするエクササイズは「誰かの事を思って手紙を書こう!」です。

日本には「年賀状」という素敵な習慣があります。
最近は郵便ではなくメールなどで新年の挨拶をする事も多いですが、
・相手の事を大切に思う
・その人との出会いに感謝する
・お世話になった事を感謝する
・相手の幸せを願う
という”愛情”は、媒体がなんであれ普遍的なのかもしれません。

しかし、それは「新年の挨拶の時しかやってはいけない」なんて事はないのです!
だからこそ、今日からでもできるのです。
温かい飲み物を飲んで温まりながらそのエクササイズに取り組むと、更にほっこり感を感じやすくなるかもしれませんね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛、対人関係、自己啓発、ヴィジョン、ビジネス心理を得意とし、”少しでも楽に・簡単に・シンプルに”をモットーに、分かりやすい心理分析と日常的に無理なく取り組める提案を行っている。 その人本来の輝きや、問題の先にあるヴィジョン(幸せな未来や才能)を引き出すカウンセリングが好評である。