自分を変えるには小さな事から

普段仕事をしていて、壁にぶつかることは日常的にあるのではないでしょうか。

例えば、
・いくら考えてもいいアイデアが生まれてこない
・自分の発想の枠にとらわれてしまい新しいアイデアが生まれない
・そもそも何も思いつかない、
などなど。

それでも容赦なく仕事の期限は迫ってきますよね。
期限が迫ってくるのに一向に仕事は進まない。
だから気持ちは焦るばかり。
そして、焦れば焦るほどに落ち着いて考える余裕もなくなっていく。

私も、時々この悪循環にはまってしまうことがあります。
・・・時々じゃないですね。
しょっちゅうやらかしています(泣)。

何か同じところをぐるぐる回り続けているような感じ。
視界が全く開けない。
追いつめられるような感覚。
こんな状態って本当に辛いですよね。
できれば(できなくても)、こんな状態からは1分1秒でも早く脱出したいものです。

●同じところをぐるぐる回るのは自分の枠にとらわれている時かも

何もアイデアが生まれてこない時や、生まれたとしてイマイチなモノしか出てこない時って、その時の自分の力だけではどうにもならない状態なのかもしれません。
昔、ある人から「新しい発想や考え方は、何もないところからは生まれてきにくい。むしろ持っている知識の総量に比例する。あの知識とこの知識を掛け合わせると、こんな考え方ができないか?その組み合わせがいかに
たくさん作れるか?それにはある程度の知識の量が必要だよ。」と教わったことがあります。

例えば、
・その時の自分の考える枠内に留まっている

自分の既存の枠を飛び出す必要がある

・自分の持っている知識量では発想できることが既に限度に達している

新しいやり方や発想のもとになる情報を新たに取り入れてやる必要がある

ということを表しているのかもしれません。
つまり、自分の枠組みや制約を外してやる必要が出てきているということなんですね。

●自分の制約や枠組みを超えるのは未体験ゾーンに足を踏み入れるのと同じ

自分の枠組みを超えるってことは、これまでの自分のやり方と違う方法を選ぶことになると思うんですね。
でも、それは経験したことのない領域。
あなた(私)の知らない世界、未知のゾーンには何が潜んでいるのかわかりません。
だから、やはり不安や怖さがつきまといます。
だってやったことはないし、できるかどうか自信も確信もないんですから。
だから、どうしてもそれまでの自分のやり方にこだわってしまうかもしれません。
特に、変化を望まない私のような保守的な人間ならなおさらでしょうね。

だけど、思うんですよね。
新しいやり方を手に入れようとすれば、それまでの自分のやり方を一旦は手放す必要があると。
特に、仕事の場合は、これまでの自分の古いやり方と新しいやり方は同時にはできないと思うんです。
だから、どちらかを選んでやってみるしかない。

よくカウンセリングでクライアントさんに
「新しいパートナーを手に入れるためには、これまでの執着を一旦手放す必要があります。そうやって、執着を手放して新しいものを取り入れるスペースを作りましょう。そこに入ってくる新しいものは、きっと以前よりよいものであり、あなたに幸せをもたらしてくれるかもしれませんよ。」
などと偉そうなこと言ってます。
でも、こんなこと言っている割に、私も普段から新しいことを取り入れるのは、かなり、相当、いや、結構苦手な方です。
できれば、ほんの少しの変化で最大限の効果を期待するなどと虫の良い考えをしまくっています。

●変化は小さくてもよい。

「自分を変える」「自分のやり方を変える」というのは、大層な事をしなければといけないと思われがちです。
口で言うのはとても簡単ですが、実行するのは思った以上に難しい。
とても大変な事。
だから一気に変えられなくてもいいんです。
大きく変えるのは、みんな怖いと思うんですよね。
大きい変化よりは、小さい変化のほうが受け入れやすい。
0と100は違います。
そして、0と0.1もまた全く違います(あ、当たり前ですよね)。
大変なことだからこそ、何か新しいことをやる時は、小刻みでいいので、少しずつ、一歩ずつ前進。
それでいいと思うんですよね。
なぜなら、その僅かな変化でさえも、確実に自分自身を変えてくれるから。
そして、その積み重ねが自分を大きく変えていってくれるから。

何かのヒントになれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦関係などの男女関係から、親子や対人関係、ビジネスまで幅広いジャンルを扱う。 問題の中からお客様の輝きを見つけ出すことをモットーに、「どんなことも許容される”安心感”」を与えるカウンセラーである。 粘り強く問題と向き合う姿勢から「非常に丁寧に話を聞いてもらえる」と評価が高い。