頑固な私を手放す方法(1)~頑固である理由と目的~

問題が起こるのは新しい自分への成長が促されるとき。しかし、私たちの中には古い自分に執着している部分があって、それが頑固さです。その頑固さは私たちに様々な甘い誘惑やら叱咤を送って来て、頑なに変化を拒みます。

しかし、なぜそんな部分が必要かと言うと過去の痛みから自分を守るためです。そして、この痛みを手放せると、頑固さは和らぎ、柔軟性や自由を得ることができるのです。

 

あなたの身に何らかの問題が起こるということは「今までの自分を変えましょう。新たな自分にステップアップしましょう」という意味です。

中学生になったら、ランドセルを背負わないように、自分に必要がなくなったものを手放し、新たなものを受け取る、その境目に「問題」がやってくるんですね。

ところが、そうした自分の成長に抵抗を示す奴が私たちの心の中には存在しているんですね。
それが「頑固な私」、通称、ガンコちゃんです。

ガンコちゃんはあなたの変化を頑なに拒みます。それどころか、様々な甘いセリフであなたを誘惑するのです。

「今の方がずっと楽だよ」
「今までもちゃんとやってきたじゃないか。わざわざ苦労することないって」
「今のままの自分でいいって言うじゃないか」

特に新しい価値観がやってきたときには全力で否定したりします。

「だまされてるんじゃないの?」
「大変だよ」
「ダメダメそんなことしちゃ」
「今までも信用して痛い目に合ってきたじゃないか」

そうすると、あなたの中で新しい価値観や方向性と、古いものが激突します。
それが「葛藤」と呼ばれるもの。

ところがガンコちゃんも何も悪さをしようとしているわけではなく、必要があってそこにいるのです。
頑固になることで何かを守っているのです。
その多くは生々しい傷跡です。これ以上傷つかないように、これ以上辛い思いをしないように、と自分を守ってくれているのです。
もし新しい自分に変化してうまく行かなかったら、また傷ついてしまう、と思い、自分を守ってくれているわけですね。

ガンコちゃんはそんな警備隊なわけですから、いなくなっては困る、というのが、もう一人のあなたの主張です。
だから、ガンコちゃんを手放すことに私たちは恐怖心を感じることも少なくないでしょう。

また、ガンコちゃんは時に「正義感」「正しさ」「きちんとした」「しっかりした」「信頼できる」「大人である」「信念がある」「まっすぐな」と言った“長所”として露見することがあります。

「自分は曲がったことが嫌い。間違ったことをしている人を見ると本当にむかつく」

これ、とてもいい人、正義感のあるまっすぐな人を表していると思います。
でも、見方を変えると、このセリフの中にとても頑固な人物像も見えてきませんか?
だとすると、ガンコちゃんを手放すのって、長所を無くすような気もするんです。

※ガンコちゃんの中に正義感がある、ということで、正義感がある人が必ずしもガンコちゃんではありません。

実際はガンコちゃんを手放すと、柔軟性が増します。

「自分は曲がったことは嫌いだし、むかつくこともあるけれど、それなりの事情があるんだろうと思う。」

なんて思いに変わっていくのです。

今回は、あなたの成長を阻む、そんなガンコちゃんと上手に付き合い、手放していく方法を考えていきたいと思います。

この記事を書いたカウンセラー

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