コンプレックスは魅力の種

こんにちは。清原小夜子です。
はじめてビビットなカラーでマットな質感のオレンジの口紅を購入した時のこと。
それまではピンクやベージュなど無難な色を好んで使っていたのですが、コスメコーナーの販売員のお姉さまが、「ぜひお試しくださいませ!」と塗ってくださったものがとても素敵で、そんな自分の顔を眺めるているととてもとても新鮮で、お財布の中身がピンチにもかかわらず、勧められるままに買ってしまっていました。
私は唇の薄さと左右の厚さのバランスの悪さがずーっと長い間コンプレックスでした。
写真に撮った自分の顔を見るといつも自分の唇の薄さが際立ってみえて、プルンとしてモッチリ厚くて柔らかそうな女性の唇をいつも心から羨ましく、そして恨めしく思っていたものです。
。。
過去形なのはお化粧をするような年になって、口紅を自分のくちびるよりちょっと広めに塗ったりグロスを使ったりして、薄さや左右の厚さのバランスの悪さをなんとか必死に頑張ってカバーすることができるようになったから。
その時は口紅を塗ることでコンプレックスの唇を隠せた!とホッと胸をなでおろしたものです。
これで誰にも薄くてバランスの悪い唇を見せなくてすむと。でも自分では分かっているんです。
私の唇は薄いんだよね、と。。。
むかしどこかで誰かから聞いた「唇が薄い人は情も薄い」という言葉がずっとずっと頭の片隅にあって、私は自分のことをどこかで薄情な女性だと思い込み、そんな自分を最低最悪なひとだわっと心底嫌っていました。
薄情な自分は隠さなくていけません!
薄情な女性は友達もできなそうだし、きっと男性からもモテない!!!
お化粧をするようになり口紅を塗り薄い唇を隠すようになって、私は自分を隠すということを、どんどんどんどん覚えて上手くなっていったように思います。
そんな私は、自分を隠して生きていく人生を歩んで行く予定でした。
こちらも予定でしたと過去形なのは、今の私は色つきの薬用リップで外出することも多くてグロスもたまーに塗るという感じになってきたのです。
ご近所のコンビニに行くときは何も塗らずにそのまんま、なんてことも時々あったりします。

薄い唇はどうしたの?整形でもしたのかしら?と思われる方もいるかもしれませんが、私の唇は天然のそのまま、相変わらず薄くて左右のバランスが悪い不格好なままです。
「そうか、もう開き直ってしまったんですね!」と思われた方。
ピンポーン!そうです、ある意味正解です!!!
心理学を学びはじめて自分の欠点やコンプレックスを隠すよりも、それを周りの皆に伝えて受け入れてもらいましょう!それがあなたの愛されるポイントですよ!!
と講座で教えてもらった時、私はとても抵抗を感じました。
えーーー、そんなの絶対に嫌!
唇が薄いなんて皆にばれたら恥ずかしすぎるーーー!!!
講座で愛されるテクニックを教えていただいた時は、それをそこでやってみなくても良かったので、その効果は分からなかったのですが、ヒーリングワークでグループワークの時に自分で自分を嫌っている部分や欠点を伝えるワークがあり、逃げられない状況に追い込まれた時がありました。
私は根が真面目なので、ちゃんとやらなくてはっ!という気持ちになり開き直って恐る恐る「私は唇が薄いのがコンプレックスで。。左右の厚さのバランスも整ってないし。。」と告白してみると。。
【そこが可愛い~♪】と皆さん言ってくれるではないですか!!!
(そういう実習があるのです!)
あれ?もしかして、私の唇ってそんなに隠さなくても良いものなのかも?
一度そのような視点を持つことができたら、なんだか今まですごーく気にして隠していたことが、もうあまり隠す必要がないような気もしてくるので不思議です。
自分の嫌いな部分を他の人が受け入れてくれることの心地よさは格別ですね!
女性として楽しく過ごすひとつの方法を今から皆さんと分かち合いたいと思います。
女性として生まれてきたことを楽しむオーソドックスなやり方はメイク、髪型、ファッションなど色々と楽しむこと。
まずはやっぱり色々な口紅を試してみたり、髪を伸ばしてパーマをかけたりバッサリ切ってショートカットにしてみたり、ヘアカラーをして雰囲気を変えてみたりするのは楽しいですし、お薦めです♪
洋服も可愛いガーリーなピンク色のふわふわスカートから、ブラック&ホワイトのコンサバなモード系、そしてやっぱり日本人だからたまにはお着物を着て静々と歩いてみるのも素敵ですよね♪
15センチのピンヒールなんかもたまーにはいいかもしれません。ですがくれぐれも転んで足首をひねったりしないように気を付けてくださいね。
私がこれは皆さんにぜひともお伝えして、できれば経験して実感してほしいこと。
それは、コンプレックスはあなたの魅力の一部になりえるものだということ。
自分ではこんなところ嫌い!と思っているあなたのその部分を隠さなくても大丈夫ということです。
欠点(だと思っている)もあなたの一部でそこを受け入れたときに、自分を隠そうとすごく頑張ることから解放されたりします。
ありのままで良いんだなと体の力が抜けて楽になってきます。
私は今でも鏡で自分の唇をみると、「薄くてなんかバランスが悪いよね。。」と思うことはしょっちゅうです。
でもこの唇は私の唇。これも可愛い♪と暗示をかけると自然と笑顔になっている私と出会います。
コンプレックスはあなたの魅力の種にもなりえるもの。
日当たりの良い場所でお水や肥料も充分に与えて、その種を育ててみませんか?
そこが、可愛い~♪
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