愛の視点(2)〜愛の視点で理解をする〜

愛の視点で理解をする

同じ出来事を批判の視点で理解することもできるし、愛の視点で理解することもできます。
どちらを選ぶかはあなた次第!
あなたが愛の視点で理解をした時は、恩恵があなたのもとにやってくることがあります。

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●理解をする

カウンセリングで理解をすることに取り組むことがあります。

・なぜそんなことをしたのか?
・どんな気持ちでその行動をとっていたのか?
・行動の後はどんな気持ちになったのだろうか?
・何があってそんな考えに至ったのか?
・どんな背景が影響していたのか?

などなど、理解を深めることを話題とすることがあります。

 

●女性の上司と上手くいかないAさんのケース

例え話です。

Aさんは、女性の上司と上手くいっていない。

女性の上司に対しては反発的な気持ちがもたげてくる傾向があり、そのせいでその上司と関わるとストレスフルになってしまう。

女性の上司に対して反発的な気持ちがもたげてくる傾向にはなぜなるのかということをカウンセリングを使って考えていくと、その原因はお母さんの関係にあると判明!

Aさんのお母さんは子どもに勉強をさせることに熱心であり、その熱心さは、Aさんにとっては押し付けられているように感じ苦しかったとのこと。

そのためAさんはその頃の母親に怒りを持っているとのこと。

母親への怒りがある Aさんは、
無自覚のうちに女性の上司に勉強を押し付けた母親を投影してしまっていたので、女性の上司に反発するという心の反応が生まれがちになっていたということがわかりました。

 

●理解をすることにチャレンジしてみると・・・・

このようなシチュエーションがあったときに、お母さんへの理解を深めていくことにチャレンジしていくことがあります。

「勉強を押し付けられたというのは辛かったですね。なぜお母さんはそんなに勉強をさせようとしたのにですかね?」

というように、
・なぜそんなことをしたのか?
・どんな気持ちでその行動をとったのか?
・行動の後はどんな気持ちだったのか?
・何があってそんな考えに至ったのか?
・どんな背景が影響していたのか?

などなどを考えていく時間を取ることがあります。

 

●批判的な視点での理解

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・回答1

「世間体を気にしてたんじゃないですかね?自分の子が勉強ができることを親戚たちに自慢したいっていうのがあったんじゃないですか。自慢の為に子どもを利用してホント腹が立つ」

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回答1は批判的な視点で、なぜそんなことをしたのかを理解しようとしている答えになります。

怒りを持っていると批判的な視点で見ちゃうというほはあるかもしれませんね。

批判的な視点で理解をしようとするとどうなるのでしょう?

余計に腹が立つ!
ということが起こるかも感じがしませんか?

怒りの炎に薪をくべるようなもので、余計に怒りが増すということが起こるかもしれません。

批判的な視点を持つと、
・相手がいかに間違っていたのか、
・相手がいかに良くなかったのか、
・そのせいでいかに自分に被害が被ったのか、
というような答えが出がちなので、ネガティブな感情が生じやすくなっちゃうわけですね。

これは批判的な視点を持つことをが悪いという話ではありません。

ただ批判的な視点を持つとダメージ(ネガティブな感情によるストレス)が相手(この場合はお母さん)に行くわけではなく、自分にダメージが来るというのが難点なところであります。

 

●愛の視点での理解

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・回答2
「お母さんは中学校卒業してすぐに働きに出たと行っていたな。そう言えば就職の時にずいぶんと苦労したと言っていたなぁ・・・。もしかしたら自分と同じような苦労をさせたくなかったのかもしれないなぁ」

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回答2は愛の視点で、なぜそんなことをしたのかを理解しようとしている答えになります。

許しのプロセスは、

・理解

・受容

・許し

のプロセスで許しにいたっていくことが 多いです。

愛の視点で理解をすることができると、相手を許すことができることにつながっているかもしれないのです。

許すことができると、相手(この話の場合はお母さん)が楽になるわけではありません。

許した本人がネガティブな感情から解放され、そしてそれを投影する人間関係が良くなってきます(この場合は女性の上司との関係)。

また愛の視点で理解をすると、相手の愛に気づくことがあるので理解をした本人に愛が入ってくることがあります。
これも本人にとってメリットがありますね。

怒っている時に愛の視点から理解をしようとするのは難しいこともあります。
だからそれができないこともあります。

それは悪いわけではありません。

怒っているにもかかわらず愛の視点から、物事を考えられた時はすごい!ということであり、できないことが悪いことではないというふうに思ってもらいたいなと思うのです。

 

●いろんなことに愛の視点を持ってみよう

説明のための例え話では、お母さんに怒っているというケースで愛の視点で理解をしていくということを説明しましたが、愛の視点で理解をしてみる時というのは、誰かに怒っている時だけではありません。

怒ってない時でも、愛の視点で理解をしてみようとしてみてもいいのです。

・パートナーの愛により気づきたい時
・見知らぬがしてくれたうれしかった事により深く愛を感じたい時
・人との信頼を深めたい時

などなど、
起こっていない時でも愛の視点で相手を理解しようとしてみてみてもいいのです。

愛の視点で相手を理解しようとしてみると、あなたのもとに寄り合いが入ってくるかもしれませんよ。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。