「雑談が苦手」を変えていくためのヒント

雑談が苦手、というのはカウンセリングでなくとも耳にする話です。
特に職場での雑談について苦手に思う方が多いように思います。
今日はそんな、雑談を苦手に感じる方に向けて書いてみたいと思います。

職場で雑談をしないといけない状況って、どんな時でしょうか。
会議が始まる前の参加者全員が集合するまでの時間、クライアントとの会議で本題に入る前のアイス・ブレイクの時間、ランチ・タイム、上司や部下とクライアント先に向かうまでの移動時間、組織のパーティ等、軽く挙げてみただけでも意外に多くあるものですね。

あなたはどんな雑談の時間に苦手意識を感じますか。
相手との共通の興味や趣味がある場合は、そこまで苦手意識を感じることもないでしょうし、話が盛り上がることもありますよね。
興味や趣味が同じでなくても、相手がとてもおしゃべりなタイプである場合は、聞いているだけで良かったり、自分が話題を考えてふったりする必要もないし、そこまで強い抵抗感もないかもしれません。
そうではなく、話す相手が、自らあまりしゃべらないタイプや、よく知らない人、親しくない人の場合に、とても気まずく感じてしまうのではないでしょうか。
距離がある誰かとの雑談に対して苦手意識を持つことがあるようです。

ちょっと距離がある人たちと雑談をしないといけないような状況を想像してみると、どんな感じがするでしょうか。
焦りや、どうしようという気持ちとか、うまくできない罪悪感とか、その他にもいろいろな感情を感じるかもしれませんね。
何を話せば良いのか困ってしまって頭が真っ白になってしまったり、ひたすら時間が過ぎ去ることを祈ったり、なんとかその場から逃げられないか考えてしまったり、気まずさから実際にその場を立ち去ってしまったりすることもあるようです。

また、無理に話題を出してみてあまり反応がなかったり、反応が良くないのもとても寂しいですし、かといって、誰も何も話をせず、長時間、その場が沈黙に包まれるのもいたたまれなかったりもしますよね。

◆なぜ雑談で悩むのか

なぜ雑談で悩むのでしょうか。
人と話すのが恥ずかしいとか、自分が話すことで何と思われるのか怖いだとか、様々理由はあるかもしれませんが、心の奥に、この会話を意味あるものにしないといけないと思う気持ちはないでしょうか。
そんな気持ちがあるほど、力んでしまいませんか。
力めば力むほど、意味のある会話ってどんどん難しくなっていったりしますよね。

会話を意味のあるものにしないといけないと悩む人というのは、相手と良い関係を持ちたいという思いがあったり(その場ではかもしれないし、今後もずっとかもしれませんが)、楽しい話や面白い話をしてこの会話を意味ある有意義な会話にしたい、ひいては相手を楽しませたいとか、喜ばせたいという気持ちがある人なのだろうな、と思うのです。
そうだとしたら、その方って素晴らしいと思うのです。

でも、中には、雑談で面白い話題ひとつ出すこともできず、相手に合わせて相槌することしかできない自分をつまらない人間だと誤解してしまう方もいらっしゃるんですよね。
でも、そうではないんです。
思いやりや優しさがある方なんだと思うのです。

◆どう対処していくか

相手や相手との関係を思って、雑談について悩んでいると、こんな視点は持たないかもしれませんが、雑談って、意味のあるものにしないといけないのでしょうか。
実は、あなたが大事にしたいと思っている、その相手や相手との関係を大事にできれば話の内容なんてそんなに大事ではないんです。
雑談の目的を、意味のある会話ではなく、相手や相手との関係を大事にすることに、置き換えてみませんか。
雑談の「会話内容」自体には、目的はないのですから。

そもそも、「雑談をしなければ」と思う時、相手も同じように思っていたりもするものです。
そして、相手もあなたと同じように、心の中で、困ったり焦ったりしていたりもするものです。
そんな時に、そこで何でも良いので話題をふってみるというだけでも、相手がほっとできたりするんですよね。会話の内容自体が大事というわけではないのです。

相手や相手との関係を大事にするには、相手に興味を持ってあげるのがお勧めです。
関心や興味を持ってもらうことって、人は嬉しいんですよね。
そして、興味を持てば、相手に聞いてみたいことって増えてもいくので、自ずと話題も増えていきます。

また、毎日の挨拶や、日々の中で、ちょっとした気遣いや感謝を伝えるということを繰り返すことができれば、相手との関係は益々良好なものとなっていきます。
そうすると、相手との距離も少し縮まって、雑談も少しずつ楽になっていくと思います。
本来あなたがしたかった思いを優先して、周囲の方々と良い関係性を持つことができますように。

この記事を書いたカウンセラー

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人間関係、家族問題、自己嫌悪、自己変革や魅力開花、ビジネスに関する問題を得意とする。鋭い感性と直観力、洞察力、繊細な感受性、豊かな女性性をもとに、魅力や才能や本質を引き出していく。感覚と思考をバランスよく使い、クライアントを理解し、共に考え、解決策を模索していくアプローチに定評がある。