これからの私

相談者名
くまかあちゃん
結婚15年目の夫婦、小学生の子供二人の家庭です。
三ヶ月程前から夫の態度がおかしくそれを不振に思い、夫の携帯を見てしまい、その事で夫から信頼を失ってしまいました。
私も携帯のメール内容や特定の(会社の部下)発信履歴の多さに血の気を引くように夫から距離をおいてしまいました。
夫には携帯を見たのは一度だけなのといいながらも、私は毎日のように携帯をみていました。そして、夫を責め続けていました。
でも夫は、俺を信用しろの一点張りでした。だけど、メールを見ていた私は「私は知っているのよ・・・」と心で泣いていました。
2、3日おきに私に不安が襲い、夫を責めてしまいました。
夫からは、距離を置きたい、とも言われた事もありましたが、そうすると、全て終わってしまう様で引き止めました。そんな日々が2ヶ月位続きました。

今は、携帯もオールロックされ、私が最後に夫を責めてから約20日が過ぎました。
最初は諦めからか夫婦は無言で私もそれがなぜか楽でした。でも、今はお互いに少しずつ会話もし、会話をしたいと素直に思う様になり、
笑顔になる時も出てきました。
私は最近では、カウンセリングの先生の言葉を読んだりして、それを受け入れてみようと思えるようになり、
自分が変わらないといけない。相手が変わるのではなく自分を変えないといけない。と思える様になってきました。

でも・・・。”三歩進んで二歩下がる”といった様に、毎日、毎時間、不安な心と安心の繰り返しが現状です。
不安というのは、今まで見てしまったメールのことを思い出しては腹が立って悲しくなったり、又、現在進行形の二人の事を考えては辛くなったりします。
私は一生夫を憎んで暮らしていくのか、夫はこのまま何もなかったかの様に一生いくつもりなのかと。
それに、強情な私も見え隠れし、私は許してなんかない。今も溢れ出す涙を歯を食いしばって我慢しているのだから、
もう立ち直っただなんて思われたくないから、絶対笑顔なんて見せない・・・と思ってしまう時もあります。
その反面、早く仲直りして、心から笑い合いたいとも切に願うし。
きっと夫もそう願っているだろう・・・。

仲直りする、とはなんだろう。この話をまた持ち出す事を夫は嫌うだろう。
私は謝って欲しいのか。でも嘘をついてまで弁解はしてほしくないし。
時間が解決してくれるのでしょうか。2、3年経てば、過去形として受け止めれるのでしょうか。

乱文で失礼しました。
まだまだ情緒不安定な私です。これから私はどの様な心や態度で夫と接して行けば、より夫に信頼され、夫を信用する自分になれるのでしょうか。
自分が納得出来るのでしょうか。又、不安も取り除かれるのでしょうか。
今までのような夫婦に戻れる、いや、よりよい新たな夫婦になりたいです。

宜しくご回答お願い致します。

カウンセラー
大門昌代
くまかあちゃんさん、はじめまして。
今回担当させていただきます大門と申します。
どうぞよろしくお願いします。

まず最初に、時間が解決してくれると考えるのは、少し違うということを、お伝えしたいと思います。
時間がいくら経過して、今リアルに感じている嫌な感情を、感じにくくなっても、ご夫婦の間にある問題が、解決されたことにはならないのです。
本当の問題が解決しない以上、「こんな問題が二人の間にはあるよ」と言うことを、教える為に、また別の出来事が起こることがあります。

ですので、今回とても嫌な想いをされておられますし、つらい気持ちもおありでしょうが、この機会にご夫婦の間にある問題というのに、向き合ってみるのが良いのではないかと思います。

携帯を見てしまう前、ご主人のことを怪しいと思う前に、ご夫婦の間に、問題はまったくありませんでしたか?
もしも、問題がなかったとしたら、携帯を見たいとすらおそらく思わなかったのではないでしょうか。
二人の会話が減っているとか、本心をコミュニケーションがとれていない、夫婦というよりも、お父さんお母さんになってしまっていた、お互いが不満を隠し持っていた、セックスの問題があった・・・・など何かなかったでしょうか?

もちろん、ここに書いたことの中にはないかもしれません。
でも、何も問題がないのに、このようなことが起こることはないのです。
何らかの問題があったと思いますので、それを探してみましょうね。

現在起こっている問題、ご主人の浮気問題に焦点を当ててしまうと、ご主人への恨みつらみにスポットライトが当たってしまいます。
もちろん、そのことを放置して、ご主人の浮気を公認しろと言っているのではありません。

本当の本質的なご夫婦の問題を見ていくことで、ご主人の現在進行形かもしれない浮気問題を、解決していくことだってできるのです。

一人で、本質的な問題を探しだせないようでしたら、どうぞカウンセリングを使ってみて下さいね。

また、情緒不安定であると書いて下さっていましたが、これだけショックなことがあった訳ですから、そうなってしまっても仕方ないのだと思います。

お互いが信頼できる、そんな関係性を望んでおられるのだと思います。
そうなのであれば、まずは、ご自身の心のケアが大切です。
自分が変わっていくといっても、それはとても大変な作業です。
パワーが必要なんですね。
でも、ショックなことがって、心が傷ついたままでは、そんなパワーが出てこないものなのです。

ですので、本質的な問題を探しだす前に、これからどうしていけば良いかを考える前に、一番にしていただきたいことは、くまかあちゃんさんの心のケアです。

問題の真っただ中にいるとき、私達は焦ってしまいます。
焦って、とにかく何かをしなければと思うのですが、自分の心が傷ついて血を流していることを、つい見過ごしてしまいます。
でも、傷はそのままにしておくと、なかなか治りませんし、焦って何かをしようとすることは、その傷を更に広げることになる場合もあるのです。

まずは、ご自身を大切にすることです。
ご自身が傷ついたこと。
とても、ショックを受けて悲しいという想いをもっておられることを、誰かに話せるといいですね。
それが、お友達でもかまいませんし、ご家族でもかまいません。
もちろん、私達カウンセラーを使っていただいてもかまいません。

よりよいご夫婦になっていく為にも、今はまずご自身の傷ついた心をケアすることを一番に考えて下さいね。

この度は、ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より3冊出版。