いらいらする自分を受け入れられない

攻撃的になると理論で相手をやっつけてしまえるくらいの自信があるというか、負ける気がしないと言うか・・・。
一方で我慢強く言いたいことを言わないようなところもあり、正面きって誰かと争う勇気もありません。

そんな私は仕事でもプライベートでも、イライラ感をもっている自分を受け入れることができません。第三者に怒って当然の場面と共感してもらっても、本来の怒りの原因はさておき、いらいらしている自分が駄目なような気持ちになります。そういう自分に嫌悪感を持っているようなのです。イライラで心に余裕がなくなって、人にひどいことを言ってしまったり、意地悪な対応をしてしまうことがとても怖いです。心に余裕がないこと自体に耐えられないのかもしれません。

上手に怒りを表現したり、遠慮して不満を溜め込んだりせずにコミュニケーションができるようになりたいです。また何よりも怒りを感じる自分に「それでもOK」と言えるようになりたいです。どうしたらいいでしょうか。何かヒントをいただけましたら幸いです。

いりていとさんは今、いらいらする自分をうけいれられないという事に対して
お悩みなんですね。

いりていとさんより頂戴いたしましたご相談内容を拝読し、いりていとさんは
今までずっとご自身の中にあるいらいらした感覚についてどのように付き合っ
ていこうかと考えてみたり、そのいりていとさんが感じていらっしゃるいらい
らと向き合ってこられたのかなと感じました。

そして、いりていとさんはご自身が感じていらっしゃる感覚や感情をしっかり
と受け止めていこうとされている姿はとても素晴らしいと感じました。

私達は心のどこかで自分自身の中にあるネガティブな感情や想い、考え方を持
つ事に嫌悪感を感じたり、自身の心の中にあるそういう部分に対して攻撃的な
感覚を持ったりする場合があります。

しかし、私達の心の世界では否定するほどその否定している感覚や感情が大き
くなってしまう場合もあります。

そして、その否定したい感覚や感情を否定し禁止すればする程大きくなるそれ
らの感覚や感情を感じた時、私達はとても自分自身が嫌になったり、嫌いにな
ったりして自己嫌悪になってしまう事があったりします。

この感覚や感情ってとっても辛くてしんどい感覚であったりします。

しかし、それらを乗り越える方法というものもあります。

それは、自分自身が感じている感覚や感情をジャッジ（判断）しない事です。

自分自身の中で産まれてきた感覚や感情をひとまず「良い」「悪い」とジャッジ
（判断）を行なわないようにして

「ああ・・・私って今こんな風に感じていたり思っているんだ・・・」

と、心の中に産まれる感覚や感情をあるがままに一旦受け止めてみる事が大切
だったりします。

そして、私達の心の中で産まれたそれらの感覚感情を受け止めた上で、どのよ
うな行動や発言をしていこうかと思いめぐらせてみようと意識を向ける事が、
私達の心の中に産まれる否定したい感覚や感情を乗り越える方法でないかと考
えます。

最初は上手にいかない場合もありますが

「そうやってみよう」

と、まずは意識を向ける事が大切です。

そう意識を向け続ける事で徐々に、自分自身の中にある感覚や感情を上手に表
現できるヒントを得られる事があります。

もし、チャレンジするのに勇気が要るな・・・と感じられた時は、もし良かっ
たら私達カウンセラーにいりていとさんがいらいらする自分と向き合う為のお
手伝いをさせてくださいね。

私達カウンセラー一同いりていとさんのチャレンジのお手伝いをさせて頂きた
い気持ちでいっぱいであります。

いりていとさんにとって、ご自身の感覚や感情を楽に表現し、日々今まで以上
の笑顔で過ごされる為のひとつのヒントとなれば幸いです。

この度はご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