ドレッサーがやってきた!!~欲しいものとの関係~

つい最近、私の家にドレッサーがやってきました!!
もちろん、いきなり届いたわけではなく、私が購入したからです。
このドレッサー、私の中では、一番欲しいものだったにも関わらず、私が手に入れるまで数年かかりました。
欲しいと感じ始めたときからいえば、10年近く経ったかもしれません。
ドレッサーが無くても、化粧が出来ないわけではないですし、欲しい形に出会ったら購入しようというスタンスでいました。
そういったスタンスでしたので、特にドレッサーだけを探しに行くこともありませんし、
今思えば、ただただ、待つ姿勢でいたなーと感じています。
まるで、運命の王子様を待っている女性のようですね。
あの状態のままでは、手に入れる時期がもっと先延ばしになっていたかもしれないし、手に入れないままだったかもしれません。
そのような私の状況が変化したのは、3、4年前・・・先輩カウンセラーの前で言った何気ないひと言からでした。
私:ずーっと前から、ドレッサーが欲しいと思っているんですけど、欲しい形がなかなか見つからないんです。
先輩:じゃあ、ドレッサーを手に入れることが宿題!もし探してもなければ、オーダーメイドで作るという手もありますよ。
当時、心理学を学び始めて間もなかった私は、ドレッサーを手に入れることをなぜ提案されたのかが分かりませんでした。
しかし、この会話により、私の頭は「ドレッサーが欲しい」から「欲しいドレッサーを手に入れる」に書き換えられました。
それをきっかけに、初めて欲しいものついて具体的に考えた気がします。
欲しいものを考えることはとても楽しかったので、時間を忘れて探し続けました。
探し始めて数ヶ月・・・オーダーメイドで作ることにして、作成をお願いしたい工房もある程度、絞られてきました。
でも、なぜかあと一歩がなかなか踏み出せません。
 「本当に欲しいものが作れるだろうか?」
 「打ち合わせがうまくいかなかったら、どうしよう?」
そんな言葉が頭を過ぎります。
不安いっぱいの私は、先輩の勧めもあり、友人たちにお願いをして工房についてきてもらうことにしました。
友人たちのおかげで、工房への訪問は緊張感もほぐれ、社会見学ようなイベントになりました。
順調に打ち合わせも終え、「これで、手に入る!!」と思っていました。
ところが、いざ手に入りそうになると、たくさんの怖れがやってきます。
 「失敗したら、どうする??」
 「本当に後悔しない??」
そんな言葉がぐるぐるする中、ついにはドレッサーについて考えることを辞めてしまいました。
私は、完璧なドレッサーを求めすぎて、失敗が怖くて動けなくなってしまったのでした。
それでも、インテリアショップに行けば、私の視線はドレッサーを探しています。
欲しい気持ちは、そのままです。
結局、オーダーメイドのドレッサーは、失敗したときのことを考えると、
あまりにショックすぎて買うことが出来ませんでした。
更に数ヶ月後、自分の理想に形に近い既製品のドレッサー見つけることができたので、それを購入することにしました。
これなら、オーダーメイドで作成したときよりは安価で、失敗したときのリスクも少なくて済みます。
でも、諦めたわけではありません。
このドレッサーの経験を基に、また私の理想とするドレッサー作ろうと思っています。
欲しいものなのに、ドレッサーを手に入れるまでの過程は怖れの連続でした。
驚くほど、失敗したときのことばかり考えていました。
心理学では、本当に欲しいものや幸せを手に入れるのが怖いと言いますが、
身をもって体験した出来事でした。
一気に近づけないときは、段階を経て近づいたり、手にしたりするのも一つの方法ですね。
何はともあれ、家に届いたドレッサーは私を楽しませてくれています。
毎日の身支度も、上機嫌過ぎて、うっかり時間を忘れてしまいそうになるほどです。
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この記事を書いたカウンセラー

About Author

宮本 恵

人間関係の築き方・コミュニケーションのスキルアップ・個性を生かすことを得意とする。 お客さまのテーマを多角的な視点でとらえて分析することにより、新たな視点や心の気楽さを持つことが出来ると定評がある。ゆるぎない安心感の基盤を基に行うカウンセリングは、心のうちを語りやすいと評価が高い。

1件のコメント

  1. アバター

    あ!なるほど!そうだったのか!
    と、思いました。
    私も、似たような経験をしています。
    完璧でなければショックすぎる、と、怖くなって手に入れることをあきらめてしまったり、考えるのをやめてしまったり、ですね。
    なんだか、ぴったりすぎてびっくりしました。
    気付きのあるコラム、ありがとうございました。