◇豊かさと温かさ

21世紀になり、はや3年と半年。ノストラダムスの大予言やコンピューター
の2000年問題はもはや過去のこととなり、今ではみんな21世紀になじん
でいるかのようです。
人類の努力とともに文明は発達し、科学や技術の発展は我々に豊かさをもたら
しています。
冷蔵庫や洗濯機、白黒テレビが「三種の神器」と重宝がられていた時代はもは
や過去のもので、今ではデジカメ、DVDレコーダ、薄型テレビが「新・三種
の神器」なんだそうです。
ううう、どれも僕には縁が無い・・・。
豊かさがもたらす恩恵は先人の知恵の結晶であり、ありがたく思うのですが、
反面その豊かさが当たり前のものと感じるスピードの速さに空恐ろしさを感じ
たりもします。
今ではエアコンやケータイの無い生活はとても考えづらいですからね。
かつて環境問題を真剣に考えている人が、「全人類は1970年代の生活水準
に戻すべきだ」と語っていたのを見たことがあります。
気持ちはわかるけれども、それは難しいですよね・・・。
例えばケータイ。
今では持っているのが当たり前かのような風潮すらありますね。
ビジネスにおいてももはや必須アイテムです。
連絡をしたい時、指示をしたい時にすぐ伝えられる。
時代の流れの早い中、その迅速さは必要なものなのかもしれません。
そのかわり、営業さんなどはゆっくりできなくなっちゃってるのかな?
ビジネスに限らず、普通の交友関係でも重宝なものです。
声を聞きたい時、すぐに聞ける。
自分の気持ちを誰かとつなげるには、とっても便利なものですね、ケータイは。
でもそんな時、僕はふと思ってしまうのです。
声を聞きたいのに聞けない時間、相手の気持ちを思い煩うひとときも、
あるいは人には必要なものなのではないかなー、って。
僕はアナログな人間なのかもしれませんね・・・。
ちょっと時間は経ってしまいましたが、7月と言えば七夕の季節。
織姫と彦星が1年ぶりにやっと会える七夕のストーリーを、
「会えない時はケータイやメールとかしていればいいんじゃない?」
な〜んて価値観が崩してしまわないことを切に願っちゃったりするのです。
にもかかわらず僕が今年の七夕で短冊に書いたことは、
「30年後の時代にもちゃんとついていけますように」
だったりするのだけれど。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

高橋 大

自己イメージの変革・男女関係・人生の目的 を探す、などの分野を得意とする。 心の力学をわかりやすく説明する理性的な側面と、多くの臨床経験を通して培った直感的な把握能力をもってするカウンセリングに定評がある。 長期的な支持を受けることも多く、長い目で見守るスタンスを重視している。