●ペイフォワード

最近、映画を見に行っていないなと思いました。
見たい映画はいっぱいあるのだけど、なかなか映画を見に行く時間が取れなかったり、
(それだけカウンセリングを使ってくれる人が増えたということですね。嬉しい限りです。
)一緒に見に行く人との時間の都合がつかなかったりで4ヶ月前に映画館に見に行った『スパイダーマン』以来映画はいっておらず。
昔は、映画が好きで月に2本は必ずみていたのですが、最近はご無沙汰していました。
そこで映画館の迫力にはおとりますが、レンタルビデオでなにか借りて見ることにしました。
レンタルビデオに行くと新作ビデオがぎっしり棚に置かれていました。
「ああ、これ見逃したよな」と思い新作ビデオの棚から、見逃した映画をチェックしていきました。
「ああ、これも見に行きたかったけど、見に行けずだった・・」とチェックを入れた棚は、
準新作を通り越して、7泊8日レンタルOKの旧作の棚でした。
そしてその棚から選んだ映画は『ペイフォワード』というタイトルのDVD。
僕の中ではこの『ペイフォワード』という映画はまだ最新作でしたが世間ではもう旧作扱いでした。
『ペイフォワード』では中学生の男の子がある考えを思いつきます。
その考えは、自分が出発点になって誰か3人にいいことをしてあげよう、善意を送ってあげよう、善意を送ってもらった人は今度は自分が出発点になって誰か3人に善意を送ってあよう、そうすれば世の中がもっとよくなるだろうという発想を考えた少年が主人公として活躍する映画です。
『ペイフォワード』の主人公が考えた発想を行うと、心理的に自分にとってとても良いリターンがあります。
どんなリターンがあるかというと・・・
『私が誰かに善意の気持ちで接したように、人も私に善意の気持ちを持つだろう』という投影が起こります。
 
(投影に関して詳しくはCounseling Service心理学講座『投影とその活用方法』 〜人は心の鏡〜をご参照ください)
心が人を見たときに敵対心を持っていると捉えず、善意を持っていると捉えるわけです。
人と接する時、敵対心をもっているのではないか、私をだまそうとしているのではないかと心が捕らえるとストレスが溜まりますし、人間関係に疑い、恐れ、不信感という壁ができてしまいます。
言うまでもありませんが、壁ができると人間関係は上手くいきませんね。
人間関係に疑い、恐れ、不信感の壁ができた時、本人が気づいていればまだ注意ができるのですが、やっかいなのが本人は人間関係の壁ができていると気づいていないのだが心は疑い、恐れ、不信感を感じているときです。
無意識的に顔がしかめっつらになったり、無意識的に言葉使いがトゲトゲしたり、もしくは言葉使いがオドオドしたりしてしまいます。
反対に心が人をみた時に『私が誰かに善意の気持ちで接したように、人も私に善意の気持ちを持つだろう』と心が捉えると余計なストレスを溜めずに楽ですよね。
真心を込めて人に善意を送れば送るほど
『私が誰かに善意の気持ちで接したように、人も私に善意の気持ちを持つだろう』と心は強く感じ取ります。
そうすると無意識的に顔もニコニコしますね。
映画『釣り場か日誌』の主人公ハマちゃんやなんかは、あのニコニコ笑顔ぶりからみるとそんなキャラクターの様な気がします
『ペイフォワード』を見る前に、僕は友人から
「これはね、とってもタメになるねずみ講のお話だよ」
と冗談ぽく聞いていました。
実際みてみると確かに考え方事態はそうなのだが、使い方によってはねずみ講の考え方で世界平和がおとずれるんだなと思いました。
学問ってすべてそうですよね。
核だって使い方によって世界平和の為に使うこともできるし、争いの為につかったりもできます。
医学も人を救うことに使うこともできるし、拷問の為に使うこともできます。
心理学だってそうです、癒しの為に使うこともできるし、逆に人を疑い腹の中をさぐる為に使うこともできます。
『ペイフォワード』を見てどんな学問も使う人の心しだいで世界をよくしていったり、居心地のいい場所を作ったりすることができるのだなと思いました。
僕もせっかく学んだ心理学を居心地のいい場所を作る為に使おうと思いました。
まずは今住んでいるところを居心地よくする為に、今コラムを書いている後ろで晩御飯を作ってくれているパートナーとの関係をもっと良くする為に心理学を使っていこうと思います。
原 裕輝

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。