あの頃のおもちゃのチラシ

クリスマスの季節ですね。
今年は街に出向くことも、いつもと比べると少なかったのですが、それでもクリスマスに彩られた街並みを見ると、外は寒いのにちょっとだけ温かい気持ちになれたりします。

いつも落ち着きがない息子ですが(小学1年だから無理もありません)この時期になると普段にも増してソワソワしだします。
クリスマスプレゼントの季節です。

息子は本当におもちゃが大好きなんです。
息子と一緒に街を歩いていて、おもちゃ屋があると必ず聞いてくるんです。
「おもちゃ、見てきていい?」って
すると、わたしはこう言います
「見てきてもいいけど、今日は買わないよ」
でも息子は「わかってる!」と言って毎回おもちゃ屋に吸い込まれていきます。

そんな息子を見て思うんです。
「なんで息子は毎回、買ってもらえないと解っているのにおもちゃを見に行くんだろう」って
すぐには手に入らないおもちゃを見て虚しい気分にならないのかなって。

そんな息子を見ていると昔の事をふと思い出したんです。
「そういえば、昔はこの時期になるとおもちゃのチラシが新聞によく折り込まれていたな~」
「おもちゃのチラシを穴が空くくらい見ていたな~」って

最近は新聞を取っている家庭も減ってきたようですが、わたしが子供の頃はほとんどの家庭で新聞を取っていました。
そしてクリスマスの時期になるとおもちゃのチラシが新聞に折り込まれて配達されていたんです。(今もかな?)
朝から晩まで、どのおもちゃを買ってもらおうか、これがいいかな~あれにしようかな~ってそれはもう夢のカタログを見ているようでした。

そんなことを思い出すと、息子がなぜ買ってもらえないのにおもちゃを見たがるのか解ったんです。
「そうか、おもちゃ屋は彼にとって夢が詰まっている場所なんだ」
「だから、クリスマスにたった一つしか買ってもらえなくても、それがまだ先の話でも虚しい気分になったりしないで目をキラキラさせながら見ていられるんだ」って気付いたんです。

なんか、子供ってすごいな~素敵だな~って思いました。

大人になったわたしはきっと同じようなシチュエーションでも息子と同じようにキラキラした目で見る事が出来ないだろうな~そんな時もあるだろうな~って思えたんです。
大人はいろいろと諦めてきた経験があります。
手に入れたかったけど手に入れることが出来なかった痛みもあるでしょう。
あの時の痛み、みじめな思いがどこか残っていて「どうせ手に入らないだろうな」とか「欲しいものはたくさんあるけど、一つしか手に入らないなんて…」などと嫌~な気持ちになってしまうこともあるかと思うんです。
だから、息子(子供)って凄いな~って思えたんです。
だって彼は自分の夢や希望や楽しい!をそこにしっかりと感じることが出来るんですから。

諦めてしまった何か、どこかにいってしまったドキドキ
それをまた欲しいなって思いました。
そしたらどんなに楽しいだろうって思うんです。

なので、わたしが息子と同じ頃、おもちゃのチラシをどれだけワクワクしながら見ていたかな~?って思いを馳(は)せてみたんです

すると、こころがちょっと動いたのを感じました。
なにか残っているようです。
あの頃のドキドキ、ワクワクしていたわたしは居なくなってはいないような気がしました。

あなたの中にもきっと居ると思うんです。
ワクワクして、ドキドキしてじっとしていることの出来ないあの子が。
あの時のあの子、あの時のあなたは決して居なくなってはいないと思います。

もし、あなたが少し元気がないとしたら
あなたに元気がない時は、あなたはきっとドキドキやワクワクしていないでしょう。
だとしたら、それに触れようとしてみてもいいと思うんです。

「あの頃、わたしは何にドキドキしていたかな~?」
「あの時、プレゼントをもらってどれくらい嬉しかったかな~?」
「今のわたしだったら、何にドキドキできるかな~?」
「今のわたしがあの頃と同じくらい嬉しいって思えることってなんだろう?」
きっと少し、ほんの少しかもしれませんが、心が動くと思うんです。
だとしたら、それをそのまましまっておくのはもったいないと思いませんか?

この記事を書いたカウンセラー

About Author

福野てるすけ

恋愛、夫婦問題(不倫、浮気、セックスレス、離婚)、人間関係の問題を扱うのを得意とする。 どんな事でも受け入れてもらえる、話して楽になった、理論的な視点がわかりやすいと定評である。 自信の経験をもとに、過去の傷を癒し、本来の自分、魅力を取り戻すカウンセリングを軸としている。