仕事を一人で抱え込んでしまった時の対処方法

頑張り屋さんは一人で抱え込んでしまう。

仕事ができる人の多くは、任された仕事はきちんとこなしたいと思い、自分一人で抱え込んでしまうことがあるのではないでしょうか?

必要以上の残業をしたり、休日出勤をしたり、しかもその膨大な仕事量を大変だと思わない。
自分が頼まれた仕事だから、こなして当たり前とプライべート時間を仕事に当てても苦にはならない!
なんて思ってしまう人も少なくないのかもしれません。

もちろん、自分の頑張りで社内でのポジションが上がったり、自分で目指す目標があっての頑張りであれば動機がはっきりしているので「頑張る!」でいいだと思います。
でも与えられた仕事だから仕方ないとの思いから、必要以上に無理をして一人で抱え込んで頑張り続けてしまっているのだとしたら、ちょっと立ち止まってもらいたいなあと思います。

無理をしている時の頑張りは自分では気づいていないかもしれませんが、周りに影響を与えていることって多いんですよね。

例えば自分に任された仕事だから、一人でどうにかしないといけないと必死に頑張っているとします。
基本的に会社組織とは一人が頑張るから成り立っているのではなく、言い方は悪いかもしれませんが、あくまでも組織の中の一人であって、一人の力だけではどうにもならない、全社員の力が一つになるから成り立っているのが現実です。

一人で頑張っている人は知らず知らずのうちに「自分は今忙しいです!」とオーラを出していることが多いんですよね。
実際に私自身も忙しい時、今は話かけないで欲しいとオーラが出ていると他の社員さんから言われてことがあります。
それだけ自分の仕事に集中をしている時って周りに気を使うことができないことが多いのだと思います。
しかもそのことに自分自身は気付いていないところがポイントなんです。

そして一人で抱え込んだしまった結果、自分が気付かないうちに、自分自身の体調も崩してしまったり、周りとの関係がギクシャクしてしまうことが少なからず起こってしまいます。

自分以外の人に頼る時にポイント

仕事を頑張り、一人で仕事を抱え込んでしまう人にこそ是非お伝えしたいポイントがあります。
それは「周りの人に頼ってみる!!」ことなんです。
頑張り屋さんにこんなことを伝えると、「迷惑がかかる!人に頼ることなんてできない!自分が頼まれた仕事なのだから!」と言われると思います。
その気持ちもわかります。
責任感が強いからこそだからだと思います。

でも先程もお伝えしたように、会社組織の中で働くと言うことは、自分自身もあくまでも組織の中の一人なのです。
言い換えれば自分以外にも沢山の仲間が周りにいると言うことです。
この同じ組織に所属する仲間に頼ってもいいのではないでしょうか。

頼る時のポイントですが、自分が抱えている仕事の一部をお願いする!ができたら既にされていると思います。
できないからこそ一人で抱え込んでしまっているんだと思います。
小さいことから頼ってみることです。
例えばですが、私が実際にお願いしているのは、不必要な書類のシュレッダー、処理済の書類の整理、簡単な電話対応、確認済の入力業務等です。
自身の業務を整理していく中で自分がやるべき仕事、周りの仲間にお願いできる仕事の精査ができるようにもなってきました。

周りに頼ることは仕事が円滑に進む

人に頼れない人の多くは「頼ったら迷惑をかけてしまうかもしれない!!」と感じがちなんです。
でも周りの人達は本当にそう感じているのでしょうか?

先程お伝えしたように、一人で抱えている人は知らず知らずのうちに自分は今忙しいです!とオーラを出しているんですよね。
周りの仲間も一日8時間同じ職場にいて、忙しいオーラに気付かない!なんて人はいないと思います。
忙しいあなたの邪魔をしないように気を使ってくれていることも多いのではないでしょうか?
もしあなたの近くにいる人が同じような状況なら、きっと同じように感じるのではないでしょうか?

周りに頼ることは迷惑をかけることではなくて、周りの仲間の気遣いを軽減できる方法の一つなのだと考えてみてくださいね。
私が周りに頼る。頼られた仲間の顔を見ると、役に立てて嬉しいと感じているように見えます。

もちろん業務内容で仕事の一部をお願いすることができないこともあるかと思います。
そんな時は今の自分の状況を周りの仲間に話しをするだけでもいいんです。
周りの仲間は、どうして今あなたが忙しいオーラを出しているのか事情がわからないことが多いかもしれません。
「事情がわかる」と言うことは周りに安心感を与えます。
わからないからこそ相手に不安や怖さを与えてしまい距離ができてしまうことがあるのです。
そうすると一人で抱え込まざるをえなくなってしまうのです。

毎日一緒に働いている仲間に頼ってみることを選択肢の一つに加えてみてもいいのではないでしょうか。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

いじめ、恋愛ベタ、離婚、子供の不登校など自身の経験を活かした幅広いジャンルを得意としている。 心理学との出会いで体験した「愛にフォーカスすると、人生はどこからでも変えられる。」をカウンセリングで大切にしている。 どこまでも寄り添う深い共感力でお客さまをサポートするスタイルに定評がある。