●女心は、”は” と “も”』

友達と話をしていて、まるで漫画のように頭の上に!!!というマークがでてくるくらい
すごい気づきをしたことを今回は書かせていただきます。
女性から言わせれば、「そんなん、ホンマに気づかないの?」とか「それくらい常識ちがうの」と言われそうですが、その時はホント人生を悟ってしまったと思うくらいの気づきだったんです。
友達の名前は、ゆきちゃんという女性で、背がすらっとしていて、色が白くとても綺麗な女性です。
しかも 優しい人柄を感じさせるおっとりとした喋りかたは、一緒にお話していてとても心地よい感じになる女性です。
そんな綺麗で優しいゆきちゃんは、白雪姫ならぬ”ゆき姫”というあだ名でよばれる人気者、そんなゆきちゃんとお話をしていた、小春日和の午後2時頃、人生を変えるほどの気づきがありました。
ゆきちゃんと、いつもどおりのお馬鹿な笑い話をしていたら、ゆきちゃんがいつもと少し違って見えることに気づきました。
よ〜く見ると髪が少し短くなっていて、とっても可愛らしくなっていました。
似合っているな〜と思っていると、”ふ”と普段カウンセリングなどで言わせていただいている対人関係の力学が頭の中をよぎりました。
『彼や彼女、友達、会社の人、あらゆる対人関係で価値を伝えると、対人関係は上手くいく。なにより価値を伝えられた嬉しい』ということが頭の中にテロップとなって流れていました。
髪型変わったこといってあげるとよろこぶだろうな〜と思い、頭の中のテロップが流れてすぐさま、新しい髪形がとてもチャーミングで似合っていることを伝えることにしました。
原  :「なんか、今日は感じがちがうね」
ゆき :「そう」
原  :「もしかして、髪切ったのにあっているよ。今日はとっても可愛いね」
ゆき :「ありがとね」
にこっと笑って「ありがとう」と言ってくれるゆきちゃん、でも、満面の笑みで喜んでる感じでもないし、どちらかというと少し表情固めな感じ。「おろ?」価値を伝えたけどあまり喜んでないのは、なぜだろうと思った僕はいろいろ考えてみました。
もしかしたら、触れてはいけないことを言ったのだろうか、もしかしたら失恋で髪を切ったんだろうか?美容院でうっかり寝てる間に頼んだ髪型と全然違う髪形になっていたのだろうか、それとも髪が短くなったように見えただけで本当は悩み事があってバッサバサ髪が抜けて今の髪型になったのだろうか?
いろいろ、考えていると『!!!』頭にビックリマークが3っつ並びました。
ひらめいた〜っと口にでるほどの気付きがあったのです。
原 :「最近、切ったの?」
ゆき:「そう、先週切りにいってきたの」
原 :「思い切ったんだね」
ゆき:「そうだよ」
原 :「ホントにあっている、ゆきちゃん今日も可愛いね」
ゆき:「ホント!ありがとう」
『やった、今回のありがとうは、満面の笑みだ。』と心の中でガッツポーズの僕。
なにが違っているか、みなさんお判りでしょうか?自慢げにこのすごい気付きを言いたい僕ですが、そんなこと、あたりまえじゃないとお判りの方のほうが多いかもしれません。
この違いは、「今日は可愛いね」「今日も可愛いね」なんですよね。
一文字違いで大違いですね。
うっかり、『は』と『も』を間違うと
「それならなにかい、今日は、ということは、昨日やいつもは不細工って言いたいんかい。」と血まみれのケンカに成りかねません。(ゆきちゃんは、そんなことしませんが、彼女の名誉の為、念の為に言っておきます)
『も』ということは、いつも可愛いけど、今日も一段と可愛いねと、とってくれることもあります。
この場合は、ホントに喜んでくれますね。
友達もそうですが、彼女や彼氏には、普段慣れ親しんで、なあなあになってしまっているだけ
言葉使いに気をつけることって少なくなっていると思うんです。
パートナーが優しくしてくれたら
「今日は、やさしいね。ありがとう」よりも、「いつも、やさしくしてくれてありがとう」
パートナーが髪型を変えたり、新しい服を着ていたら、
「今日は綺麗だね」よりも「今日も綺麗だね」
もちろん、
「今日は、愛してる」なんていったら血まみれのケンカものですね(笑)
こんな時は、もちろん「いつも、愛してるよ」ですね。
大事な大事なパートナーだけに『は』と『も』は気をつけて使いたいですね。
原 裕輝

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。