伝え方にひと工夫

私は「洗濯物をたたむ」というのが苦手な主婦でした。
「でした。
」と過去形なのは、今はその苦手を克服し洗濯物をたたむことが好きになったからなのですが、今回は苦手だったころのお話です。
洗濯物をたたむのが大嫌いだった私は、お昼過ぎに洗濯物を取り入れてから、取り入れたままの洗濯物がてんこ盛りになったままのことがよくありました。
もちろんそのまま放置すれば、せっかくの洗濯物はシワだらけになってしまいますので夜になれば嫌々ながらもたたむのですが、夕方の時点ではまだ洗濯物は
てんこ盛りのままです。
これは息子が幼稚園児の頃の話なので、当時18時頃にお風呂に入っていた息子に、私はよくこう伝えていました。
「お風呂から出たら、パンツは洗濯物の中から取ってね。」と。
けれどたくさんの洗濯物の中から探すのが面倒な息子は、当然ながら嫌がります。
「なんでタンスからとっちゃいけないのぉ。」と。
そう言われると、タンスから取るのがいけない訳ではないので何も言えなくなってしまい「洗濯物の中からパンツを取ってもらい、たたまなければいけない洗濯物をひとつでも少なくしたい。」という私の策略は、もろくも崩れ去る・・・というそんな日々でした。
ところが、何としてでもパンツにこだわり、なんとかパンツを洗濯物の中から取って欲しい私は、言い方を工夫してみたのです。
「洗濯物の中からパンツという宝物を探し出そう! どっちが早く宝物を見つけ出せるか競争ね。」と言ってお互いに自分のパンツを探すことにしたのです。
するとどうでしょう?
あんなに嫌がっていた息子が、洗濯物の中から喜んでパンツを探しているではありませんか!こうして「パンツを洗濯物の中から取って欲しい。」という私の願いは、ちょっと
した伝え方の工夫で、見事に叶えられたのでした☆
「洗濯物の中からパンツを取る」という一つの行動。
伝え方は違えど、やっていることは同じです。
ですが「洗濯物の中から取ってね。」と言うと嫌がり、「宝物を探そう!」と言うと喜んでやる。
親としても、嫌々やられるのと喜んでやってもらうのでは、気持ちが全然違います。
パンツ一枚にここまでこだわなくても・・・と思われた方。
そんな策略を練っている間にたためばいいのに・・・と思われた方。
その通りだと思います。
そこは素直に認めます。
でも、こんな小さなことでも伝えたいことが伝わり自分の望みが叶うと、ストレスは軽減され子育てにもゆとりが生まれます。
この他にも、夕食の準備などで食器を並べるお手伝いをお願いする時、「食器を並べてね。」というと「え~っ!」と嫌がる息子でしたが、「タイマーを1分にセットしたから、1分以内にお箸とコップ全部並べられるかチャレンジね。」と伝えると喜んでお手伝いをしてくれました。
今回は、子どもとのやりとりを例にお話ししてみましたが、伝え方は、パートナー、友人、上司、同僚、お客様・・・とどんな人が相手でも、そしていつでも工夫することができます。
伝え方にひと工夫するだけで伝わるということはたくさんありますので、もしよかったらみなさんもお試しくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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