豊かさの心理学(2)~お金を手放してしまう心理~

もっと裕福な暮らしがしたい、お金持ちになりたいと思っていても、深層心理にお金に対するネガティブなイメージがあると、お金を使ってしまい手元に残らなかったり、お金が入ってくる流れ自体を手放してしまったりしてしまいます。深層心理の力ってすごいですね。お金持ちになりたいと思うかたには、知っておいてほしいお金と心の関係をご紹介します。

お金→ネガティブ→いらない!?

お金の問題に関するカウンセリングをすることがあります。

もっと裕福な暮らしがしたい、お金持ちになりたいと思っているんだけど、お金が入ってくると使ってしまい手元に残らないとか、お金が入ってくる流れ自体を手放してしまうというようなご相談です。

なぜ、そうなってしまうかを探るべく、カウンセリングで深層心理を探っていくと、お金を手放してしまう問題と、お金に対するイメージが関係していることがわかってきます。
お金に対するイメージが悪いと、人は悪いものは持っておきたくないという心理が働くので、手放してしまうのです。

もちろん頭ではお金持ちになりたいと思っているんです。
しかし、深層心理では悪いものは欲しくないと思うので手放してしまうんです。

深層心理の力って強力ですね!

●なぜお金にネガティブな(悪い)イメージがついてしまうの?

お金とネガティブなイメージが結びつくことを、一般的によくあるケースで紹介させてもらいますね。

・お金で親が苦労をするのを見てきたケース
幼い子供は、お母さん、お父さんが大好きです。
お金のことで親がケンカをしたり、親が悩んだりと、大好きなお母さんや、お父さんがお金のことで苦しんでいるのを見る経験などがあると、お金にネガティブなイメージが結びつくことがあります。

深層心理に、『お金=大好きなお母さん、お父さんを苦しめるもの』、または『お金=家族を苦しめるもの』、というイメージを作ってしまいます。

潜在意識に『大好きなお母さん、お父さんを苦しめるもの』、または『家族を苦しめるもの』というイメージがあると、お金=いらないもの、いやなもの、持っておきたくないもの、と深層心理の力が働きます。

そのため、お金を手放してしまうという問題が発生します。

このような場合、 心の中に『お金=大好きなお母さん、お父さんを苦しめるものというイメージ』を持っていることに、まず気づくことが大切になります。気づいたらイメージを変えていこうと思えますから。

潜在意識にあるお金へのイメージが変わると、お金を手放さないようになるのです。

お金に対するイメージに、ネガティブなイメージがないかなぁ?とチェックしてみてみませんか?
もし、ネガティブなイメージがあれば、手放して、良いイメージに書き換えていきましょうね。

>>>『豊かさの心理学(3)~お金と良いイメージを結びつけよう~』へ続く

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。