青春ができなかった

相談者名
めい
こんにちは。
私は学生時代に思うような青春を送れなかったことから、青春コンプレックスのようなものを抱いています。

22歳にして初めて彼氏ができたということもあり、本当は高校で初彼氏ができて制服デートや文化祭を楽しみたかった。
プリクラを撮ったり自転車に二人乗りしたりしたかった。
手を繋いでドキドキしたり初体験をしたかった。
部活に入って仲間と共に楽しめばよかった。

大学(実際は国立に行けるような学力ではなく私大も高いため専門に行っていました)でサークルやバイトに明け暮れたり、飲み会でのオールや長期休暇に旅行もたくさんしたかった。
空きコマで彼氏に会ったり半同棲を経験したり、彼氏と高校では行けなかったような場所に行きたかった。
色んな人とセックスの経験をしたかった。
私の中で大学=休みが多くたくさん遊べるというイメージが強く、厳しい専門時代を送ってきた私にはどうしてもうらやましく感じてしまいます。

みんながみんなそうではないこと、夢を見過ぎだということ、過去には戻れない・今そのようなことをしても学生の頃に感じられる気分は味わえない、学生時代に経験しなくては意味がないことも分かってはいるのですが、恋愛面で楽しめなかったということがいつまでも私の心に残っています。
過去に縛られ、過去を悔やみ、何歳になってもあのときああしてればこうしてればと思う自分が嫌になってしまいます。
どうしたらこの青春コンプレックスから抜け出せるでしょうか…?

カウンセラー
帆南尚美
めいさん、こんにちは。
カウンセリングサービスの帆南尚美と申します。
今回のめいさんのご相談を担当させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

めいさん、学生時代に素敵な恋愛をしたり楽しい青春時代を送ることができなかったのですね。

その時代にしかできなかったことは、今さらやっても仕方ないと思いますよね。
たとえ似たようなことが今できたとしても、青春時代にやったときに感じられるであろう感動やワクワクやドキドキは、大人になってからでは感じられないでしょうしね。

また、過去に手に入れられなかったものは過去にさかのぼって手に入れることはできないので、解決方法が無いようで、どうしようもない気持ちになってしまうのも、無理のないことだと思います。

とはいえ、ずっと過去を振り返りながらむなしく現在を生きる、というのは、心が過去にあって身体は現在にある、というような、バランスの悪い状態かもしれません。

めいさんの心を、いまここ、に戻して、今を楽しみ、将来をも楽しみに毎日を送れるように、サポートさせていただければと思います。
 

コンプレックスを持つということ

>22歳にして初めて彼氏ができたということもあり、本当は高校で初彼氏ができて制服デートや文化祭を楽しみたかった。

こちらを読んで、「え?私なんてアラサー/アラフォーになっても、まだ彼氏ができたことないんだけど!」と思う方はたくさんいらっしゃるでしょう。

学生時代に彼氏ができなかったことは、一般的にみると、そう珍しいことではないかもしれません。

しかしコンプレックスというのは、個人の価値観によるものなので、なかなか他人にはその辛い気持ちを理解されづらいものでもあります。

例えば学歴コンプレックスというと、希望していた学歴が手に入らなかった、ということを想像しやすいかと思いますが、人によってはあの東京大学に合格したけれど東大卒と言うと皆がおののくので、東大に行ってしまったことがコンプレックスだ、などということも聞いたりします。

ですので、何にコンプレックスを持つかは、その方が人生でどのようなものを手に入れたかったのか、ということと大きく関係していることもあり、とても個人的で繊細なものであると思っています。
 

本当に手に入れたかったもの

めいさんは、学生時代に彼氏ができていればやってみたかったことをたくさん挙げてくださいましたよね。

制服デートや文化祭、プリクラに自転車二人乗り、その他もろもろ。
本当にたくさんやりたかったことがあったのですね。

そして、それらができていたら、どれだけ充実した楽しい学生時代だったことでしょうね。

もしめいさんの学生時代に素敵な彼氏ができていたとして、それらのことを全部やってみることができたとしたら、いまのめいさんは何を手にしていると思いますか?
ちょっと考えてみてほしいのです。

>過去に縛られ、過去を悔やみ、何歳になってもあのときああしてればこうしてればと思う自分が嫌になってしまいます。

と、めいさんは書いてくださいましたが、
「ああしていれば」「こうしていれば」、今のめいさんは、どうなっていると思いますか?

それは、
「学生時代に彼氏ができていれば、今の私は〇〇なはず。(または今の私は〇〇を手に入れているはず。)」
というように言えるかもしれません。

なぜそんなことを聞くのかと言いますと、
過去を悔やむとき、めいさんが、その「〇〇」の部分について、まさに今、手に入れていないのだろう、
ということがポイントになると思われるからです。

もし今が史上最高にハッピーであれば、過去に彼氏がいなくても、また青春時代に素晴らしい思い出がなくても、今のハッピーな気持ちで過去は帳消しになってもおかしくないからです。

帳消しになっていないということは、今がハッピーではない、ということの表れかもしれません。

そして、ハッピーではない理由は、「〇〇」を手に入れていないから、ではないでしょうか。

そうであれば、めいさんが本当に欲しかったものは、青春時代の経験だけではなく、今の「〇〇」なのかもしれません。

そして、その「〇〇」を手に入れる方法は、今からでも考えることができるのかもしれません。

今のめいさんが幸せになるために、過去に素晴らしい青春時代を送るという方法以外にも、別の方法があるかもしれないと考えられるのです。

「〇〇」の部分については、すぐにこれだ!と思い浮かべられる場合と、考えてもよくわからないな、と思う場合があると思います。
もしわからない場合は、わたしたちカウンセラーもお手伝いできますので、一緒にめいさんの幸せのもとを探させてくださいね。

