結婚17年の主婦です

相談者名
同歳の夫と息子が一人います。
夫は深夜残業、泊り込みと飲み会、海外出張の連続です。
休日は過労で寝ているか、せめてもの気晴らしと深夜までTV。友人達と飲み会です。さもなければ体調不良です。
ですから当然セックスレスで。
それでも楽しく暮らせるいつかを願って、毎日お弁当を3つ持たせ、夜食を作り、午前様でも待ってきました。
でもやっと授かった子供の入学式は愚か、運動会も地震や事故、入院するほど大病も、仕事があるからの一言で顧みられない生活が続いています。
元は秘書をしていたので仕事も手伝い、何時間でも愚痴を聞き、笑わせて。
頼られ甘えられるのは私ばかりです。
ろくに感謝はされないのに要求は増えていきます。
私には弱音を吐ける相手も、抱きしめてくれる人も寄り添ってくれる人もいない。
我が子が救急車で運ばれたときすら一人なのに、彼は多くの人に慕われ褒められ大事にされています。
努力家で有名な人格者の優しい上司なのだそうです。
けれど私は常に給料の大半を貯金するよう言われ、下着や服は自分が在宅でできる仕事で稼いだお金で賄い、結婚してからプレゼントは愚か、一泊以上の旅行すら行ったことがありません。
23歳から留守を守ることが全てです。
なのにその貯金すら人に奢ったり、離婚して10数年になる義姉とその成人した姪の援助に、ほぼ全額使われていたことがわかって。
3年前、ふいに倒れて神経症と診断されました。
彼の顔を見ると怒鳴ったり泣いたり恨み言が止まらず、事情を知らない実母から叱られ気力で止めましたが、今また依然より酷い状態に戻っています。
今は親もわかってくれ責めませんが、子供の為、自分の為に利口になれと言われます。
でも、理屈ではないのです。
何故私ばかり完璧を求められるのかと。
夫は、自分が悪かった大事にするから楽しく暮らそうと言います。
別人のように優しくもなりました。
でも、懲りたと言いながら仕事を理由に一瞬で戻ります。
謝るのも本当。
でも治せないのも事実です。
優しくしたいです。
でも許したとたん、繰り返される。
わかっているのに振り回され続ける懲りない自分が哀しいです。
せめて何一つ悪くない子供に迷惑をかけないよう普通でいたいです。
我侭承知でお力を貸して頂けたらとお願いにあがりました。
カウンセラー
大門昌代
Sさんはじまして大門と申します。どうぞよろしくお願いします。
結婚されてから長い間、本当に色々と頑張ってこられたのですね。
不安な時や悲しいときも、ずっと一人で頑張ってこられたのだと思うと、こうやってご相談いただくことは、決してわがままではないと思います。

Sさんがおっしゃる通り、ご主人が悪いと思って謝るのも本当でしょうし、なおせないのも本当でしょう。
そしてそのたびに、「どうしたらいいの」と絶望を感じておられるでしょう。

何かを変えていかなくてはいけませんね。
本当ならご主人に変わってもらうのが、一番いいのでしょうが、今の状況ではご主人の行動がすぐに変わるということは、期待できないかもしれませんね。
そうなると、もうどうしようもないのかと落胆されるかもしれませんが、そうではないのです。
何かを変えればいいのです。

さて、何をかえていくかですが、どんなに理尽な要求であっても、Sさんは頑張って努力してこたえてこられました。
どんなにつらい状況でも、一人で踏ん張ってこられました。
まずは、そんな一人で頑張るという部分を変化させてみませんか。
もちろん、そんなことしたら、誰かが代わりにやってくれるわけじゃないのにという思いが出てくるでしょうが、だからと言って、Sさんがすべてをやる必要はないのです。
子供さんのこと、ご主人のこと、家庭のこと、頑張りすぎていた部分を緩めていきましょう。

今の状況では、Sさんはご自分のことをすべて後回しにし、ご主人や子供さんのために様々なことをしておられます。
やっておられることは、とても素晴らしいことで、ご主人や子供さんのためになっていることなのですが、Sさんのことを後回しにして、Sさんが我慢をいっぱいしているので、犠牲的になってしまっているのです。

犠牲的なときは、本当にしんどいですし、いっぱいいっぱいになってしまいます。
犠牲をやめるには、何かをするときの行動動機をみていくといいと思います。

「なぜ、こんなに頑張っているのだろう?」

もちろん、子供さんやご主人への愛情もあるでしょう。でもそれ以外の部分がないか探していくのです。
一般的なお話しですが、犠牲的な方というのは、何か行動するときに「怖れ」を動機にしていることがあります。
「ちゃんとやらなきゃダメな妻だと思われるかもしれない」
「完璧にしないと、ダメな母親だと思われるかもしれない」
~しないと、自分がダメなように感じてしまうのです。
そうすると、何か行動するときに「やるしかない」「仕方ない」という感じになりますから、嫌なことであっても、引き受けてしまいます。
選択の余地がなくなるのです。
もしもやらなかったら、「ダメ」と烙印を押されるような気持ちになりますから、我慢や無理があっても、やってしまうのです。

もしかしたらSさんの中にも、「妻なんだからちゃんとやらなきゃ」「母親なんだからきちんとしなきゃ」という気持ちがあるのかもしれません。
そうすると、「どうして私ばかりが」という気持ちがあっても、「やらない」という選択肢がなくなってしまうのです。
もちろん、ご主人から完璧を求められることもあるのでしょうが、無理や我慢をしてまでしなくてもいいのかもしれません。
本来なら、ご主人がSさんの頑張りや不安に気付いて、手を差し伸べて欲しいところですが、Sさんが頑張り続けている限り、ご主人はSさんが我慢や無理をしていることに、気付かないかもしれません。
まずはどんな我慢や無理をしているのだろう?と考えてみて、少しでも我慢や無理を減らしていきましょう。
そうしたときに、Sさんの行動動機が変わってくるかもしれません。
そして、あまりにも我慢や無理が必要なことは、N0と言えるようになってきます。

頑張り続けてきた結婚生活だと思いますので、そろそろ自分にも目を向けてあげてもいいのかもしれませんね、何かご自分の為にやってみませんか?
何でもいいのです。結婚生活の中で我慢してきたことがたくさんあったと思うのです。
もう、それをやってもいいのではないでしょうか。
十分に頑張られたと思います。
少しずつでも、Sさんから変化を起こしてきましょう。

よかったら、初回無料カウンセリングなども利用してみて下さい。
ご相談ありがとうございました。

 

この記事を書いたカウンセラー

About Author

大門 昌代

恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より2冊出版。