2人を結びつける魔法の言葉「ね」「も」

とても親密になれる魔法の言葉

こんばんは。

神戸メンタルサービスの平です。

講座の後の打ち上げなどでみなさんと世間話をしているときに、「恋愛に効く決めゼリフとか、言葉はありませんか?」というご質問を受けることがよくあります。

もちろん、それは状況や人によって変わってきます。「愛しているよ」というセリフひとつとっても、言われてうれしい人から言われるのと、言われてもキモいと思う人から言われるのではまったく違いますし、どういう状況で言われるのか、によっても人の受け取り方は違うものですよね。

しかし、そんな中でも、どのような状況で、どんな人が言っても好感度をアップする魔法の言葉というのは存在します。

今日は、その魔法の言葉を伝授いたします。

まず、この言葉の達人になると、人ととても親密になれるという魔法の言葉があります。

それは「ね」なのです。

あまりにもシンプルすぎて信じられないかもしれませんが、「ね」という一文字をうまく扱うことができれば、いろんな人ととても簡単に親密になることができるのです。

例えば、あなたが彼と2人でレストランで食事をしていると思ってくださいね。彼が料理を一口食べて「おいしい」と言ったとしたら、あなたは「彼はきっとこの料理が大好きなんだわ」と思うだけですよね。

でも、彼がこの料理を一口食べて「おいしいね」と言ったとしたら、どう思いますか?

彼が「おいしい」と言ったときには、それが彼のひとり言のように聞こえて、何と返事をしたらいいのかちょっと困ってしまいませんか?ところが、彼が「おいしいね」と言ったとしたら、この「ね」の一言があるだけで、あなたは「ほんと、おいしいわね」とあいづちを打ち、共感することができるはずです。

このように「ね」には、相手の共感を誘発する作用があるのです。これを心理学用語で『共感獲得表現助詞』と言います。

例えば、彼と一緒に映画を見た帰りに、「本当におもしろい映画だったね」と言われたら・・・「ね」がひとつがついているだけで、彼はあなたに共感してもらいたいと思っていることがわかります。

そして、あなたが「本当にいい映画だったわね」と返事をすると、あなたには、実際、彼がどんなふうに感動しているのかはわからないのですが、彼の方は、あなたも自分と同じぐらいの感動を感じているのだと思うのです。

「ね」ひとつでも、あなたが上手な使い方をマスターすると、とても親密感をつくることができたりするのです。

この「ね」ととても似たような使い方ができる言葉に「も」があります。「僕も」「私も」といったときに用いられることが多いこの言葉には、相手に対して自分も味方である、または、同じ意見を持っている、と伝える力があり、相手の警戒心を一気に和らげる働きがあるのです。

例えば、コンパで出会った彼から、「一度、君とゆっくり食事でもしたいと思っているんだ」というメールが来たときに、「私もそう思っていたのよ」と答えるだけで、彼は、彼があなたに持った感情と同じ感情をあなたも持ってくれたんだ、と感じることができるのです。「会いたい」という感情を彼があなたに持っていたとしたら、あなたが「も」を上手に使うことで彼はあなたもそう思っていたんだな、と感じることができるのです。

以前ヒットした映画「ゴースト」の中では、主人公の女性が彼に「愛しているわ」と言うと、死んで幽霊になってしまった彼は「僕もだよ」と言うのが口癖でした。

彼は照れ屋さんだったので、あまりにも恥ずかしすぎて「I Love you」が言えなかったのですが、その言葉を言う代わりに「僕もだよ」と上手に「も」を使ったのです。

このように2人を親しく結び付けてくれる「も」は、まるで恋の接着剤です。「ね」と「も」を上手に活用し、大事な人との恋愛を楽しんでくださいね。

では、次回の恋愛心理学もお楽しみに!!

この記事を書いたカウンセラー

About Author

平 準司

神戸メンタルサービス/カウンセリングサービス代表。 恋愛、ビジネス、家族、人生で起こるありとあらゆる問題に心理学を応用し問題を解決に導く。年間60回以上のグループ・セラピーと、約4万件の個人カウンセリングを行う実践派。 100名規模のグループワークをリードできる数少ない日本人のセラピストの1人。