めいさんの今をハッピーにする道を見つけようとすることは、過去を悔やむ青春コンプレックスに目を向けるのではなく、今に目を向けることなのです。

今をハッピーにすることは、これから手を付けても遅くありません。
いまさら、という気持ちを横に置いて、めいさんが「今のめいさん」を幸せにしてあげよう、と思うことが、何よりも大切なのでは、と思います。
 

今までのめいさんが、手に入れてきたもの

>私の中で大学=休みが多くたくさん遊べるというイメージが強く、厳しい専門時代を送ってきた私にはどうしてもうらやましく感じてしまいます。

めいさんは、専門学校に行って、たくさん学んで、忙しい時間を過ごされたようですね。
とても勉強熱心で頑張り屋さんなのかなと想像します。

確かに日本の大学は自由な時間が多くて遊べるというイメージがあるかもしれません。

ハタチ前後のときに、一方はたくさん遊び、一方は勉強ばかり、となると、どうしてもたくさん遊んだほうが得なんじゃないかとか、うらやましいなどと思ってしまいますよね。
それほど時間を自由に使えるのは、学生時代だけだ、という方もいらっしゃいますしね。

とはいえ、ある程度の年代になると、学生時代にもっと勉強しておけばよかった、ということを非常によく耳にします。

つい先日も、今とても精力的に仕事をされている方がそうおっしゃっていたので、私は聞いてみたんです。
「学生時代にもっと勉強していたら、今もっと何かが違っていたの?」

するとその方は、「もちろん!」と、学生時代にもっと勉強をしていたら、今の自分はもっと輝いていたはず、と熱弁をふるってくれました。

何を言いたいかと言うと、私たちは、自分がやってきて手に入れたものを承認するよりも、やらずにいてしまったことで手に入れられなかったものに心の焦点を当てやすいということなのです。

めいさんは、厳しい専門学校で学生時代を過ごしたことで、きっとたくさんの物事を経験し、学び、成長したはずです。
そしてそれは、今のめいさんにとっても、血となり肉となり、素晴らしい大人として社会の中で生きていく糧となっていると思うのです。

そんなふうに、めいさんが今まで手に入れてきたものの価値を、あらためて受け取ってみようと思ってはいただけないでしょうか。

めいさんの学生時代がとても貴重な体験の宝庫だったことを、ぜひ適切に評価/承認していただきたいと私は願っております。
 

楽しい青春時代を手に入れなかった理由

ここまで、めいさんが手に入れたかったものと、手に入れてきたものについて書きましたが、めいさんが望み通りの青春を過ごせなかった理由についても少し触れさせてください。

めいさんは、なぜ思うような青春を送れなかったとお思いですか?

めいさんが書いて下さった「やりたかったこと」を読んでいると、彼氏がいなかったからできなかったことと、彼氏がいなくてもできたはずなのにやらなかったことの両方が書かれていることに気づきます。

これはどういうことかというと、おそらくめいさんは、自由気ままな学生時代を過ごしたのではなく、誰かに気を使ったり、遠慮したり、自分の自由よりも誰かを優先してあげていたりしたのではないかと思うのです。

それはいったい誰のためだったのかはわかりませんが、とても心優しい、人のことを思いやるめいさんだからこそ、誰かを本当に大切にしたかったのだろうなと想像できます。

思うような青春時代ではなかったかもしれませんが、きっとあなたは誰かを助けたり、救ったり、勇気づけたりしたのだと思うのです。

ですからそのような青春時代は、無駄なことは一切なく、とても心温かなあなたの本質を描いたような青春だったのだろうなと思うのです。

それをめいさんにはどうしてもお伝えしたいと思いました。
 

これからのめいさんが、羽ばたけますように

今回いただいたご相談を初めて読ませていただいたとき、少々不謹慎なようですが、私はとてもワクワクしました。

いったい何が私をワクワクさせるのだろうかと思い読み返してみると、めいさんの書いてくださった「やりたかったこと」が、あまりに生き生きと列挙されているので、高校時代や大学時代にそのようなことができたなら、どれだけワクワクした学生時代だったろうかと、私自身を振り返っていたのです。

めいさん、あなたには、物事を想像し、それを生き生きと具体的に表現する豊かな才能があると私は強く思います。

今はその才能を、過去にやりたかったことを空想することに使われていますが、これから先の将来にやりたいことを想像することに使うこともできますよね。

欲しいものがあるときに、より具体的に想像できると、それを手にしやすくなると言われたりします。

これから先の人生の中で、めいさんが手に入れたいものを、具体的に想像してみませんか?

めいさんが書かれた「やってみたかったこと」から察するに、めいさんは可愛いおてんばさん気質を持ちながらも、それを隠して、色々なことを我慢し、真面目に一生懸命頑張ることを選んできたという過去があるのではないでしょうか。

もしそうであれば、我慢とか、自分を隠す、というようなことではなく、本来のおてんばさん的めいさんが、これからワクワクドキドキするようなことを、たくさん想像して欲しいのです。

せっかくの人生ですから、その目を見張るべき才能を埋もれさせずに、人生を輝かせるために使えるといいなと心から思います。

めいさんのこれからの日々が益々充実して、過去を振り返っている余裕すらないほど幸せになりますように、心から応援しています。

参考にしていただけましたら、たいへん嬉しく思います。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

帆南 尚美

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。 「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。