「かまう」から「見守る」へ 子離れに向かって親も成長していこう

「子どもの成長」を信頼した方がいいとわかっていても、ついつい「心配」や「先回り」をしてしまう・・。「かまう」ことより「見守る」ことは難しい・・。
そんなことを思うことはないでしょうか。子どもが成長するにしたがって、親であるわたしたちは「子離れ」という課題にぶつかります。

今日はそんなことについて書いてみたいと思います。

 

■子どもがやるべきことを親が邪魔してはいけない

「子どもがやるべきことを親が邪魔してはいけない」という言葉を聞く機会がありました。

その言葉を聞いた時、わたしは大きなショックを受けました。なぜなら、「わたし、結構、邪魔してるんじゃないか!」と気づいたからです。

その頃の息子は高校生になったばかり。そろそろ、一人前扱いしてもいい年頃だったのですが、
「雨が降るらしいから、傘を持っていきなさい」
「あとは、お母さんがやっとくから」
「早く起きないと、遅刻するよ」
などなど、わたしは口出しをしてしまっていたのです。

 

■子どものやるべきことに口を出してしまうのはなぜだろう

そこで、 「口出しするのはなぜなんだろう?」と考えてみました。
すると、こんな本音が見えてきました。

雨に濡れて帰って来られると、先に言わなかった「わたしが悪い」と感じてしまう。
息子に任せると、後からもう一回やり直すことになる、それって、ちょっとめんどくさい・・。
遅刻させたら、わたしがダメ母って思われるかも?

どうやら、息子に失敗されるとわたしが困ると思っていたようなのです。

わたしが困りたくないから、息子が失敗したり、考えたりする機会を邪魔してるのかもしれない?と思いました。

また、それとは別に

心のどこかで「この子にはわたしがいなくっちゃ!」という気持ちもありました。

うちの息子が自立して自分で行動し始めると、失敗もすることがあるだろうし、助けたくても手を出せないこともあるだろう。もっと成長すると、「お母さんなんていらない」「お母さんなんていなくてもなんの問題もない」と言われる日が来るかもしれない。

そんなふうに思われるのは辛くて寂しくて耐え難いから、まだまだ「子ども」ということにしておきたかったのです。だから、まだまだ子どもなんだから、わたしがそばにいなくっちゃだめなんだ、と自分に言い聞かせていたようにも思います。

 

■わかっていてもなかなかできないのが「子離れ」だから

「子どもがやるべきことを親が邪魔してはいけない」という言葉は、わたしがこっそり隠していた、子どもに失敗されると自分が困るという気持ちやまだまだ子どもに必要とされていたいという気持ちに気づくきっかけとなったのでした。

一旦気づいてしまうと、今までどおりのやり方をし続けにくくなります。
わたしの都合や思いはあったとしても、やっぱり息子には息子の人生をしっかり歩いて欲しいと思うからです。

息子を「かまう」ことで、息子の自立のチャンスをつぶしてしまうなら、「かまいたい」気持ちをぐっとガマンして、息子なりのやり方でチャレンジするのを見守って応援していよう!という気持ちも沸き上がってきました。

そこまでわかっていても、なかなか難しいのが「かまう」より「見守る」ということ。

わかっていても、気がつくとかまってしまっている、というものだと思います。
だから、急に変化する必要はありません。

急激な変化だと、子どもも驚くし、母親の変化について来れないかもしれませんが、お母さんが失敗しながら、ちょっとずつ変化すれば子どもも知らず知らず変化に巻き込まれていきますから。

子離れは子育てより難しい、と言われます。

焦らず、ちょっとずつ、わが子を一人前の大人として扱える親に成長していきましょう。

 

次週は池尾千里カウンセラーが担当します。お楽しみに~。

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