旦那さんとのセックスレス

相談者名
おもちたろう
はじめまして。
私は25歳の時旦那さんとデキ婚して、今は結婚6年目、子供が6、4、2歳と女の子がいます。
デキ婚でしたが、私のことをすごく大事にしてくれて遠距離でしたが大好きでした。
私も言いたいことが言えてとても安心して付き合える人でした。
結婚したときには妊娠していたので、その頃から回数は減りましたが、まだ1人目のときはぼちぼち年に数回はありました。
私は妊娠結婚を機に地元を離れ仕事を辞め、誰も知らない田舎で子育てが始まり、最初は不安でわからなくて生後4〜5ヶ月くらいまでは産後うつまでとはいかないけど泣いたり怒ったり記憶がないくらい必死でした。
もともと涙がすぐでるほうで、2人目が生まれてからは、いつもイライラ怒っていました。
3人目がうまれて少ししたら、旦那さんに離婚したいと言われ、平さんの動画をみて少しずつカウンセリングを受けて離婚は免れました。
旦那さんの目を見れません。優しくできません。
家事も得意じゃないし気分もムラがあるしすぐイライラ怒ったり泣いたりします。
旦那さんともっとコミニュケーションをとったりしたいけど、タイミングが合わないとすぐ諦めたり、もういい!と拗ねてしまったり、うまく行っていたかと思うと激しい喧嘩になったりなかなかレスは解消しません。3年ほどレスです。
カウンセリングも受けてるけど、この先ずっとこうなのかと思うとまだ30歳なのに辛いです。
旦那さんは性欲もあまりないほうだし、セックスなんて意味がないと言います。
旦那さんと理解し合えない、わかってもらえないのが辛いです。
カウンセラー
大谷常緑
おもちたろう さん
こんにちは。初めまして。
ご相談を担当させていただく大谷です。
よろしくお願いします。ご結婚当初から住み慣れた場所を離れ、誰も知らない田舎に移り住まれたのは大変なことでしたね。
まるで落下傘で敵陣?に舞い降りるようなものかもしれません。
まして妊娠しておられたのですから心細さもあったので話しでしょうか。
そして出産、子育てと大変な時をお過ごしになったのではないでしょうか。

人には「心の容量」というようなものがあります。
もともとの大きさは人により少しは違うかもしれませんが、まぁ今はほぼ同じとお考えいただいていいのではないかと思います。
「心の容量」を身近なものに例えると、コップだと考えてください。
コップが空っぽの状態では、その大きさの分だけ水を入れることができます。
200ccの容量のコップには、200ccの水を入れても溢れることがありません。

しかし、この200ccのコップに元々100ccの水が入っていたとします。
そうすると当然、あと100ccの水は入りますがそれ以上の水を入れようとすると溢れてしまいます。

人の心の容量も同じことで、心に様々な事柄が一杯詰まっていると、心の容量=心の余裕は少なくなって、その後起こった出来事や状況を受け容れることができなくなります。
例えば、遅刻しそうで時間が無く道を急いでいる時には 時間=心 に余裕が無いので誰かに道を尋ねられても「他の誰かに訊いてください」と対応できないかもしれませんね。
ところがブラブラと散歩しているようなときには道を尋ねられても丁寧に教えてあげることができるかもしれません。

先に、”心に様々な事柄が一杯詰まっていると”心の余裕は少なくなるとお話ししましたが、では様々なものとは一体どのようなものでしょうか。

おもちたろう さんのご相談を拝見していると、相当に自責(自分を責める気持ち)の念が強いように見受けられます。
この自責の念が、おもちたろう さんの心の容量=心の余裕を小さくしているのです。
心の余裕が小さくなると、先ほどお話ししましたように、少し何かが起こるとコップから水が溢れ、起こった出来事が受け容れられなくなりますね。
そう、私たちは受け容れられないことが起こったときに問題を意識するのです。

おもちたろう さんはとてもまじめで自分に厳しい方だとお見受けしました。
それで、できない私を責め、不安になりという悪循環を繰り返されているのではないでしょうか。

真面目さは決して悪いことではありません。
しかし、自分に大きなストレスを与えるほどの真面目さは、却って行動の結果が自分の理想から遠のいてしまいます。

是非、自責を止めてください。そうして心に余裕を持つようにしてください。
そうすると、おもちたろう さんの物事の捉え方や行動が変化するので、ご主人との関係性もよくなります。

そうです。全ては おもちたろう さんの自責の念が今の状況を作り出しているのです。

例えば「優しくできません」と自分を責めておられます。
例えば「家事も得意じゃない」と自分ができないことを責めておられす。
例えば「気分もムラがある」と自分を責めておられます。

もし、大の友人がこのように自分を責めていたとしたら、おもちたろう さんはその友人に何と言ってあげるでしょうか?
きっと「そんなことないよ」とか「大丈夫だよ」とか「完璧な人なんていないからね」などと優しい言葉をかけてあげるのではないでしょうか。

ぜひ、ご自分にも同じ言葉をかけてあげてください。
私たち人間は、自分に厳しく、人には優しいものです。
是非、ご自分にも、もっと、もっと優しく接してあげてください。

ここで、自分を責め始めた時や、状況が受け容れにくいときに言って欲しい言葉があります。
真面目な人ほど言いにくい言葉ですので抵抗があるかもしれません
が、そこはご自身のパターンを変えるためと割り切って使ってみてください。
「まぁ、いいっか」
「なるようになるさ」
「これでいいのだ」
これらの言葉はきっと おもちたろう さん を救ってくれると思います。

回答がお役に立てれば幸甚です。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。